救いがない

10年近く鬱と付き合い続けているけど、本当にもう耐えられない、と思う瞬間がある。

寛解に苦労し続けると、病状はこじれる。
認知の歪みを元の形に戻そうとこねくり回すことで、余計に取り返しのつかない絡まり方をする。
それをまたほどこうと頑張っても、だんだん体力が追いつかなくなっていく。
それなのに、希死念慮は毎日容赦無く追いかけてくる。
立ち止まることをやめてしまっては、いつか飲み込まれてしまう。
諦めず頑張り続けていたいけど、
もう本当にそれがどうしようもなく疲れてしまう時期がある。

26歳でほぼ初めて社会復帰を果たしているけれど、
自分のモットーとか理想を、全部粉々にされるような気分になっている。
人間と人間は共存できない。
守りたいものは自分だけで守らなければならない。

思い描いていた自分が少し身の丈に合っていなかっただけなのかもしれないけど。

毎日自分がわからなくなって1日を終えて、これを同世代の若者たちが同じ年数だけ歩んでいるという事実が、本当に信じられない。
みんな同じだけの苦しさを背負ってもなお、幸せを願ったり、社会で奮闘したりしてるのだろうか。
それとも、そんな「若者」なんて存在しなくて、みんな社会が生み出した理想なのだろうか。
そして私が刷り込まれてきた理想なのだろうか。

なりたくなかったような大人にしかなれないのだろうか。

26歳ってこんな年齢なんだろうな。
みんなこうやって悩んで、でもそれをいつか忘れて老いていくのか。
それとも忘れたふりをしているだけの、みんなもとは若者なのか。

生きるって、こういうことだったのか。と絶望し続けている。
社会に出て、仕事をして、頑張る自分を目標に頑張って治療もしたけど、このままだと、自分がわからなくなりそうで、これが生きていくって決心した人生なのか。
生きていくって本当に何がいいのかわからない。

これが私だっただろうか。
生きてきて、今まで絶望しかしていないのに。
ここからなんの希望を持てばいいのか。
わからない時がある。生きるってこんなことだったのか。
これが生きるということ。

死ぬことに人間が誘惑され続けるのは、きっとそこに悪魔が存在しているからだと思う。悪魔には許されなければならない。だから私は悪魔崇拝なのかもしれん(急にメタルの話始めんな)。
悪魔に許しを請うのが人間か。天使は監視しか行わないというし。

季節性鬱という言葉がぴったりな文章だ。
きっと未来の私はこんな気持ち鼻で笑うようなゴミカスなんだろう。
自分が本当に憎い。
自分を苦しめているのは、いつだって自分でしかなかった。
みんな私を救おうとしていくれているのに。


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