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ラインを超えて〜羊男たち、羊大国へ〜

羽田からシドニー、そしてタスマニアへ。
世界をぐんぐん南下する。
赤道なんて空の上からじゃ確認できなかったけど、
なぜかラインを超えた感覚があった。

どんなライン?

今回のタスマニア視察を決めた時、
「人生を変える旅になる」
という確信があった。

吉と出るか、凶と出るかはわからない。
でも、確かにラインは超えてった。

そんなタスマニア羊物語。
はじまり、はじまり。


2023年5月22日 8:40 羽田空港からシドニーへ。


メンバーは、
SHEEP FREAKSのお料理担当 福田 浩二シェフ
同じくSHEEP FREAKSプロデューサー 梅田 武志
羊SUNRISEより 石川 達也。
そして、僕の4人。
※以下 SHEEP FREAKS=SF


目的は、タスマニアの羊と羊飼いに会いに行くこと。

昨年ぐらいから羊SUNRISEやSFには全国各地の自治体や企業から
「羊を育てたい」
というリクエストが届くようになった。

元々、羊を羊肉としてではなく、生き物として考えていた僕らの中には、
「羊が地方を救うんじゃないか?」って想いが漠然とあった。

だからこそ、たくさんのリクエストが届く中で全国各地へ出向き、どうすればゼロからの土地で羊を育てられるか、持続的で人も羊も無理がない環境で育てるにはどうすれば良いかを話し合ってきた。

日本にいる羊は約2万頭。

オーストラリアには7000万頭の羊がいて、
羊を飼養する農家は6万世帯。
大型の家族経営で1万頭以上を飼養する羊飼いもいるという。

日本とオーストラリアの違い。
ネットやChat GPTでは教えてくれない羊のこと。
それを知るには、オーストラリアに行くしかなかった。

そして、4月から取り扱いを始めたタスマニア産ラム
(Lamb of Tasmania)が、今までのオージーラムの概念を覆すほど美味しかったことも、一気に僕らの心をタスマニアに向かわせた理由のひとつでもあった。

4月から羊SUNRISE全店舗オンメニューしたLamb of Tasmania。
その味わいは、一般的なオージーラムの3歩くらい先を行く。


5月22日 19:15 シドニー国際空港着。


翌日は朝便でタスマニアへ乗り継ぎの為、宿泊は空港前のホテル。

機内でたっぷりと睡眠をとっていた僕らは、
空腹と寝酒への欲望を満たすためNewtownへ。

ホテルが呼んだタクシーにぼったくられたのはご愛嬌。

昨年のラムバサダーツアーでNewtownに訪れてから、お気に入りスポットのひとつである。

Newtownなのに古い街並み。
シドニー中心地とは違った生活臭が漂い、
オージーだけでなくアジア人も多く、
異文化が融合するオーストラリアを体感するには
最高の場所だ。

夕食難民。

到着した21時にはほとんどのお店が閉まっていて、人通りも少ない。
オーストラリアの最低時給は21.38豪ドル。
そして、深夜残業や休日出勤には約1.5倍の手当がつくので、特に中心地から離れた街の飲食店は早々に店仕舞いする。

ほぼ唯一開いていたタイ料理屋へ飛び込んだが、
ここは大当たり。

男4人でパッタイやカオパットにがっつき30分もかからず完食。

閉店15分前に飛び込んだタイ料理屋。
期待以上というか、期待してなかったぶん美味しさは倍増。
SHEEP FREAKSの基本行動は楽しむこと。
街並みにグラフィティが馴染む。これもオーストラリアの文化。


さぁ、腹は満たされたし寝酒もかっくらった。
最高の状態でタスマニアへ行こう。


おじさん4人でダブル1、シングルベッド2つ。
SHEEP FREAKSはラインを超えていく。




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