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カッテ2エッセイ 2024. 4. 20. 「辛い時はただただ自分を癒せ。」


昨日は夜勤明けでした。仕事でとんでもなく落ち込むことがあり、気づいたら自分の腹を殴りそうな勢いで、眠ってもすぐに目が覚めてしまうという明けでした。なので無理に寝ずに起きて、お腹が空いたので「あとは寝るだけの時間」をラジオで聴きながらひき肉と玉ねぎを炒めたやつにトマトソースを和えてパスタを作った。


が、具を炒めていてオムライスにすればよかったと後悔。もう、麺茹でてるねんという感じ。しょうがないのでパスタを食べましょう。ラジオだけが心の救いやな。とか思う。人の笑い声は大事。「あと寝る」は又吉さんと向井さんと児玉さんがやっているNHKのラジオ番組。みんな楽しそうに普通に話しているのがいい。



パスタ食べてもイマイチ活力みなぎらないので、近所の商店街をぶらつく。ここに住んでから商店街の素晴らしさに気づく。まず、人が多いので元気が出る。駅周辺が閑散としていると静かで落ち着くのですが、心が廃れているいるときは人が多いところへ行った方が私はいい。いつもの本屋さん、コンビニ、花屋さん。


午後なので学生たちも多くて、みんな楽しそうやな。元気やな。とか思うだけで少しパワーが注入される。本屋さんにも寄る。富豪であれば益田ミリさんや三谷幸喜さんのエッセイなど絶対に買うべき本が数冊あったけど今月は無印週間で購入した商品を店舗で受け取ったり、ドライブしたりして散財したので我慢。


こういう時に本が自分を癒してくれるのだろうけど、なんか買うのを躊躇ってしまう。あかんな。明日、もしかしたら合気道へ行くかもしれないので月謝の3000円を銀行でおろして帰宅。そして眠るも、あまり眠れない。


なので気になっていたドラマの「Destiny」を観る。1話。暗い。きついな。これ、落ち込んでいる時に・・・って感じです。普段はあまりサスペンスものは観ない。でも2話は気になるのでまた元気が出たら観ようと思います。


ようやく眠って今日は朝の8時15分に目が覚める。合気道の稽古に間に合う時間。9時からなので。でも身体が重い。1月からコロナのクラスターとかがあって行っていないので今日行けば3ヶ月ぶり。行きたくねー。という感じ。心が落ち込んでいる時は身体を動かした方がいいし、絶対に今日は3ヶ月ぶりだろうと行った方がいいことはわかっていたけど、サボりました。すんません。


仕事柄、毎週行けないのできついよなぁ。どうしてもシフト制なので習い事とか毎週〇〇とかは難しい。毎回、休めるわけじゃないので。とか理由をつけて、今月は今日しか行けないのに3000円はちょっと・・・って大人の言い訳をしてやめました。バカ野郎です。


そんですぐにシャワーを浴びて向かった先は実家です。仕事で自分を許せないことがあって、マジでどうしようもなく嫌になってしまって。そんな時は気分転換が必要。いつも乗らない電車に乗ることが必要。普段はチャリ通勤。


もちろん楽だから。チャリ通できる家を探した。でもそうなるとマジで家と病院の往復。チームの人と話すけど、それは午後のカンファレンスの10分くらい。あとは入院が来たりとか何かあったら話すけど、単独行動なのでベラベラ話す訳じゃない。基本は患者さんと話すので。看護する。仕事、終わり。みたいな。


それはそれで楽だけど、休みが少なくて勤務が続いたりすると地味に辛い。連休がないとどこかへ行こうという気にならないし、誰かと話さないと気がおかしくなりそうになる。まさしく今日はそんな日。なので実家へ向かった。お供に「大河の一滴」を持っていく。車内で読む。図書館で借りたやつ。五木寛之さんの名著。YouTubeで東出昌大さんが勧めていた本。



久しぶりの電車。土曜日なので小さい子が車内で歌を歌っていて電車が好きなのか、しきりにお父さんに話していた。こういう普段の生活音が聞きたくなるのだ。自分一人だと出せない音と会話。これ、必要だよな。小さい子の声って癒しだよなとか思う。


乗り換えの駅には人が多かったけど、この雑踏がまたいい。改札近くのコンビニの店内から魔女の宅急便の挿入歌の「やさしさに包まれたなら」が流れていて「目にうつるすべてのことはメッセージ♪〜」という歌声が聞こえる。


今の自分の心境にドンピシャ過ぎて心が震える。え?私のためにユーミンが歌ってくれた?と思うくらいに。そんなことを思いながら実家へ到着。すぐに母の手料理を食べる。そして数年ぶりに王様のブランチを観る。私は元々、この番組が大好きで土曜日は家にいる時はマジで欠かさずに観ていた。


なので嬉しい。映画コーナーに読書コーナーをBGMにして母の手料理を頬張る。うまうま。この料理たちで今週の野菜すべてを胃袋に詰め込む作戦。カレーに何入れてんねん?というくらいにコクがある。すごいな。私には絶対にできない味。


今日は合気道に行かずにここへ来たと言うと「合気道には行くべき。実家に来ている場合じゃない」と言われる。そりゃそうだ。実家にはいつでも行けるけど、合気道は週に1回なのだから。3ヶ月行ってないと言ったら絶句してました。



今日、実家へ帰ったのはちょっとした病棟で必要なプリントとかファイルを持って帰りたかったという理由もある。そんなファイルを探していると学生時代のテストとか、技術試験のプリントとか、友達からの手紙とか。読んじゃうんですよねー。こういう時。懐かしい。少し、初心を取り戻す。



あの時はちゃんとできていたのに今はできていないことも沢山ある。もちろん、できていることの方が多い。でも意外に大切なことを忘れて仕事をしていたと気付かされた。あかんな。マジで。初心、忘れ過ぎでどうしようもない。


6時間くらいの滞在。いつもこんな感じ。暗くなる前に、電車が混む前に基本は帰る。手には母が買ってくれた菓子と料理たち。普段は食べないものもチョイスしてくれるのでありがたい。玄米1Kgとかリュックに入っているから軽く登山とか行けそうなレベルくらいに重い。腕が砕けそう。


そして家に帰り、ウダウダする。そんでやはり昨日、行った本屋で益田ミリさんの本を買おうと決意。「今日の人生3」これは1も2も持っている。家にある。名著。何かあれば開く。そんで3が出た。今、買わずにどうすると心が叫んでいるのでゲット。ついでに前から気になっていた岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」も買う。これは好きなYouTuber のもりおさんが勧めていた。最初のページから心を鷲掴みにされた。


合計で2500円。合気道の月謝が本2冊に消えた。こういうのも大事。おやすみなさい。

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