GIVE&TAKE ギバーとテイカーの見分け方
みなさんこんにちは、ハルトです。
今回はアダム・グラント『GIVE&TAKE』について話していこうと思います。
組織で働く人間は3種類に分かれます。
ギバーとテイカーとマッチャー。
ギバーとは、与える人。何をしてあげられるかと考える人。
テイカーとは、奪う人。何をしてもらおうかと考える人。
マッチャ―とは、損得のバランスをとる人。何かしてくれたら何かしてあげる人。
アダム・グラントは様々な職場で働く人々を研究して、興味深い結果を発見します。
①ギバー
それぞれの職場で最低の成績を出しているのはギバーだったのです。
ギバーは頼まれた仕事をすべて引き受け、他人の仕事でも熱心に手伝います。
どんどん仕事が増えていきます。
やがて自分の仕事に手が回らない状態になり、燃え尽きてしまいます。
②テイカー
テイカーはとても嗅覚が鋭く打算的で、奪えそうな人にしか近寄りません。
そして、一度近寄ると、奪えるモノをとことん奪っていくので、善意で与えているギバーにとっては苦しい展開になっていきます。
時間、お金、労力、情報、人脈、成果など何でも奪っていきます。
要領のいいテイカーはほとんどの職場ですぐに成績を出します。
でも、すぐに転落してしまう。
それはマッチャ―の存在があるからです。
マッチャ―は損得のバランスをとる人です。
テイカーはマッチャ―に足元をすくわれます。
③マッチャー
マッチャ―は公正な世界を信じ、「目には目を」がモットーです。
ずる賢いテイカーに出会うと、テイカーを懲らしめてやるとマッチャ―の心が燃え上がります。
こうなると、テイカーの評判はあっという間に落ちます。
大抵の人間はマッチャ―なので、テイカーは大きなツケを払うことになります。
④成功するギバーとそうでないギバー
世の中で最も成功する人は「giver(ギバー)」となりますが、2種類存在します。
どの職場でも成績トップはギバーで、成績が最低なのもギバーです。
同じギバーでもこれほど差が出てしまう。
自分の幸福も考える、win-win型のギバーは成功するケースが多いです。
自己犠牲型のギバーはテイカーに搾取されます。
自分を犠牲にしてまで、テイカーや周りの人間に与えてしまいます。
すべてのものを気前よく与えてしまい、疲弊してしまいます。
ギバーは相手の正体を見抜くことも大事です。
相手がテイカーだと分かれば、さっと距離をとって、自分の身を守る必要があります。
⑤ギバーとテイカーの見分け方
注目すべきは主語の種類です。
『私』という主語が多い人はテイカー、『あなた』という主語が多いのがギバーです。
テイカーは自分に注目と報酬を集めようとします。
他人を評価に値しない人間だと思っています。
ギバーは相手に与え、与えたことで相手が幸せになるのが自分の幸せなのです。
いかがでしたでしょうか?
まずはテイカーから距離を置くことから始め、
成功するギバーになるために、人との接し方を見つめ直すことが大事です!
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