PCデスクを充電ステーションにするメリットと方法 / 最大9台を同時充電できる充電ステーションデスク紹介
ガジェット好きなら、スマホやタブレット、ノートPCやワイヤレスイヤホンなど、たくさんのガジェットを持っていると思います。しかし、それらのガジェットはバッテリーを内蔵しているので充電が必要です。部屋のあちこちで色んなガジェットを充電するのではなく、それらを一箇所にまとめて充電できるようにする方法があります。それが充電ステーションです。
PCデスクを充電ステーションとして活用することで、部屋がスッキリしたり、PCでの作業中にガジェットを使いやすくしたり、配線を目立たなくさせたりすることができます。この記事では、PCデスクを充電ステーションとして活用するメリットやその方法、僕の充電ステーションデスクの構成について紹介します。
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動画版もあります。
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充電ステーションとは
まずは基本的なことから説明します。充電ステーションとは、複数のガジェットを同時に充電できる場所や収納のことです。部屋のあちこちで色んなガジェットを充電するのではなく、それらを一箇所にまとめて充電できるようにしようというコンセプトですね。
充電ステーションのメリット
次に、充電ステーションを作ることで得られるメリットについて説明します。
複数のガジェットを同時に充電できる
充電ステーションの最大のメリットは、複数のガジェットを同時に充電できることです。外出まであまり時間がないときや旅行前など、持って行くガジェットをまとめて充電できるので便利です。
ガジェットの充電がスムーズに始められる
充電ステーションのもうひとつのメリットは、ガジェットの充電がスムーズに始められることです。充電する場所が固定されるので、USB充電器やケーブルを探す必要がありません。また、USB-CとLightningの両方のケーブルを用意しておけば、ガジェットによってケーブルを変えたりする手間もありません。充電したいときにストレスなくスムーズに充電を開始できます。
配線を整えやすい
充電ステーションのさらにもうひとつのメリットは、配線を整えやすいことです。充電ステーションは場所が決まっているので、配線をがっちり整理して作り込めます。最初になるべくケーブルが見えないように配線を構築してしまえば、充電のしやすさもありつつケーブルが整った状態をキープできます。
PCデスクを充電ステーションとして活用するメリット
ここまでは充電ステーションに共通するメリットについて説明しましたが、ここからはPCデスクを充電ステーションとして活用するメリットについて説明します。
部屋がスッキリする
PCデスクを充電ステーションとして活用するメリットのひとつは、部屋がスッキリすることです。すでにあるPCデスクを活用するので、充電ステーションのために部屋のスペースを使わずに済みます。また、PCデスクでなるべくUSB充電器やケーブルの存在感を感じないように隠すこともできて、部屋の見た目もスッキリします。
PCでの作業中にガジェットを使いやすい
PCデスクを充電ステーションとして活用するメリットのもうひとつは、PCでの作業中にガジェットを使いやすいことです。PCで作業しながらiPadに参考資料を表示させたいと思ったときや、PC周りのガジェット(マウスやキーボードなど)の充電がなくなったとき、その場ですぐに手が届くし充電しながら使うこともできます。席を離れることなくこれができるのは実際かなり便利です。
ケーブルを目立たなくさせやすい
PCデスクを充電ステーションとして活用するメリットのさらにもうひとつは、ケーブルを目立たなくさせやすいことです。PCデスクの天板や脚をうまく利用すれば、かなりケーブルを目立たなくさせることができます。僕のデスクもぱっと見はそれほど充電器やケーブルがたくさんあるなとは感じないと思います。その工夫については、次のパートで詳しく記述します。
Harushikaの充電ステーションを紹介
僕が実際に使っている充電ステーションデスクについて紹介します。このデスクでは最大9台のデバイスを同時に充電できます。どこにそれだけのUSB充電器やケーブルがあるんだと思われるかもしれませんが、USB充電器やケーブルを見えにくい場所に設置したり、目立たないように工夫したりしています。具体的な方法を見ていきましょう。
↓ 僕の使っているデスク
電源タップとUSB充電器
まず、デスクの右側にある壁のコンセントに電源タップを繋いでいます。
電源タップはマグネットでデスクの骨組みの溝にくっつけています。デスクの骨組みや足がスチール製の場合は、マグネットを活用すると便利です。
この電源タップは抜け止め式という、プラグを刺したあと捻って抜けないようにする仕組みのため、下からコンセントを挿しても重さで抜けたりしないので安全です。
電源タップには4つのUSB充電器を繋げています。左側から順に紹介します。
一番左のUSB-AポートがふたつあるAnker製の充電器は、天板の裏にあるスイッチボットのスマートリモコンとモニターの裏にあるライトに常時給電しています。
左からふたつ目もAnker製の充電器で、USB-Cケーブルでデスク上にあるAnker製のワイヤレス充電器(Magnetic Wireless Charger)につながっています。このワイヤレス充電器はiPhoneやAirPods Pro2を充電するために使っています。
