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個展「煌めく水とプリンセスの思い出展」会期を経て思ったこと。


こんにちは。
イラストレーターはる谷。です。

10/22(金)〜10/25(月)開催の
個展「煌めく水とプリンセスの思い出展」
無事会期が終了しました。


今回、初めての有料記事を作成し、
個展に来れなかった方も展示会を楽しめるようなに「個展レポート記事」を販売しています。

この記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ有料記事も読んでみてくださると嬉しいです。

さて。今回の記事では何を語るかというと…

個展をやるにあたっての気持ちも記事にしていたので、今度はやったあとの気持ちを記事にしていこうと思います。


今回の個展での初めての試みシリーズはこちら。

①フリーランスになってからは初個展
②原画をメインにした展示会
③初の4日間開催(今までは2日間のみ)
④きちんとした売り上げ目標を立てた


個展の開催は現在5回目くらいですが、
毎回個展が終わったら、改善点など、より楽しんでもらえる方法についてをノートにまとめたりして、思いついた時に案を増やしたりしています。

バラバラといろんなところに書きがちでしたが、
今年買った無印のノートがお気に入りで、やっと同じノートにまとめる癖がついてきました笑

発見したことを書く「発見ノート」


今回の初の試みの項目ごとに、
書ける範囲でここにも振り返りを書いていこうかなと思います。

①フリーランスになってからは初個展


正直お金面だったり、プレッシャーだったり、
開催を決めてよかっただろうか…と準備期間はかなり不安が大きかったです。

今年個展を開催するかどうかは年初めには決めてなかったのですが、
友人の生誕イベントが盛り上がってたのを見て、私も私の絵のために集まってるの見て幸せになりてぇ〜…と思って開催を決めました笑

結果として、盛り上がり面でみてもやってよかったですし、自分のこれからを考えるとてもいい時間になりました。

今後の生き方、仕事の仕方、色々重い内容もあるので、これだけ来てくれたから私は天才だ!なんて手放しに喜べる状態でもないですが、
少なくとも来てくれた皆さんが共通して展示を楽しんでくれていたことは本当に大きな自信につながりました。

②原画をメインにした展示会


コロナ禍でもわざわざ行きたいと思える理由。
それは「その場所でしか見えないものを見えるから」。

原画には実物にしかないパワーもありますし、
原画を中心にした展示会をやった意味はあったといっていいと思ってます。

ただ、実際やってみて思ったのですが、デジタルの画風の良さも見てもらう価値はあるし、水彩のみの展示、とまで絞らなくていいかも。とも思いました。

うーん…でも、結局この2点が大きい。

★水彩画めっちゃ上達したこと
★水彩画ばっかやってた反動でデジタル画の時間をかけかけた大作もやりたくなったこと

とりあえず制作のモチベーションにつながる部分ができたのでオッケーかなと思います笑

③初の4日間開催

今回は初の4日間開催でした。
今までの個展は土日のみの2日間開催だったため、混み合いやすくわちゃわちゃしがちだったのですが…

今回平日・土日と両方を入れた4日間にしたことにより、平日のほうが来やすい方にも優しく、人の流れもほどよく、とてもいいかんじで4日間を過ごせました◎

ただ、はる谷。に体力があまりないため、4日間在廊は割と体力勝負だったため死にかけました笑

でも現場に居続けられてよかったなと思う点の方が多いので、今回会期を伸ばしつつ全日在廊したのは正解だと思ってます。

絵を見たいし会いたいと思ってくださってる方の多さに感動してます。
次の開催までにできるだけ体力つけておきます。
また仲良くしてやってください笑

④きちんとした売り上げ目標を立てた

これは自分の中での大きな変化なのですが、今までは会社で働きながら個展を開催していたので資金面の不安が今より少なかったですし、売り上げ目標を特に立てずやりたいことをしていました。

