「はるのひ」の名の由来:冬の日があってもいいじゃない
今日は、引き続き自己紹介ターンということで、事業名である「はるのひ」の名付けの由来について書きたいと思います。
「春」だけフィーチャーしてタイトルにしていますが、私は夏の日も秋の日も冬の日も大好き、という話です。気候で言うと「秋」が実は一番好きかもしれない。生まれは12月の冬女です。
どの気候にもそれに適した過ごし方があって、季節に合わせてそれぞれの楽しみ方がありますよね。
人間も、季節や天候の変化と同じように日々変わり続けます。大なり小なり「ゆらぎ」がある生き物だと思うんです。
どんなに普段明るい人でも、落ち込んだり、「今日は家から一歩もでたくないな~やる気でないな~」みたいなことはあると思いますし、
周りから常に冷静沈着な人と思われていても内心で情熱を燃やしていたり、ちょっとしたことで狼狽えたり、ということもあると思います。
この人はこう!と一色に塗りつぶすことはできない。
良いとか悪いとかの話ではなく、あたりまえのこと。
ゆらぎに逆らわずに、その日の心の天候に合わせて過ごすことが大事なのかな、と思う訳です。
苦しい気持ちになる時って、雨なのに傘もささずに出かけたり、カンカン照りの日に水筒を持たずに長旅をしてしまったり、「無理」しているところがどこかしらにあるのではないかな。
私にも、もちろん日々のゆらぎはあります。
では春夏秋冬の気候になぞらえてもう少し気持ちの揺らぎを細かく分析(?)してみることにします。
春の気持ちの日・・・ムズムズ、そわそわ、うきうき。今日は早起きできたし、なにしようかな。掃除を念入りにしようかな。朝ごはんにホットケーキとか焼いちゃおうかな。電車に乗って終点まで行って降りちゃおうかな。
(脳内BGM:谷川俊太郎さん作詞の合唱曲「春に」)
夏の気持ちの日:むくむくとやる気がわく日。よっし!朝だー!今日なら海でも山でもどこまででも行けるぞー!今プレゼンしたら、絶対に企画通る!
(脳内BGM:Judy and Maryの「Over Drive」「散歩」など。JAMはパワーソングです)
秋の気持ちの日:センチメンタルでメランコリックでアンニュイな感じ(カタカナ多用)。なんか今日は紅茶でも飲みながら家でじっくり本でも読みたいな。「春」が外に出ていく感じとすると、一人で自分の内側に深くふかく、もぐっていくような日。
(Bob Dylanの「Blowin' in the Wind」とかでしょうか。ゆったりとした洋楽が似合う日だと思います)
冬の気持ちの日:休憩、冬眠の日。何もしたくないし、誰にも会いたくないなあ。昼まで寝たいなあ、あとからの罪悪感がすごいけど。。。
でも、今日は心も体も疲れているし、もうとことん休もう!とりあえずテレビの前に陣取って、半径1m以内にスマホと漫画とお菓子と飲み物を配置しよう。
(ハンバートハンバート「虎」など。フォークの気怠さがしっくりきます)
と、こんな感じで、色々な日がありますよね。そしてそれぞれの気分によって、今日、どんな風に過ごしたいかってのは異なってくる。夏の気分の時に家に籠っているのもしんどいし、秋の気分の日に大勢の人に会っておしゃべりしに行くのもちょっと疲れてしまいそうです。
ちなみに私の冬の日の行動を大公開してしまいましたが、怠け者と思いますか?
私もやる気のでない冬の日には「あー自分ダメだなあ」なんて思ったりもしますが、こういう日が時々あるからこそ、また起き上がって「行動しよう!」と思えるなとも感じています。「今日は徹底的にのんびりする日!」と決めてしまうと「如何にして最大限、怠けようか」。。。などと画策して逆にワクワクしてきますよ!
生産的に前進することばかりをヨシとするのが世の常となっていますが、工場機械じゃないのだから、生身の人間は自分の体や心を労わる時間が必要。
いや、いかにプロダクティブな機械だって、定期的にメンテナンスしないとすぐにガタが来てしまって長くは使えないです。
冬の日のような行動をとることに罪悪感を抱いてしまいがちな世間の流れですが、あえてこの冬眠の日を私は全肯定したいです。栄養補給ってとっても大切。
ずっと行動的な夏のテンションでなくてもいい(そんなの自分も周りも疲れちゃいますよね💦)。
1週間や1カ月で春夏秋冬をひとめぐりするのもいいと思います。
ゆっくり栄養を蓄えた心が
「地平線の彼方へと歩き続けたいような、でも草の上でじっとしていたいような…」
そんな
「ぼくはもどかしい~」な気持ちになった時に、「はるのひ」を活用してもらって、お外に出ていく準備をお手伝いできたらな、と思っています。
谷川俊太郎さんの「春に」の歌詞、とても好きです。
思春期には「なぜこの人はこんなに私の気持ちが分かるのか!」とふるえたものです。今でも歌詞を読み返すと、陰と陽にはっきりと区分けすることのできない人間の心をとても率直に表現されていて、それでいてエネルギーに溢れた情景に感動します。
また、当事業所を活用されているおうちで「あっ今日『はるのひ』だね~」なんていう風に言葉にしてもらうと、なんだかあったかい感じがしていいなあというのが名付けの動機でもあります。
ちなみに今、人気を博している女性ミュージシャンのあの曲からとったわけではありません。
HPや諸々作成して、公開してしばらくしてから気付きました。恥ずかしい。
でも意識してから敢えて変更するのも尚更はずかしいので、このまま突き進もうと思います。
彼女の曲の中では「裸の心」がすきです。
「はるのひ」の由来と言いつつ音楽の話が大半を占めてしまった気もしますが?
こうした考えでつくった場所なので、気が向いたときに一回だけ顔を出してもらうのももちろん◎
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