日記3:フラッシュバックと人の裏

今日は月に4回行っている病院の診察日。月に四回と言っても奇数週と偶数週それぞれ曜日は異なっている。先生も違う。診察時間も異なる。

まあ日頃特に何もしていないのでほとんど変わらないことばかり話すのだが。フラッシュバック癖が治らないだの人の裏をどうしても探ってしまうだの。そんなことだ。たかがそんなことでも本人にとっては一大事なのだ。

フラッシュバック癖は自分で自分のこと傷つけている心のリストカットみたいなもの。心がきちんと動いているかの無意識の確認なのかもしれない。動いてなければ心が傷つくこともない。動かなくなる日がいずれ近い合図なのかもしれない。

「傷口に塩を塗る」とことわざがある通りにフラッシュバック癖はそれと同じ行為なのかもしれない。人と話した後一人反省会に入り勝手に人の裏を探る。話した相手は知らずのうちにどんどん極悪人となっていく。自分の中で肥大化した架空の人物と言っても過言ではない。自分の中で嫌いになっていく。離れ、自分の世界に閉じこもる。その方が楽だと言い聞かせる。これが癖と染みつくとまともに関係が作れなくなる。

人に相談しても「それは違う」と否定される。否定された人はどこにも行き場のない孤独を抱えることとなる。それどころか「次こそは!」と意気込むわけである。結果は言うまでもない。肥大化した被害妄想の中に相手を投げ込み、極悪人に仕立て上げるのだ。

なにか新しいことを始めようとしてもまた同じだ。自分からなにか起こさない限りは何も始まらない。また明日も同じ日を過ごすのだ。

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