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新NISAはじめましたか?

はじめに

2024年5月9日。
今朝は気温がぐっと下がり、寒い1日となりそうです。
体調不良にはお気をつけください。

さて、本日ですが僕としてはいつ書こうかな〜どうしようかな〜と思っていた新NISAについての記事になります。
2024年1月から新たに制度が始まり、従来よりも最大投資額が広がったり、無期限非課税になったりで、老後の資金調達手段として、当時話題になっており、かなりのメディアが取り扱っていたのではないでしょうか?

また、今でも「新NISAをやるべきか!?」とか「やってみてわかった新NISAのメリデメ」みたいなコラム記事があったり、僕はさまざまなニュースメディアのLINEをフォローしているのですが、今朝もPresidentのLINEで「新NISAの落とし穴」という記事があったので、書いてみようかなと思い立ちました。

個人的に思っていることが結構こちらの記事に書いてありましたので、重複することはあるかと思いますが、ご容赦ください。


新NISAとは

NISAとは【2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」】のことで、イギリスのISAという制度をモデルにした日本版ISA=NISAです。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。一方で、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になるというメリットがあります。ただし、投資額には制限があるというものです。

これが2024年1月から投資額が拡大し、利益が無期限で非課税になるなど、かなり使い勝手が良くなった制度となりました。

SBI信託「2024年からのNISAの制度変更について」



メディアの対応

当時の僕の記憶で書きます。
新NISAになる直前の2023年12月後半から始まった2024年1月前半に関しては結構メディアが取り上げている印象でした。

ただ、基本的にはポジティブな側面しか取り扱わないイメージが強かったです(僕がそう聞いていただけかもしれませんが)。
メディアで表示する資料に関しても、金融庁が出している資料にも基本的には投資をすることによっていかにも確実に資産形成できる、プラスになるみたいなイメージを抱かせる表を出していました。
で、最後にぼそっと「投資にはリスクもありますから、ご自身でご判断ください」みたいなことを言って終わると。

リスクに関してはあまり言わずに、メリット!メリット!とコマーシャルしていた印象です。

金融庁の資料にもこんな明らかに増えそうみたいな感じで書いてますが、シミュレーションが現実的じゃないですね。


こちらの画像の下にはちゃんと「●上記はあくまでシミュレーションであり、将来の投資成果を予想・保証するものではありません。」という文言が入っているのですが、人間はもともと文字よりも図や絵などの視覚的な情報の方が受け取りやすいですから、注釈的なものはあまり記憶に入らないでしょうね。

また、資料内では投資のリスク的なところに関してはあまり触れられていないです。
「投資にはリスクはつきもの」とか「リスクや手数料等の費用などを十分にご理解いただいた上、必 ずご自身の判断と責任で実行してください」みたいなことは小さく書いていますが、何がどういうことでリスクなのか、具体的にどういうことがリスクなのか、については触れられていません。

それがわからない層もいるんだということの前提で資料は作ってもらわないと、Metaの芸能人投資広告に騙される人が多いように、新NISAに騙された!となりかねません。


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