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観客動員数100万人突破の映画を観てみたら……

10月22日、時刻は0時34分。こんばんは、はるです。眠い、猛烈に眠い、でも書きたい! 今日、書いておきたいと思ってキーボードを叩きます。

歳を重ねると「時間」は自ら作らないと作れなくなる

「一年があっという間」「信じられな〜い、ついこの前、お正月を迎えたと思ったのにもう年末」

みたいなやりとり、35歳も過ぎるといい加減飽きて来るんだよねー。

だから、あっという間にしないようにしたいと思って、ここ何年もあがいてみた。

そして結局、「一年は早いわね〜」という自らの感想に飲まれた。飲まれ続けた。そして同じようなことを口にする周囲に「同じ傷を舐め合って歳を取っていこうぜ」的な同調圧力も感じた。

ここから脱するにはどうしたらいいんだろう。そして、気づいたことがある。歳を重ねるにつれて「1日の持ち時間」が少しずつ減ってることに。

「やりたいこと」よりも「やらなきゃいけないこと」の量がぐんぐん増えて、気づくと1日が終わってしまう。その繰り返しで、それをほぼ毎日やっていると「そういうもの」として頭が認識して、まんまと日常が出来上がってしまう。

「時間を作る」は、ときに強引に進めないと「作れない」。時の流れは年々激流と化すから。

「やりたい!」とときには貫くと、それが成功体験になる

で、今日、強行突破してみた。水曜日はレディースデイで映画料金が安くなる。前から水曜日を狙っていたのに、仕事の連携がうまく取れずにちょっとしわ寄せが来てしまい、それを私のところで挽回しないとという展開に。

内心、(映画は来週の水曜日に持ち越すしかないか〜)と心が萎えた。でも、本当にとても楽しみにしていたし、来週の方がもっと行けそうにない日程になることはわかっている。

大人が子どもに「また、今度な」といって、一生約束が果たされないアレと同じ臭いがした。自分で自分にそれをやるのはもうヤダ!

全集中で仕事を、原稿を仕上げるしかない!

前日も朝3時半まで原稿を書き、11時まで寝ようとしたら9時過ぎに仕事の電話で起こされ、そこから朝ごはん作り、洗濯、メールチェックをして仕事の続き。そして、締め切りの14時前の13時に原稿を送信(そうしないと映画に間に合わない)。

急いでチケットを取って、身支度して電車に飛び乗る。

車内でも仕事のメールをして、ランチがまだなのでコーヒーショップで軽食とドリンクを買って、上映時間の5分前には無事シートに着席。

やった間に合った!

この日に観るべき映画だったと思わせる感動作に出会う

観に行ったのは動員観客数100万人を超えた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。なんだアニメかと思うかもしれないけれど、京アニが手掛けた、多くの人の思いが詰まっている作品であり、TVアニメのクライマックスを綴る観ないと物語が終われない1本。

人の想いを代筆して、相手に届ける仕事を通して、主人公が人の想いに触れて成長していく物語。

私も仕事上、いろんな人に会って、いろんな想い、取り組み、作り出すものを紹介しているので、「代筆」という仕事には共感しやすいこともあるけれど、涙があふれて止まらなかった。

大切に紡がれたストーリーと映像美、目に見えない”想い”をひたむきに表現した名作を、諦めずに観ることができて本当によかった。

届かない想いを届ける。叶える。未来を創る。

そんなことを思い出させてくれる1本。

その後も夜は夜で勉強会に参加したから、体はもうヘトヘトで、お風呂に入って、明日は睡眠不足を解消したい。

オリオン座流星群が夜空を彩る、一粒万倍日だったこと知らなかったけど、きっとこれも何かの縁。

スペシャルな日をいっぱい作って、自分自身の2020年は「あっという間」にはさせない。


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