いつだって最悪を考えてる話

とても久しぶりの投稿になりましたが何事もなかったかのように更新です。
最近推し事が忙しくて(はーとはーと)お仕事は常に人手不足です(にっこり)

幼稚園、子ども園、保育園。
入園するにあたりお約束がたくさんあります。
服装にもこまかな制約があるところもありますね。
発熱、咳、鼻水でのお迎え要請や欠席、受診のおすすめ…
機嫌が悪い、給食が食べられない、昼寝をしないから迎えに来てください。
そんなこともあります。

いやなんで!?機嫌悪いから迎えに来いってふざけないでいただけます??働いてるから預けてるんですけと!!?

と、保護者の声が聞こえてきます。

その反対に
些細なことでも連絡をくださってありがとうございます。
申し訳ないが仕事の都合がつかないので○時まではお願いできますでしょうか。
すぐに迎えにあがります、小児科の予約をしました。すぐに受診します。

実際にこのように連絡を下さる保護者もいます。

しかし今日言いたいのはどちらがいいとかありがたいではなく、なぜ施設が上記の状況で連絡をよこすのか。細かな約束や制約があるのか。

それは常に『最悪の事態』を考えているからです。常に考えている『最悪の事態』とはなにか3歳以下をメインに解説したいと思います。
保護者の方にも福祉関係の仕事に就きたい卵ちゃんにもそして現状働いている人にも届けばいいなぁ共感してもらえればいいなぁと思います。

まずはわかりやすく
『フード付きの服の禁止』
これは想像しやすいのではないでしょうか。
フードは首が絞まる。首が絞まると死ぬ。
最悪の事態です。
遊具に引っかかる、誰かに引っ張られる、フードの紐を自分自身で首に巻き付けてしまう。
3歳以下の子たちって垂れているものを引っ張りたくなります。丸くたわんでいるものに興味がそそられます。力加減がわかりません。危ない状況だから手を離すなんてことができない子もいます。
非常に危険ですね。就学前のお子さまたちには不向きです。

でもフード付きのパーカーとかって可愛いデザイン多いですよね。プライベートでおしゃれしてください😊

『ワンピース、スカートの禁止』
特にハイハイの年齢には特に不向きです。スカートが膝に巻き込まれ前につんのめってしまいます。顔面強打、生えてきたばかりの大切な歯が折れる事態も考えられます。スカートでの遊具遊びも裾がどこかに挟まったり絡まったり大怪我に繋がるので推奨できません。
どうしても怪我に目を向けがちですが『最悪の事態』は怪我や死だけではありません。【変質者】の存在です。
写真、撮られますよ。だって子どもって無防備だから。パンツおむつ丸見えでも気にせず遊びますよね。携帯でも十分高画質です。インターネットにばら撒かれます。高額での取引もあるかもしれません。デジタルタトゥーとなり得るのです。私は死と並ぶほどの最悪の事態だと考えています。

『微熱があります』 
迎えに来てもらった途端、子どもの熱て下がるんですよ。共感してくださる方も多いのではないでしょうか。保護者の顔を見ると安心するからだと思います。正直なところ37.4〜37.8℃あたりの発熱って「うわー…連絡どうしよ。下がるかもだしなぁ」て思うんです。それからお茶を飲んでもらったり冷えピタ貼ったり、何度も計り直してからやっぱりそのあたりを右往左往していて仕方なく保護者に連絡を入れる、という経験をされた方も多くいるのではないでしょうか。

そのくらいの微熱なら預かってくれよ。 
家帰ったら下がったんですけど。
ほんっっとすみません!!耳が痛い。笑
なのになぜ連絡するのか、最悪の事態とは。

子どもの熱って大人とは違い急激に上がるんです。そしてそれを伝える術を持っていない。
発熱してるけどごはんはきっちり食べられる子もいます。顔色ひとつ変えず遊んでいる子もいます。

急に気を失ったら
痙攣が起こったら
倒れたら
倒れたその先が硬かったら?尖っていたら?どこかから転落したら?
あっという間に命を奪う熱もありえます。最期の瞬間に保護者の方がいなかったら。
想像するだけでゾッとします。

もっと早く連絡してくれたらよかったのに!!!と言われるでしょうね。取り返しがつかなくなるんです。だから私たちは『早めに』連絡をするのです。取り返しがつかなくなる前に。もっと早くと言われる前に。  
万が一警察が入るようなことが起こっても『私どもは○時○分に発熱のため保護者へお迎え要請の連絡をしています』記録があるので正直に伝えることができます。

私たちも人間です。守るべき家族があります。帰るべき場所があります。自分の身もまもらなくてはいけません。最悪の事態を避けるために。

たいていはこんなこと起こらないんですけどね。最悪の事態は心に持っておくとしっかり働けます。


『機嫌が悪くお昼寝をしません』
いやいやいや、なんとかしてくれや。
という働く保護者様からの声が聞こえて来ます
機嫌悪いから迎えにこいってマジでやめてほしいですよね。
さて。なにが起こり得るのか。
【いつもと様子が違う】ってやっぱ怖いんですよ。いつも通っている施設でいつもと同じことができないというのはなんらかのサインだと思っています。

これは実際にあった話です。
毎日ぐっすりお昼寝できていた子がこの日ばかりはできなかった。食欲もありよく遊んでいたのに。
あまりにグズグズするのでだっこしたり気分転換に散歩をしたえどまるでだめ。
『最悪の事態』は翌日に起こりました。
40℃の熱が出て欠席。
その後痙攣が起こりしばらく入院していました。
予兆だったのかもしれません この時も連絡してよかったと心底思いました。

もしもこんなこと言われたんだけど!最悪の事態って何?疑問に思うことがあったら教えてください。それは確かに何!?だわねぇ、と思うことも、なるほどそういうことも禁止なのか…と納得することもいろいろしりたいです。

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