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【農】畝づくりとマルチ張り

4月になりました。
ついに農業講習が始まります。

前回意気揚々と購入した、地下足袋を履いて、
ワークマンでゲットしたパンツをはいて、これでマジ完璧、という態勢のまま自転車をこいでやってきました。

出欠確認後、各自クワを持ち、クワの使い方を教わります。

最初は農家さんが実演。
左手をぎりぎりのところで持ち、クワの先を土の上に落とすと、
クワの重みで土の中に入っていきます。
そこを右手で引っ張りながら土を持ち上げます。
で、畝を作りたいところに土を落とすと。

見てる分には、はー、なるほど、意外と力いらんのね、
と思っていたけど、やってみるとむっちゃ難しい!

農園はすでに耕されているので、土はふわふわでやわらかい。
なので最初に見せてもらったように、クワの重みで入っていくので、
よく映像で見る、振り上げてから思いきり土にクワをいれる、みたいなことはなかったのだけど、クワと地面を平行にして、クワに土をのせるのが難しい。


どうしてもバラバラ~と土が流れていきます。
地面と平行のまま引っ張る。そのまま畝側に移動して、平行のままクワだけ抜く。
何度かやっているうちに、コツをつかんできました。
これは、腰で力を入れようと思うと腰痛になるやつだ。

次に、畝を実際に作ってみます。
2本のロープを張って、そこの間に土を盛ります。
ロープと平行にクワを入れます。これも難しい。

だいたい15センチくらいの高さの畝ができたら、
今度はレーキという器具で、表面を平らにならしていきます。
熊手みたいに、先に爪がたくさんついた器具

前後しながら、凸凹を直して平らにしていきます。
この力加減が微妙。土がすごくやわらかいので、少し力を入れるとすぐに土が削れてしまいます。

平らになったら、次にマルチを張ります。
マルチとは、雑草や虫などを防ぐためのビニールシート。

ロール状になっているシートを、伸ばしながら、畝にまっすぐ伸ばしていきます。
途中1メートルごとに手で土をかけて、仮止めをします。
これを、農家さんは一人でもやるそう。人数が5人いても難しいと思ったのに、、、


まっすぐに伸ばし終わったら、シートの横の溝に土をかけて、埋めていきます。
ここで、地下足袋をはいているメリット。
親指でマルチを抑えながら土をかけていくことで、ピーンときれいに張れるとのこと。
たるんでしまうと、隙間ができて、そこから風が吹き込むと、すぐにはがれてしまうので、きれいにピーンと張るのが大事。


マルチができたら、鉄の棒で重しをして、今回は終了です。


一つ一つ丁寧にやることで、体力の消耗を防いだり、後で修正が必要なくしたり、すごく作業工程の手順が理にかなってる。

変な力を入れないで、すっと砂を持ち上げる農家さんがかっこよく見えました。

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