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理想と現実の狭間で。

青春18切符を利用して、実家に帰省していました。
実家は新潟の豪雪地帯。とはいえ今年は暖冬小雪傾向で、雪はかなり消えていました。

実家の庭をリフォームできないかといろいろ画策しているところですが、1月1日の能登半島地震の影響で、家の周りの石垣が崩れたり、石灯籠が倒れたり、地震だけでなく、雪の問題、山から引いている水の問題、野生動物の問題…と、とにかく問題だらけです。今回の目的は、かなり手抜きだった雪囲いによってどれくらい庭木に影響が出てるかを確認するのと、折れた木やもう少し剪定しておきたい木などを切って木の状態を把握することでした。

小雪のおかげでダメージはそれほどでもありませんが、紫陽花がかなり折れてしまっていてショックでした😭とはいえこの紫陽花たち、わたしが生まれるより前から庭にあるようで、母に聞いたら嫁に来た時からあったというので、40年以上生きているようです。シンボルツリー的な大きな木はどんどん老化して倒れたり切ったりしているので、だんだん寂しい庭になっている上に、管理していた父がいなくなって、余計に庭は寂しそうな景色になってしまいました。

できることなら祖父母がいた頃のように緑あふれる美しい庭を作りたいものですが、知識も経験も資金も時間も何もかも今は不足している状況だというのを改めて思い知らされました。

家族はそこまで庭をどうにかしたいという思いはないらしく、現状維持が精一杯というところです。それでも母は秋に植えていた球根たちが芽を出して、春の歓びを感じているようです。雪国の春は待ち遠しく、スイセンやチューリップやムスカリといった花々が芽吹いてくるととても嬉しい気持ちになります。

わたしはその芽吹きや開花の歓びを、できるだけたくさん、みんなと共有したいと思っています。

どれほどのことができるかわかりませんが、わたしにできる範囲で、わたしの花園を作っていきます。時間はかかると思うけど、諦めずに進めば、理想とはいかなくても、たくさん失敗したとしても、大切なのは結果ではなく、過程だと思えるから。ゴールを目指すのではなく、正解に辿り着くのではなく、何を経験したいか。それでいいのだと思います。

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