マガジンのカバー画像

君たちとの、あれこれ

18
息子たちとの出会い。 息子たちとのあれこれは私の中の奥の方を容赦なく引っ掻き回し、私という人間を生かしてくれた。 *時系列はバラバラです。その時心に浮かんだ記憶と想いを、ありの… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

一番痛いのは、きっと私じゃない。

一番痛いのは、きっと私じゃない。

夜の空気は、昼間のそれより少し哀しい匂いがする。物音は消え去り、光も少なく、刻々と深まる闇がこちらに近づいてくるような気がする。

それでも、私は夜が好きだ。静けさも、暗闇も、慣れてしまえばむしろ落ち着く。月灯り。星灯り。どれだけ見つめていても目が痛まないその光には、不思議な力がある。

車で夜を過ごす生活にも、だいぶ慣れた。明け方まで起きていて、空が白んできたらようやく眠る。少し眠ったら、簡単な

もっとみる