離婚する時に不安だった育児とお金問題-2
さて、次なる離婚の壁「お金と仕事」です。
1,収入源は?
まず私、離婚決定時はパート勤務でした。
長女の不登校対応をしていた期間が長く、通院もあるし、夫の協力は皆無だし、の状況では正社員で働いていくことが考えられなかったです。
無理だと思っていました。
正社員というのは時間の拘束もさることながら、責任も大きくなりますし。
当然に収入も少ない。
そのため、離婚したばかりの時はとにかくお金のことが不安で不安でしかたがなかったです。
離婚時の収入源は
1,パート給料
2,養育費
3,児童手当
4,児童扶養手当
5,児童育成手当
からスタートしました。
でもいくら手当があるとは言ってもパートタイマーでの収入では、今後を考えると毎日毎日不安でしかたがない。
お金の余裕の無さは、心の余裕も奪いました。
あの頃は、お金を遣うシーンのたび気持ちが落ちていたほどです。
私はパート勤務先で必死に働きました。
そして、長女がだいぶ安定した頃、正社員にして頂けたのです。
正社員登用を受ける決断ができたのは、長女の安定に加えて、職場の労働条件に恵まれていたからです。
在宅勤務ができる、フレックスタイム制度、などが整っていました。これらがなければ正社員登用後から今まで続けていくことはできなかったです。
2,苦しい時代を支えてくれた行政の手当制度
ひとり親家庭を支えてくれる手当のご紹介です。
最初の一年しか受給できなかったのですが、これは本当に心強かったです。
児童扶養手当
ひとり親家庭に支給される手当です。
厳しい所得制限があります。そしてこの所得は給料に加えて養育費も8割加算されます。
離婚して最初の一年、前年度の所得が非正規雇用で基準を下回っていたので受給させて頂きました。
正社員になったら基準を超えて、支給全額停止となりましたが。
これを受給していると、手当だけではなく
・東京都だと都営交通無料パスがもらえる
・水道料金の減額
・就学援助を受けられる
・粗大ごみ収集料の免除
・親の医療費が1割負担になる
と言った優遇が受けられます。
逆に言えば、収入が安定するとこれらの優遇はゼロに・・・・。
児童育成手当
これも一人親向けの手当なんだけど、各区市町村が条例を設置し実施してる手当です。東京都だと月額13,500円(子ども一人当たり)
上記「児童扶養手当」よりも所得基準が高く設定されています。なので、児童扶養手当は停止でも、育成手当は受けられる場合も。
ひとり親控除
所得税の所得控除です。これも所得制限あり。私は自慢じゃないがまだ所得制限以下の年収なんでありがたく控除受けてます。(控除額35万円)
雇用者でしたら年末調整で受けましょう。
これらの手当に加えて、もし子どもに障害がある場合は、「特別児童扶養手当」もあります。これは20歳未満まで受給可能。
うちは、長女の状態が悪化した時に支給認定されて受給することができました。
が、こちら審査があります。最近は厳しくなっている、と主治医から聞きました。
仕事と収入が安定するまでは、行政のこれらの制度は本当に本当に心強かったです。
金銭的なものも、それから相談窓口も。
ひとり親専用の相談窓口もあって、それは不定期ですが休日にやってくれることもあります。
そこの家計診断も使いました。
離婚にはできる「タイミング」があります。
一番大変だったときには、やっぱり今振り返っても決断できなかったです。
決断はできないけれど、虎視眈々と準備しよう、とも何度も思ったんです。
例えば資格を取るとか。
でもね、今そこにある危機に対応することでいっぱいいっぱいで。
毎日生きていくことだけにいっぱいいっぱいで。
それもできませんでした。
できたのは貯蓄に励むことくらいでした。
やっと離婚できるタイミングが到来しても、まだ下の子は小学校の低学年だったから正直本当に大変でした。
今だって、家事育児の両立にいっぱいいっぱいになります。
それでも!!
離婚したことを後悔はしていません。
やっぱりして良かったです。
子どもの前で夫の悪口を言うリスクないし、
夫婦不仲の中で育っていく悪影響を心配することもない。
さみしい思いはどうしたってさせたと思うけれど、それ以上にお母さんが人生を誰かのせいにすることなく生きていく姿を見せたかったのです。
先日、次女が美術の時間に私の似顔絵を書いてくれました。
そのタイトルが「家族を支える母」
でした。
「お母さんはうちの大黒柱じゃん」と言ってもらえて、
あー私、この家の大黒柱になれたんだ!
としみじみ思いました。
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