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居酒屋の誕生〜江戸の呑みだおれ文化(読書メモ#01)
最近読んだ本「居酒屋の誕生〜江戸の呑みだおれ文化」。江戸の文化や風俗を扱った本の中でもかなり面白く、最後まで楽しく読みました。
江戸は単身赴任を含めて男のひとり住まいが多く、人口の3分の2は男性といういびつな社会。外食の機会が多かったのは当然としても、飲食店の数が現在の東京とほぼ同じ(人口およそ500人に1軒程度)というのは興味深いところです。
居酒屋の発祥から呑み方、つまみの変遷、価格、客筋、酔っ払い事情などなど、数々の文献や絵画、川柳などの資料から当時の居酒屋がどんなものであったのかを事細かく紐解いていく内容です。とにかくよくここまで調べたなあと、著者の情熱に頭が下がる思いでして。読後は当然、無性に居酒屋に行きたくなります。
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