左からみっつ目はCIO製の充電器(NovaPort DUO)です。USB-Cポートがふたつあり、最大65W(Wとはワットという単位で、出力する電力を表します。W数が大きいほど早く充電できます)の出力に対応しています。この充電器から伸びているUSB-C to CケーブルとUSB-C to Lightningケーブルは、マグネット式のケーブルホルダーを使ってデスク右奥の脚にくっつけています。
一番右にあるのはAnker製の充電器(PowerPort Atom PD 2)です。最大60Wの出力に対応しています。この充電器から伸びているUSB-Cケーブル2本も、マグネット式のケーブルホルダーを使ってデスク右手前の脚にくっつけています。
モニターのUSBポートの活用
続いて、DELL製のモニターを紹介します。
このモニターは単に映像を映せるだけでなく、充電用のUSBポートを3つ搭載しています。日常的に使っているUSBポートはひとつだけで、モニターの裏にあるUSB-CポートとMacBook Proを接続しています。
このモニターはUSB-Cケーブル1本で充電と同時に映像入力とデータ転送を行うことができます。このUSB-Cポートは最大90Wの出力に対応しているので、MacBook Proも最大速度で充電することができます。
残りのふたつの充電用USBポートは、モニターの左下にUSB-CポートとUSB-Aポートがひとつずつあります。常にケーブルを繋いでおくと邪魔なので、あまり使う機会はないですが必要なときだけケーブルを差して使っています。
同時充電できる台数
以上のように、この充電ステーションデスクでは、ワイヤレス充電パッドが2個、常設の充電用ケーブルがUSB-C4本とLightning1本の計5本、さらに必要に応じてプラス2本増やせるので、最大9台のガジェットを同時に充電することができます。
具体的に言うと、たとえば以下のようなガジェットを同時に充電できます。
MacBook Pro
iPhone 13 mini
iPhone XS
AirPods Pro 2
iPad mini 6
マウス
キーボード
ワイヤレスマイク
カメラのバッテリー
実際に同時に充電する機会はほとんどなく、旅行から帰ってきたときくらいですが、ひとつ充電が終わったら次のガジェットにケーブルを差し替える作業をしなくていいのは楽ですね。ガジェットの定位置もほとんどがこのデスク周りなので、充電が終わったらすぐに片付けられます。
充電ステーションとして活用するために必要なモノ
PCデスクを充電ステーションとして活用するために必要なモノは以下の通りです。
デスク
電源タップ
USB充電器
ケーブル
結束バンドやテープ
ケーブルホルダー
自分のデスクに合った配線アイテム
USB充電器やケーブルの数は、持っている充電式ガジェットの数と同時に何台充電するかを考えて決めるといいでしょう。もしくはとりあえず少なめでスタートしてみて、必要に応じて増やしてみるのもいいと思います。
充電用の機器を揃える際の注意点
充電用の機器を揃える際には、USB充電器やUSBケーブルの対応W数に気をつけましょう。W数が小さい充電器やケーブルだと充電に時間がかかってしまうので、充電するガジェットの対応W数にもよりますが、目安としては、1ポートなら30Wくらい、2ポートなら60Wくらい、ノートPCの充電もするなら90Wくらい出力できるのを買っといたほうが、後悔は少ないかなと思います。
あと、ケーブルの規格にも気をつけましょう。USB-C、USB-A、micro-USB、Lightningなど端子の種類がいくつもあるので、自分の持っているガジェットやUSB充電器にちゃんと挿さるか事前に確認しておきましょう。
↓ 僕の使っているケーブル
配線を整える方法
ここからはプラスアルファですが、配線を整える方法について紹介します。ケーブルがだらしない状態が許せない僕のような人は、どうやったら使い勝手の良さを残しつつ配線を隠せるか、というのを考えて作り込むと気持ちよく日々を過ごすことができます。配線の仕方によってケーブルの長さも変わってくるので最初に考えた方がいいでしょう。僕の場合はデスクの天板の裏に充電器や配線を隠しています。
天板裏のUSB充電器から伸びるケーブルの余分な長さについては、天板を支える部分の骨組みがL字になっているのを利用して天板の裏に突っ張り棒をいくつか固定し、その上に載せることで下に垂れ下がらないようにしています。
あとはケーブルホルダーに両面テープでマグネットをくっつけた自作マグネット式ケーブルホルダーを使ってデスクの脚に沿って配線することでケーブルが目立たないようにしています。
また、ケーブルの先はAnkerのMagnetic Cable Holderと小さいマグネットを使ってデスクの脚にくっつけています。
板状のガジェットを立てかけるスタンド
プラスアルファとしてもうひとつ、板状のガジェットを立てかけるスタンドがあると便利です。iPadやキーボードなど板状のガジェットはデスクの上におくと場所を撮るので、スタンドに立てかけて充電するとデスクの上が広く使えます。
僕が使っているのは無印良品のアクリルスタンドです。透明なのでサイズの割には存在感がなくデスクの上がスッキリ見えるかなと思います。
今回は、PCデスクを充電ステーションとして活用する方法についてご紹介しました。この方法を使えば、充電作業がスムーズになり部屋もスッキリして作業環境も快適になります。USB充電器や充電ケーブルのスペックに注意しつつ、自分の理想の充電環境を作ってみませんか?
ガジェットのことや暮らしに関することなど、今後もnoteやYouTubeで発信していきますので、フォローといいねよろしくお願いします。最後までお読みいただきありがとうございました。Harushikaでした。
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