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note創作大賞2024【お仕事小説部門】中間選考通過しました♪

約3ヶ月前に応募した「note創作大賞2024」のお仕事小説部門の中間選考を私の書いた小説が通過した。

最初gmailに気づいたときには、もう一瞬思考停止してしまった。けど次の瞬間に私は飛んでいた。

そう、うれしくてうれしくて、滞在中のタイ、チェンマイの舗装されていない道路の地を踏みしめて、本当に飛んだ。

もちろん、私の背中に鳥のような羽根などついていないし、脚力はほぼゼロといっていいので、飛んだといってもたかが10センチ程度などだけれど、うれしいとき、人は本当に飛ぶのだと実感できてよかったと思っている。

うれしい。

そしてまずは、小説を読んでくださったみなさまに感謝だ。noteを書きはじめて約半年が過ぎた私。飽き性の私がここまで書き続けられたことは他でもない、背後に読者のみなさまの存在があったことがとてつもなく大きい。

みなさま、感謝合掌です。

そしてここからは少し、この作品について、あとがきみたいなことをせっかくなので綴って見ようと思う。

ちなみに今回中間選考を通過した作品はこちら。

あらすじにも少し書いたけれど、この菜々子という存在は本当に実在する人物(仮名)で、物語自体もほとんどがノンフィクション、私の身に起こった実話だ。

書き終えたあと、菜々子を知る友人たちにも何人か読んでもらったのだが、ほとんど下記のような感想が返ってきた。

「ねぇ、これ実話なの?」
「うん、だってこの菜々子の行動、逆にフィクションで書けなくない?」
「たしかに、、、相変わらずだな。ほんとに菜々子やばい。がちで宇宙人。」
「だよね。書いてみて改めて私もそう思った。」

あくまで小説としているのは、菜々子と私(はる)以外の登場人物に創作の要素が少しばかり入っているからであり、逆に言えば、私と菜々子に起こった出来事は、ほぼほぼ実話なのである。

この作品を通じて、友人と久しぶりに菜々子について会話をし、菜々子の近況を友人伝えに知った。

とりあえず、今もどこかで元気に生きているらしい。ただ、宇宙人なので、私たちとはいささか異なる世界線を生きているらしい。

そういえば何年も菜々子とは連絡を取っていない。本当に金魚だけ取りに来てまた菜々子は消えた。

そういうところも変わらずまた、宇宙人だ。

きっとどこかでまた、同じ世界線になったときに巡り会えたらいいなと思っている。

彼女は私の親友ではない。
そしてたぶん友だちでもない。

そういえば菜々子はよく、出会った人全てを友だちと称する癖があった。

どちらかというと私からみて菜々子は現代を生きる人間でもない。
私たちと同じ人間ではあるはずなのだけれど、急に同じ生物として認識できなくなるときが多々あった。

そんな、何者でもない菜々子を表現するに相応しい言葉が「宇宙人」だったので、タイトルに入れた。
実際、本当に彼女はそうあだ名をつけられていた。

けどそれは悪い意味ではなくて、菜々子が宇宙人だったからこそ、今の私がいるような気がしている。
この作品を書きながら本当に涙が溢れて、その宇宙人味が私を救ってくれたのだと、心から感謝している。

最初はこの自分の身に起こった大切な想い出を忘れないように記録するつもりで書きはじめたけど

でもきっと、私と同じようにつらくて、しんどいどうしようもなく逃げ場のない毎日を送っている人たちも多いのではないかと途中から思えてきて、だからこそ、そんなだれかの眠れない夜に、私を救ってくれた菜々子の話をお届けできればと思って、さらに想いを込めて書き上げた。

それが読者のみなさまに伝わって、今回選ばれたことは、自分にとってもまた、書くモチベーションにつながった。

ありがたい。
みなさま本当に感謝合掌です。

これからも誰かのどうしても眠れない夜に、クスッと笑ってほっこりできるような文章をお届けできるように書き続けていこうと思う。

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