ですが、フリーランスになってまで何も考えずやるのは良くないな、と。
予算の調整を繰り返して、コストのバランスを見ながら準備をしました。

結果として売り上げ目標は達成し、個展をしたことがプラスに動いてとても安心…。

個展を開催するに当たってお金がかかるポイントはこんなかんじです。
個展を検討している方など、よかったら参考にしてみてください。

①場所代
②作品の制作費用
→アナログの場合…紙代・画材代・額装代
→デジタルの場合…印刷代・額装代orパネル代
③広報関係制作費用(DM制作など)
④グッズ制作費用
⑤送料・交通費

もちろん主役である作品やグッズでケチることはよくないので、他も削れるところは削っていきますが、グッズも元出がかかりすぎないよう工夫が必要です。

①かかったお金の詳細と総額を出しておくこと
②それを元に売り上げ目標を立てること

今回はこの2つを割とこまめに出して確認していきながら、個展準備を進めていきました。

個展を商売と考えるとしたら当たり前のことをのようですが、いままでは自分を売るためにやるのならお金はマイナスになってもいいや!と思っていたので…

今回やっとこういうところにも今まで以上に真剣に向き合ってみました。


実際、達成したことで今後の自信にもつながったし、プラスであるということがまたやりたいという気持ちを強めてくれました。

これが一番今回やって意味のあったことのように思えます。

★まとめ★

描かせていただいた似顔絵達

今回の個展では、漠然と「やるぞ!」でスタートではなく、

お客様が来やすい環境であったり、
次に繋げるための資金面の管理だったり、

そういう絵の技術とは違う「企画」としての部分の大切さを学びました。

もともとそういった部分にもある程度目を向けて個展をしていたつもりですが、
会社で働きながらで長期間開催が難しかったり、ただ制作するだけでも時間を作るので必死でそこまで余裕がなかったりと、
両立の難しさの壁はどうしても乗り越えられませんでした。

今はフリーランスになり、金銭面的にはより厳しい部分も出てきたものの、融通が効きやすくなった部分ももちろん大きいです。
初めての試みの部分もうまく形になってよかったです。

「次」を作るということの大変さ。


個展というのは、ほかのイベントと比にならないぐらい特別に時間をかけています。

自分の作品だけで空間を埋め尽くすということだけでも結構大変ですが、その先の先を目指そうと細かいところまでこだわっている自分はだいたい準備期間は死にかけです。笑

めちゃめちゃ時間をかけて準備しているし、
決めたらもう進むしかないけど時間も進んでいく恐怖感とも戦い続けてます。

勝手に卒業制作を何個分かしてるようなもんです。まじで大変です。


準備に重みがあるからこそ、
「来てくれる」という部分にも重みがあります。
短い会期の中来てくれた方には本当に感謝しています。


ですが、どこかの記事でも書いたように、
来れない人が罪なわけではないのです。

来れない人も楽しんでもらえる形を作ろうと、
レポート記事を作ってみたり、通販に新作を早く反映したりと、できることはしています。

もしかしたら、「行きたかった。」も、全部うわべだけの言葉かもしれない。

言ってるだけで、近所でやってても、その日が暇でも、来ないかもしれない。


でも、そんなのどうでもいいんです。

私は、遠方でも楽しめる形を作家自ら作ることが大事だと思っています。

その形を作って喜んでくれる人が1人でもいたら、やってよかった、になるのです。

その1人が次は2人になって、次は3人になって。
そういう積み重ねで今、私のことを応援してくれている人が増えてきている。

だからこれからも、その貴重な1人を増やしていけるよう、私ができる「形を広げること」はやっていきたいと思っています。


改めて個展4日間ありがとうございました。
そして記事をここまで読んでくださった方々ありがとうございました!

気になったら有料記事もぜひ。

【関連リンク】
★ 個展「煌めく水とプリンセスの思い出展」
レポート記事

★個展関連商品あり
「通販サイトHarutani
⭐︎Miimu」


これからも頑張ります!

それではまた次の記事で。

イラストレーター・はる谷。
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