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【㊗︎内定】順調に難航で最高!だった今回の就職活動。

こんにちは。

春野太陽です。


コツコツと積み重ねていた就職活動。

ついに本日、内定の電話をいただきました。


今回の私の就職活動は、


初めて【障害者】というハンデ・肩書を

全面にオープンにしたものです。


今回の内定に至るまでのいろいろを

備忘録のごとく残します。参考になるかな。


大まかな流れとしては、

書類選考の時点で落ちた会社が2社。
面接1回目で不採用となった会社が1社。

続けて3社落ちて疲れた私はひとまず休息。
1ヶ月ほど就活をストップしました。

そして再開直後にこの会社との出会いで内定。


まず、今回のタイトルにある

『順調に難航で最高!』ですが、

内定の会社に出会う直前のタイミングで


友人から「就活どう?」とメッセージが来た時に

私が返した言葉です。


『順調に難航で最高!』の返事に続けて、

「もちろん落ち続けてるけど

自分に自信がついてるし

良いところに縁があるまでは

むしろ落ち続けてほしいって思ってるから

順調に難航してて最高」

と付け加えました。


難航するには理由があります。

障害への対応をできる会社や人間の少なさ。

障害枠の募集自体も少ない。

その中でさらに自分の希望職

希望の働き方・社風との相性

いろいろ吟味していくと、

『どこも応募できるところなんてなさそう』

『選択肢がないんだから妥協するしかないか』

と半ば諦めの気持ちに襲われることもあるでしょう。


でも、妥協しないと決めたから!

ただでさえ厳しい門をさらに自分で厳しく取捨すると決めたので、難航は免れないです。



【嘘偽りない私自身を伝える!】


それでも受け入れてくれる会社こそが


お互い気持ちよく長く勤められる会社だと、

そう思って、この軸はブレずに通しました。



障害者雇用向け就活のアドバイス記事には

『過去にきちんと働けていた実績があるように伝えましょう。』

『退職理由はネガティブなものは避けましょう』

『企業研究をしっかり行いましょう』

とありましたが、

私はこれらは実践しませんでした。

このアドバイスはあくまで『面接を通過する』が目的でありゴール。

私の目的やゴールは『きちんと長く勤められる会社に採用されること』

だから、自分のそのままを伝えました。


長く勤めた実績はないので伝えてませんし、

退職理由もそのまんまさらけ出したし、

事前の企業研究もすることはなく

当日の職場見学から受けた社員の人柄や

仕事内容への関心を率直に伝えました。

(会社側もそもそも障害者トライアル募集で事情のある人の応募が前提なわけで、会社の事前知識の多さは求めてないと思うんだが皆はどう思う?)


あとは、私が外出時に必ず持ち歩く一式を

実際にご覧いただいて、職場でもそれらを

使って対処することをご説明しました。

(※一式…処方薬・お薬手帳・精油・フリスク・ツボ押しなどなど)


「病状の発症は大学一年生の夏から。

家庭で受けてきた精神的虐待が原因。

最初の会社は障害に対しての対応をお願いしたが相互理解しあえずうまくいかなくなったため辞めることになった。

2つ目の会社は急いで派遣に登録して紹介されたのがコールセンターだった。人間関係などに問題はなかったが、突然勤務中に涙が止まらなくなり、それを機に地元に帰ることとなった。

3つ目の会社をやめたのは、地元に帰省して親との同居をしていくうちにやはり精神的なダメージを受けることが多くこれ以上はもう一緒にいられないと思い絶縁を決断することになった。市役所や警察などに協力してもらって逃げてきたため、店長にも事情を伝えながら唐突に辞めざるを得なかった。


絶縁して引っ越し後、1人で障害で生きていくためにいろいろと手続きを進めて行った。カウンセラーを見つけることや障害者手帳の取得など。いろんなことが落ち着いて生活の基盤が整うまでに一年強かかって今に至る。」




内定をくれた会社の担当者は、

会社見学の際も

日中の人の出入りや電話対応の数、

今回の採用者に求める仕事内容の説明と

実際に取り扱う事務職での書類を見せてくれて

すっごく丁寧で誠実な面接官だとすぐに思いました。


面接でも「両親からの精神的虐待が原因で…」と

話し始めた直後に「うわぁ、つらいなそれ」

と反射的に呟き毒親の概念を理解していましたし

「この職場は男性ばかりだから、春野さんが絶縁を決めた父親を職場の男性に投影させてつらい思いをすることもあるんじゃないかなって心配になるんだけど。」

とそこまで考慮してくれて

内心、誠実さに驚き連発でした。

『職場見学で、こんなに詳細に、・事務所への人の出入り・電話対応の忙しい時間帯・仕事内容・どんなソフトを使うか・ソフトで作った実際の書類を見せるとかそこまでしてくれると思わなかったよ!

大体の会社みたいに部屋開けて「こんな感じのフロアです」って見せるだけだと思ってたよ。
どんだけ懇切丁寧な方なの!!!

面接官くらいの世代って「親孝行しろ」みたいな人が多いのに、この人ちゃんと悪質な親が存在していることを理解してる!!私の事実の話を否定しない!嫌な顔してない!


しかも当事者でも専門家でもないのにトラウマの他者投影なんぞどこで知った?!

そこまで私の人生や心理に向き合ってくれる人、今までの面接官や担当者にはいなかったぞ!

この人なら状況に合わせて都度相談に乗ったり対策をしてくれそうだ!』



と、面接官の誠実さを受け取りました。

面接官も同じく

私の偽りやごまかしやテンプレではない、

正直で具体的で丁寧な回答に

誠実さを感じてくれたようで、

採用となりました。





無我夢中で疲れたまま走り続けたり

ごまかした回答で適当な会社で妥協するより、

焦らずに一旦休んで力を溜め直して

本当にわかってくれるいい所に巡り合うまでは

落ち続けても気にしない〜

むしろ合わないところに内定貰わずラッキー⭐︎

そんな気持ちが大事なんですな。


今回はまさに『順調に難航で最高!』の

締めくくりな就職活動になったと思います。


(余談の極み)
じゅんちょーう
なんこーう
さいこーう
の韻、気に入ってる✨✨
サクラップ15年聴き続けたヲタクの語彙は
伊達じゃないぜ(ドヤ)



あ、そういえばね、思い出したから

余談の極みの後に大事なこと。

内定くれたこの誠実な会社の人は
面接の後にこう言ってくれたんだ。

「障害についても丁寧にお話ししてくれてありがとうございます。」

って。嬉しかったな。
「こちらこそ話せてよかったです。本当にありがとうございます!」って気持ち。


逆に、面接で落ちた会社の人には

「嫌なことまで話させてしまってすみません。」

って言われた。
優しさのつもりなんだろうけどなんで謝るの。
私は何も悪くないのに何故か申し訳なくなってしまって「いえいえ、大丈夫ですから。」って。すごく困ったし悲しくなったよ。

私は、私自身に付いて離れないこの障害を
受け入れて必死に生きているんだ。
謝るんじゃなくて、応援して欲しい。
影で知らないふりするんじゃなくて、聞いて知って学んで欲しい。





2023.06.13(thu)
春野太陽

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