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北海道≒タスマニア
自然美、広大な大地、面積、緯度、歴史、羊、田中邦衛et cetera。
北海道とタスマニアはどことなく似ている。
タスマニアに行くちょうど1週間前、
羊SUNRISEの社員研修で北海道に行っていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1686812756103-dkej0Cpd6L.jpg?width=800)
日本の毛刈りチャンピオンを決める大会で、
国内では唯一羊飼いたちが一堂に会す
貴重な場。
![](https://assets.st-note.com/img/1686813085533-i5wOqtOHeo.jpg?width=800)
羊SUNRISEをまた前進させる
帯広空港からレンタカーで足寄、トマム、新得、帯広、清水と羊と羊飼いに会いに行く道すがら、
どこまでも続く一本道と、
その両脇を彩る牧草地や畑。
都会には存在しない香りと、
時間の流れ。
そんな光景を見ていたら、
「タスマニアも、もしかしたらこんな
風景なのかな」
想いがふとよぎった。
そして、
時間を戻してオーストラリア到着2日目。
シドニーからタスマニア北部の
ロンセストン空港へ。
飛行機が着陸体勢に入ってから、
一目で北海道とタスマニアの違いを
見せつけられる。
窓越しに見えるのは、広大な放牧地。
小さく、小さく見えていた白い粒々は、
全部羊だった。
目測でも1000頭どころじゃない。
高度が低くなればなるだけ、
しっかりと確認できる羊の数。
シドニーでもメルボルンでも、
はたまた北海道でも、
上空からこれだけの羊を見たことは無い。
![](https://assets.st-note.com/img/1686813742526-XZOeJ68HJe.jpg?width=800)
写真では見えづらいが、
肉眼だと羊が無数に確認できる。
着陸前から度肝を抜かされたのに、
もっと衝撃だったのは空港内に掲げられている
お出迎えの看板。
![](https://assets.st-note.com/img/1686812428698-dH6NugX1b9.jpg?width=800)
ガッツリタトゥーが入ったパンクスが
水風呂に浸かってます。(水風呂じゃないかも)
似て非なる北海道とタスマニア。
到着後は、レンタカーを借りてホテルへ。
Kojiが機内にiPadを忘れたのはご愛嬌。
このiPadは後日、羊飼いが救ってくれます。
空港からホテルへは約30分。
しかし、この30分でオーストラリアの、
いやタスマニアの羊大国と言われる所以を
まざまざと見せつけれます。
道路脇には、羊、羊、羊、羊、羊・・・・・・・。
30分でおそらく1万頭ぐらい羊見たんじゃないかってほどの、羊ばっかり。
![](https://assets.st-note.com/img/1686814255834-jPHM33UupP.jpg?width=800)
この時はまだ知らなかった。
羊に圧倒されながらホテルに到着。
おじさん4人ということもあり、
アパートメントが僕らの拠点。
シドニーのホテルではまさかの3ベッドで
僕と石川が添い寝する羽目にあったが、
今回はしっかり確認してベッド5台確保。
![](https://assets.st-note.com/img/1686815070457-j3onRshhkZ.jpg?width=800)
チェックインしたら、まさかのダブルベッド3つ。
どうなってんのオーストラリア?笑
配置は後々考えよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1686814660414-8P93e7dHBV.jpg?width=800)
ベッドが足りない以外は100点満点。
タスマニア初日、ひとまず観光と羊肉の市場調査へ。
ロンセストン(Launceston)はタスマニア州都ホバートに続く、タスマニア第2の街。
それでも人口が8.7万人くらいなので、
僕の地元茨城県土浦市よりも少し小さな街。
建物も古い建物が多く、街の中心地は地方の商店街のような雰囲気。
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ここは婦人服専門店。
![](https://assets.st-note.com/img/1687312924084-9psU6JVaxF.jpg?width=800)
ここのFish&Chipsが街の名物
![](https://assets.st-note.com/img/1686815947054-s6sRBcHkg3.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1686815894122-TSwzipWm79.jpg?width=800)
(日本円で約1,825円/kg)
![](https://assets.st-note.com/img/1686816598546-OWQVtiTGH8.jpg?width=800)
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![](https://assets.st-note.com/img/1686816531510-U7a0W7T83Y.jpg?width=800)
スーパーや精肉屋をまわって感じたことは、
羊肉の品揃えが豊富なことに驚くことだけではなく、羊肉の価値観。
現地のスーパーなどで購入できる羊肉の価格は、
日本のそれと大きな差は無い。
それでも、日本では羊肉は「安い」という価値観が浸透している。
日本で流通する羊肉の99%以上は輸入羊肉なのに。
羊に限らず、日本は多くの食材を輸入に頼っているのが現実。
このこと自体に様々な論議はあるものの、
頭の片隅に置いておかなくてはならないのが、
現地の価値観だと思う。
安く仕入れるのも、技術のうち。
かもしれないが、その精神にも限界があり、
且つ、その精神を現地にぶつけても、
いずれ相手にされなくなる。
だからこそ、
適正な価値観で羊肉を普及させることが
必要なんだと、スーパーの羊肉を目の前にして
強く思った。
今、羊肉の需要は世界中で高まっている。
そして、全世界中がオーストラリアからの
羊肉輸入に頼っている。
中国と米国は競うようにオーストラリアから羊肉を輸入し、羊肉文化の希薄だった韓国では、この10年で輸入量を5倍以上増やし、「羊肉ブーム再来」と言われる日本よりも羊肉を輸入する国になった。
![](https://assets.st-note.com/img/1687310052923-VwHxsz7iJx.png?width=800)
オーストラリアから世界中への羊肉輸出統計
羊肉の価値観を、ぶっこわーす!!!
とまでは言わないけど、
世界中で羊肉の需要が価値が高まっている中、
今までの羊肉に対する日本人の価値観を
根本的に変えて行かないと、
日本の羊業界に先は無い。
さっそく羊大国の現状をまざまざと
見せつけられたけど、
俄然やる気になったタスマニア初日。
次回は、遂に4月から輸入が始まり
ジンギスカン屋だけでなく、
多くのシェフを虜にしている
タスマニア産ラム LAMB OF TASMANIA
の内部に潜入します!
See you next SHEEP!!!
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