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話すテーマはなんでもいい。本当に気になることなら。


こんにちは。

コーチングのテーマの話です。


コーチングを学び始めてしばらくすると、
セッション練習を始めます。


これは、受講生が
コーチ役とクライアント役を
交互に行って、


実際にセッションをしてみる
というものです。


実は、私は、最初これが憂鬱でした。


コーチ役はいいんです。
そのための学びだから。


しかし、クライアント役が。
何をテーマにしたら良いか。


何を相談したら良いか、
わからない。


当時の自分の思い込みに、


コーチングでは
自己啓発的なことしか
相談したらいけない、


というのがありました。


というのも、
コーチングは
カウンセリングとは違う、


また、メンタルの状態として、
コーチングを受ける
状況でなければ、
お断りすることもある、


という話を聞いていたからです。


なので、
ネガティブな悩みではなくて、


ポジティブな結果に明確に
つながるものでなければいけない、
と思ってたんですね。


そして、当時自分が抱えていた悩みは、
話せばグダグダになりそうで、


何かの行動につながりそうにない、
と思ってました。
コーチを困らせるだろうと。


・・・そうすると、ネタがない!!


セッション練習の鉄板ネタとしては、
片付けやダイエットがあります。


どちらも、
誰でも理解しやすいテーマで、
ゴールの設定などもしやすく、
7分程度のセッション練習にも適してます。


しかし、当時の自分は、
このどちらも大して興味がなかった。


特に相談したいと
思ってなかったんですね。


(どちらも必要なかったわけではないですよ。
興味がなかっただけです)


・・・そうすると、ネタがない!!


ネタがないので、
コーチングの勉強会に
出席したくない、
と思ったことも。


・・・本末転倒ですね。


クライアントとして
相談するネタがない、
見つからない、
ということは、


コーチングの活かし方・使い方が
よくわかってなかった、
ということでもあります。


そんな私でしたが、
セッション練習で出会った
ある方によって大きく変わりました。


その方は、自分の身の回りで
問題に思っていること、
漠然とした悩みを、


漠然としたまま、とても率直に話していました。


ゴールは、
最初は、あまり明確ではない。


でも、話すことで、
何が問題なのか
自分がどうしたいのか
わかりたいのかな、


それがゴールなのかな、
と思って聞きました。


そして話すと、
結果的にですが、
何かに辿り着きました。


それは、
自分の心の奥底にあった思いだったり、
なんだこうしたらいいんじゃん!
みたいな気づきだったり、
色々でしたが。


あ、こういう風でいいのか、
セッションして何に辿り着くかなんて、
わからない状態でいいのか、


自分が本当に気になっているテーマを
なんでも話してみていいのか。


そのセッションを終えた後、
自分の中でクライアントとしての
テーマの幅がグッと広まりましたし、
セッション練習が楽しくなりました。


ようやく、コーチングの使い方・
活かし方がわかった
ということだと思います。


今は、自分の中でモヤモヤしていること、
会社の中のちょっとした人間関係、


これからやって行きたいけれど、
なぜか手がついてないことなどなど


自由に話してみています。


コーチに聞いてもらえるお陰で、
スッキリしたり、
自分では考えていなかったところに
辿り着いたり。


面白いです。


クライアントは車の運転手。
コーチは助手席にいる案内役。


最初から目的地を
明確に決めなくてもいいんですね。


「こんなところに行きたい」
「こんなことが気になっている」


そんなことを話して、
ドライブの過程も楽しむ。


そうすると、
自分で想定していたよりも
素敵なところに、
思いがけず辿り着くこともあります。


コーチングの魅力、醍醐味ですね。

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