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女・50代・会社員、プチ覚醒する。ー自己紹介にかえてー

2020年3月の緊急事態宣言以降、あらゆることが大きく変わりました。
マスク生活もそうですし、多種多様な「オンライン○○」が登場したり、テレワークが市民権を得たり。
私個人の生活もいろいろ変わりました。
中でもいちばん変わったのは「自分のこれから」に関する考え方。
 
私以外にもそういう方、たくさんいるのでは?
 
今日は自己紹介を兼ねて、そのあたりのお話を。
お付き合いいただけるとうれしいです。
 

私のお仕事

社会人としての生活も30年を超え、数回の転職を経ていまの職場に勤めはじめて約20年。
ここ10年ほどは広報のお仕事をしています。
といっても、自分が前に出て話すタイプの広報ではなく、私のスタイルは完全なる裏方。

主な内容は、メディアに配信する文書をつくる、問い合わせの窓口対応、取材を受けるときの人選や日程調整、取材の立ち会いなど。
まぁまぁ得意な分野でそこそこ忙しく、慣れた仕事なのでとくべつ不満もなくやっていました。

このまま定年を迎えるんだろうなぁ。再雇用はどうしようかなぁ。
なんて、のほほんと考えながら。

それは突然やってきた

2020年3月。
政府が発出した「緊急事態宣言」という衝撃のお達し。
国内だけでなく、世界規模のパンデミックに、ニュースは毎日まいにちその話題でもちきり。
 
とにかく不要不急の外出は自粛するように、とのことなので、
あらゆる行動が吟味され、中にはどさくさに紛れて、それ不要不急じゃなくね? という企業活動までストップしたり。
 
運動施設を運営する私の勤務先も、もれなく休業。
施設だけでなく、本部勤務者も出勤自粛。
 
最初は珍しさもあって、自宅でおしごとやったぁ~~!
と喜んでいたものの、そんな状況が長引くにつれ、だんだんと不安が大きくなってきました。
 
うちの業界は、新型コロナウイルスでのっけから大打撃をうけた代表格。
当初は予想だにしなかった、コロナウイルスとの長い闘いに、じりじりと疲弊していきます。
 
そんな中、社内では中堅どころやベテラン組の退職が相次ぎます。
以前一緒に働いた人たちがどんどん辞めていくのを見て、なんともいえない、取り残されるような寂しさと焦りを感じはじめていました。

「これから」についての疑問

業界が打撃をうけるのに伴って、私のしごとも激減しました。
会社はなんとかこの時期を耐え忍ぼうと防御の一手なので、広報としてメディアに向けて自社のニュースを告知しようにも、そのネタがない。
メディアも現場取材を自粛していたため、当然取材依頼もほとんど来なくなりました。
 
人間、望まないヒマができると、良いことがありません。
時間があるなら新しい広報手法にチャレンジなどすれば良いものを、どんどん無気力になっていく自分を止められない。
引きつづき週の半分以上が在宅勤務という環境で、同僚とのコミュニケーションも減り、なんとなくの閉塞感でため息が増えました。
 
そんな中、自分はこのままで良いのだろうか?という漠然とした疑問が頭をもたげます。
人生100年時代、定年後もおそらくかなりの年数、働き続けることになるでしょう。
いまの会社で再雇用という選択肢もありますが、ほんとうにそれで良いのか?
 
定年を前に独立開業する人もいましたが、自分はそんな勇気もないし、そんなタイプでもない。
手当たりしだいに本を読んだりインターネットの情報をみたりしているうちに、
これまでのスキルを活かせる道として思い浮かんだのが、「書くことをしごとにする」ということ。
 
広報と並行してセールスプロモーションのしごともしていたので、マーケティングの基礎知識はそれなりにあります。
もしかしてそっちの方向だったら、なんとかなるかも?!
 
それからはセールスライティングやwebライティングを中心に、勉強を始めました。
といっても本を読んだり、本の中の課題に沿って、仕事の合間に自習をする程度。
だんだんやらない言い訳ばかりが浮かんでくるようになり、どうにもモチベーションが保てません。
う~ん、なんだかなぁ……

キターー! ある出会い

そんなとき、たまたまストアカという学びのプラットフォームで、野口真代さん(以下まよ先生)が主催するwebコピーライターの講座に出会いました。

とにかく受講生からの評価がめちゃくちゃ高く、内容が盛りだくさんすぎて消化しきれないらしい、という講座に早速申し込み。
単発で1,000円ほどの金額で、ちょっとうけてみるにはお手頃。
 
そして受講してみての感想はというと……
とにかく情報量がスゴい。
あふれ出す知識をまったく出し惜しみせず、よどみない口調でこれでもか、というくらい次から次へと披露してくれるまよ先生。
もうこちらのあたまパンク状態。
しかも元受講生の実績を見せながら、モチベーションを上げまくってくれる。

どうやら「書くこと」で十分な収入を得られるまでの、再現性のある道すじが確立されていて、メイン講座ではそれが学べるらしい。
話を聞いているうちに、すでに自分の未来は明るいと思えてしまっているから不思議です。
 
石橋をたたいてたたいて、ヒビが入った頃にようやく渡りはじめる私としてはわりと早めの、それから約半年後に、まよ先生主催の3か月講座「ものかきキャンプ(略してものキャン)」への参加を決めたのでした。

そして現在

約3週間前にものキャンがスタート。
といっても、スタート前から参加者には膨大な量の講義動画や資料が提供されるので、感覚的にはすでに2か月くらい経っている感じ。
 
まったく未経験だったTwitterを本格的に始めたり、慣れる間もなくnoteに取り組んだり(まさにこの記事)、
著作権やSEOのお勉強、本講義&課題、補足講義&課題、、、
なんとなく聞いてはいたものの、やることほんとうに盛りだくさん。
 
しかも、それとまったく時を同じくして本業がひさびさの盛り上がりをみせ、常にアタマから湯気出し状態。
近年まれにみる忙しさの中で日々過ごしていますが、数か月前までの閉塞感に包まれた無気力状態とくらべたら、精神的な充実度は天と地ほどの差があります。
 
ものキャンでは、80名もいる同期をはじめ、卒業生である先輩方ともいやおうなくTwitterで交流することになります。
Twitterは毎日のネタ探しが思った以上に大変で、これがまた頭痛のタネでもあるのですが、それ以上に、ここでの交流にどれだけ助けられていることか。

そしてありがたいことに、同期の中にはとりまとめ役を買って出てくれる人や、学んだことを積極的にシェアしてくれる人、だれかが弱音を吐くとすかさず共感してくれる人などがいて、なんとも不思議な一体感があります。
中にはものすごいスピードで成長していく人もいて、そばで見ているこちらまでわくわくしてきます。

とてもとても消化しきれないほどの情報のシャワーを浴びつつ、一緒にがんばる仲間がいることのありがたさを感じ、先輩方からの心強いフォローをうけながら、アタマから湯気を出す毎日。
人生の折り返し地点を過ぎて、まるで学生時代にもどったかのような感覚です。
 
「書くことをしごとにする」という選択肢を現実のものとして手に入れる。
コロナ禍前にはまったく予想もしていなかった、これが私の現在の目標です。

女・50代・会社員、いま密かにプチ覚醒中です。


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