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伝えることが上手くなりたい…‼︎

※書評サイトシミルボンより 転載

なんとなく最近周りの人と馬が合わない気がする……。
注意の仕方が悪かったかな、言い方キツかったかなと悩んだり。
そんな中、ふと本棚で目に留まったのが「伝え方が9割」。
5年前に読んだ本。

私は自分の気持ちや考えを伝えるのがとにかく下手。
言葉足らずで誤解を招くころもしばしば。
周りの人が補足説明をしてくれて、やっと伝わるということが度々あります。
さらに目上の方と話をするときは緊張してしまうので、文脈はめちゃくちゃ、思いついたことから喋ってしまうので、もう伝え方は0割です。

巷では電話恐怖症という言葉が話題になっているのを聴きますが、仕事で電話をかける時は、相手にお願いすること聞くことを箇条書きにしてメモしておかないと、とても不安になります。
社外にかける時は台本のような文章まで作って電話することもあります。
その度に時間がかかって、時間の無駄!自分ポンコツ!と自己嫌悪になります。
社会人にもなって(ちなみにもうすぐ30歳…)、こんなにコミュニケーションで悩むのか…と落ち込みます。

この本の中にこんな言葉があります。

伝え方は人生の重要なシーンで成否をわけることなのに、誰も鍛えていない

私は人生の節目節目で失敗しているのです。
高校の推薦入試の面接。
大学は推薦、一般入試、志望校不合格。
就職は卒業までに就職決まらず。
転職も落ちるばっかり。

おそらく今の私が分析するに、うまくいかなかったのは「伝えること」が重要視される面接です。

面接での私の「伝える能力の低さ」が結果を決めていたと思います。
就職・転職活動ではいつも履歴書やエントリーシートは通るのです。
1次試験も「伝えたいこと」を事前にまとめて、「覚えて面接に挑む」ので通ります。
2次試験もかろうじて通るのですが、最終面接でいつも落ちます。
臨機応変に答えられないうえに、伝えたいことを「覚えている」ので、自分の思いや考えがまるで伝わらなかったのが原因だと思います。
そして、1番致命的なのは当時は自分の伝える能力の低さに気づいていなかったことです。

そんな伝え方0割の過去の私に教えたいこと。
それは、この本のポイント
「伝え方にはシンプルな技術がある」
ということ。

1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いを作る

例えば、気になっている人に

「デートしてほしい!」

と自分の頭の中の言葉をそのままストレートに言うのではなく、相手が好きなものを考えて、

「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?」

というように、相手のメリットと合致させて伝えたほうがYESの確率はあがるということ。
確かに、誘われた方も後者のほうが行きやすい。(食べ物に弱い私はなおさらだ。)

私はというと、いつも人と話す時は自分の頭の中をそのまま口にしていしまいます。
メールやLINEなどある程度時間がある時は、文脈を考えしっくりくる言葉を探します。

しかし、咄嗟に返答な必要な会議は特に苦手です。
自分が上手く伝えることができないことを自覚しているため、恥ずかしさから会議で発言もしづらく、考えや思っていることがあっても言い出せず…ということがあります。
その反面、突然話を振られた時には、緊張でおどおどしてしまい、考えが上手くまとめられずダラダラしゃべってしまい、内容が全く伝わらない…とまた自己嫌悪です。

何が原因で伝えることがこんなに苦手なんだろう。

最近、私は自分の考える力が弱ってると感じます。
大学の頃からスマートフォンが出始めて、疑問に思ったことは自分の頭で考える前に、検索してしまう癖がついてしまいました。
Yahoo!ニュースを見ていても、自分で解釈する前に「人はどう考えているんだろう」とコメント欄が気になります。
この考えない癖がついてしまったことが、私の「伝えることが苦手」に拍車をかけている気がします。

5年ぶりに再読をした「伝え方が9割」。
この本を買った当時も悩んでいたから買ったはずなのに、読み返すと全然頭に残っていない。
それは私が「読んだだけ」だったからです。
そう、これから私に必要なのは練習、実戦です!

びっくりしたことが、この本の著者の佐々木圭一さんもコミュニケーションが苦手だったこと。
社会人になって、こんなにコミュニケーションで悩むのは自分だけじゃないんだと思いました。
出来なかった人が出来たんだから自分もできるかもしれない!と少し前向きになれました。

たくさん練習して、ちゃんと思いや考えをきちんと伝えられる人になりたい!

この「伝えることが上手くなりたい!」という気持ちもnoteを始めるきっかけに。
どうぞお付き合いください。

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