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モブキャラな自分の「いままで」と「これから」 〜#企画メシ2022 第1回目の講義を終えて〜

今のままでいいのか?

定期的に訪れる問いだ。

去年転職し、新しい環境で新しい仕事。当初は色々と戸惑うこともあって日々が慌ただしくすぎていったけど、ようやく最近いろんなことに慣れてきた。
今まで作業者として淡々と仕事をしていれば良かったものの、今では軽めのマネジメント業務をやるようになった。今までは阪急電車と大阪環状線だけ覚えていれば良かったものの、今では中央線、山手線、都営地下鉄なども覚えることができた。大江戸線、銀座丸の内線、もちろん知ってます。

そんな中でふと冒頭の疑問が湧いてきた。

今のままでいいのか?

満足はしているけど

確かに今の生活は前職よりも充実していて、精神的ストレスも少ない。幸いにも仕事・プライベートでも人に恵まれたので、のびのびと過ごしやすい日々を送っている。満足している。

ただ、何かが足りない。心の奥底では欲しがっているけど、いまいち今の職場だとなかなかできない、もしくは必要に駆られないこと。

そう、脳に汗をかくことだ。

あれでもないこれでもないと、必死に考え抜いて、ようやく出した自分なりの答えをボロボロにされて、打ちひしがれるようなそういった経験だ。他人のアウトプットを見て、自分の無力さ・稚拙さに落ち込むようなそういった経験だ。次の課題は頑張ろう、次のワークは頑張ろうと、少ない経験をフル活用して次に立ち向かっていくようなそういった経験だ。

そんなとき、会社の先輩があるコミュニティに参加していたという話を聞いた。

企画メシ2022に入るまで

企画メシだ。

先輩は言葉の企画2019に参加していて、「ことばの日」(5月18日)を記念日として制定させたメンバーの1人だ。そのプロセスを少しばかり誇らしい様子で話す先輩を見て、「自分もこんなコミュニティに参加してみたいな」と何気なく思った。今の自分の状況を変えたくて。

ちなみに「ことばの日」とは

「ことば」を大切にする日。

「ことば」を大切に使い、
「ことば」によって
人と人とが通じ合えることに感謝し、
「ことば」で暮らしを
より豊かにすることを目指します。

言葉の日公式ホームページより

らしい。
だから今書いている「ことば」もひとつひとつ丁寧に紡いでいかなければならない。一文字一文字に対して魂を込め、別の人へと紡いでいく。知らんけど。

ということで、先輩に軽く「企画メシとはなんだ?」「どうやって見つけたのか?」と雑談がてら聞いていたところ、「今年もやるんだって、企画メシ」との吉報が。しかもエントリー締め切りまであと1週間って、いやこんなことある?巡り合わせ以外のなにものでもない。参加料の高さにビビり散らしながら、「まあいい経験だと思って」という一心でダメ元でエントリー(選考制だったので)してみたところ、なぜか通過してしまい、めでたく企画メシ2022のメンバー入りを果たした。

第1回目の講義を終えて

6月25日、第1回目の講義があった。

阿部広太郎さん自らが講師を務め、広告とは何か、企画とは何か、どうすれば伝わるのかを熱い熱量と共にただひたすら浴びる時間。言葉のひとつひとつが、まるで雹(ひょう)のようにぶち当たり、課題提出だけでボロボロになった自分の体をさらにボロボロにしていく。まさにオーバーキル。広告とはなにか、企画とは何かを自分の中で定義せずに浅はかな思考回路で作り上げてしまった作品を片腹に抱えつつ、言葉の雹を真正面から受け止める。

特に印象的だったのは「伝わる」の定義の話。普通は自分の考えていること、言いたいことをどう伝えるかに重きをおきがちだが、それだけでなく、伝わっているかどうかを相手目線で考える必要がある。伝わる=思い出せること。相手がどうゆう人かをきっちり調べ上げた上で、どうやって相手の心の中に自分のメッセージを残していくか。自分自身、どうやって伝えようかばかり考えていた…。

率直な感想としては「とんでもねー所に来てしまったな」の一言に尽きる。参加メンバーの成果物を一つ一つ読んでいた時も同じことを思った。

「なにこれ、こんなものを作れる人がいるの?」
「これからここで自分はやっていけるのだろうか」
「なんで自分みたいな人間がここにいるんだろうか」
「もっと参加するにふさわしい人がいたんじゃないだろうか」
「次の課題を出すのが怖い」

自分がネガティブすぎるのは十分承知しているし、そんな自分を変えようと現在もがいている真っ最中だ。それでも、どうしても阿部広太郎さんや参加メンバーが言葉を紡ぐたびに、そんなことを思ってしまった。

でも、自分が経験したかったことはまさにこれだ。

今の状況をどうにかしたい。今の自分を何とかしたい。そんなことを思っているにもかかわらず、何の犠牲も払わずに、自分の身を傷つけずに、周りと切磋琢磨せずに変えることなんて虫が良すぎる話だ。仲間を守るため、格上相手に散々身を粉にして成長し続けたルフィもびっくりだ。

Nサロンに入った時もそうだった。

何のスキルも持っていない、自分の居場所・進むべき場所がわからないなどと、ただただ、くすぶっていた社会人2年目の頃に入ったオンラインコミュニティ。ここでも様々な経歴の人が集まっていたので、自分のアウトプットの質の低さ、語彙力・会話力のなさ、言葉の稚拙さばかりに目がいって見事に打ちのめされていた。だからこそ、次にNサロンメンバーに会う時は何かしら成長しようと一回一回の講義やイベントに全力で取り組むことができ、当時参加を決意した自分をノーベル賞に受賞したいぐらい褒めてやりたい(これもこれで参加料が高くてビビったのは内緒)。

Nサロンに入ったおかげで自分の言葉や文章に少しばかり自信が持てたし、転職することもできた(実際には参加してから2年ぐらい経ってから転職したけど)し、なにより自分を変えたくて頑張るメンバーとの繋がりができた。普通に会社員として生活していたら会わないであろう人にも出会うことができたのはこのNサロンに入って1番の収穫と言えるだろう。

話を企画メシに戻す。

第1回目の講義を終えて、それはそれはコテンパンにやられてしまった。1ラウンド目でTKO直前になっている。

ただ、それでも走り抜く。

最後までやり切るし、中途半端な成果物は出したくない。
質の良し悪しはあれど、脳に汗をかきながら必死に考え抜き、自分の納得のいく成果物を一回一回着実に出していく。
そして、仲間でもありライバルでもある企画メシ2022メンバーの人から一滴残さず吸収しきる。

それを宣言したくて、このnoteを書いた。
これから約半年、どんなことが起こるか楽しみだ。


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