復職して1ヶ月の今を残す
4月末に職場復帰して、GW10連休を除いて1ヶ月ちょっとが過ぎました。
まだ1ヶ月、されど1ヶ月。
この1ヶ月間は良くも悪くも、一番色んな感情が動いた期間でした。
やりたいことをやり尽くした超充実育休から1年2ヶ月ぶりの会社員復帰、きっと色んなギャップやハードルがあるだろうなあと予測はしていたものの、育休中に得たものを本業に持ち帰って活かしたいという気持ちも大きかったので復職に対するモチベーションは高かったです。
でもやっぱり復職すると生活のメインが会社になり、圧倒的に自分の時間は少なくなるので、この1ヶ月で感じたこと、考えたこと、決めたこと、忘れないうちに言葉に残しておこうと思います。
復職初日
産休に入ったときと同じ部署に戻ったので顔ぶれも変わらず、1年2ヶ月のブランクはあまり感じませんでした。
社内で挨拶周りしたり、PCのセッティングや新しく導入されたシステム触ったり、これから担当するクライアントやPJの引継ぎをしたりバタバタと1日が終了。
久しぶりの会社の雰囲気にワクワクはしたものの、1年2ヶ月前とあまりにも変化のない環境や職場の空気感に触れて、心の中にはちょっとした違和感が芽生えていました。まだその違和感の理由は分からず、でもきっとこれはフタをしちゃいけないと直感的に思って心の中にそっとしまいました。
仕事と育児の両立
1人目同様、時短制度は使わず9:00-18:00のフレックスフルタイム勤務で復職しました。在宅勤務やリモートワークはできませんが、直行直帰など自分で予定は調整できるし、復職も2回目で職場の理解はあるものの、子どもが1人のときと比べてどれくらい負荷がかかるのか想像ができませんでした。
男の子は熱を出しやすいのかなーとか、どっちかが感染症にかかったら家族全滅だなーとか、自分の時間は今まで以上になくなるのかなーとか、色んなことを想定してとにかく両立サポート体制を整えました。
万が一のときのためのサポートではなく、日常的に第三者を家庭に巻き込んでチームで家事育児をする、ということに取り組んできました。
復職後にその威力を発揮した、わが家の力強いサポーターメンバーをご紹介!
サポーター①ファミサポさん
子どもが1人のときは、子どもが熱出したら夫と交代で休んで、どうしても休めないときは都内に住んでいる義両親にヘルプを出す、という流れでしたが今回は外部サポーターも含めて手厚く準備。
育休中からファミサポさんを3人体制で活用して、子どもたちを親以外の大人に慣らしてきました。そのうちの1人と定期契約をして、週1で子どもたち2人の保育園のお迎え→食事までをお願いしています。週1でもお迎えにいかなくてよくて、帰宅したらご飯が済んでいる日があるだけでめちゃくちゃ精神的余裕が生まれます。
子ども達はすっかりファミサポさんに懐いて、3歳の娘は今では木曜日になると「今日は●●さん(ファミサポさん)のお迎え?!」と楽しみにしてくれています。
サポーター②コープデリ
仕事と育児の両立において大きな負担がかかるのが毎日の料理・・・特に料理が好きでも得意でもない私は、毎日何を作ろう、何を食べさせようと夕方から考えなきゃいけなかったり、週末に作り置きをしたりということが本当にストレスになるな~と思ったので、潔く外注することにしました。
コープデリのデイリーコープは週3からミールキットを配達してくれるプランです。ミールキットって便利だけど、賞味期限が当日中のものが多いのでまとめ買いができないのが使いづらかったのですが、コープデリはその日のミールキットをその日に届けてくれます。
保育園に子ども達を迎えに行って、帰宅したら宅配ボックスからミールキットを受け取って(保冷ボックスに入っています)、下ごしらえ済みの材料をフライパンで炒めるだけで帰宅後15分ほどで主菜が出来上がります。
メニューも、メインのおかずだけでなく、パスタ、焼きそばなどの麺メニューもあり「今日は何が届くのかな~」という楽しみもあります。もちろん配達メニューは事前に確認・変更もできるので、次週配達のメニューを見て子どもの好きなものや、お気に入りのメニューを指定することもできます。
結構ボリュームもあるし、冷蔵庫に余っている野菜も足せるので、冷凍ご飯と簡単なサラダや副菜だけ足せばすぐに夕飯ができるのが本当にラクです!わが家では先に帰った方がご飯を作るルールなので、夫がミールキットを調理して待っていてくれることもあるし、帰宅時間が同じ場合はどちらかがお迎えに行って、どちらかが家でご飯を準備するという分担ができるのも効率的です。
サポーター③エスキッチン
育休中からお手伝いをしているエスキャリア・ライフエージェンシーという会社が運営しているエスキッチンは、3歳からできるお料理のお手伝いプランが人気。
管理栄養士さんが家に来てくれて、子どもと一緒に野菜のカット、ハンバーグのタネ作り、シュウマイ包み、クッキー作りなど食育を含めた料理のお手伝いをしてくれるので、わが家は習い事の一環として取り入れています。「お料理したい~」という3歳娘に対して私は教えるスキルも余裕もないので、普段は保育園で給食作りなどをしている子どもとのコミュニケーションスキルの高い栄養士さんが優しく教えてくれて、お手伝いができた子どもはとても嬉しそうだし、褒められて自己肯定感も育つという素晴らしいサービス・・・しかも、お手伝いが終わった後は栄養士さんが家族のご飯の作り置きまでしてくれます。これがまた美味しくて美味しくて・・・健康バランスに配慮した手作りのご飯で冷蔵庫が満たされるのは、本当に心が落ち着きます。
現在定期利用しているのは①~③ですが、その他病児保育や病児シッターの登録、KIDSLINEの近隣シッターさん利用、シルバー人材サービスの掃除サポート(ようやくマッチした!7月から利用予定)など、積極的に第三者を家庭に巻き込んで、チームで家事育児をすることで家庭経営者である私や夫が「余裕」を持てるように心がけています。
私と夫は家庭における共同経営者であり最高責任者なので、家事育児に忙殺されてヒーヒー走り回っていては的確な判断や意思決定ができません。それは家庭経営においてリスクになるので、信頼できるチームメンバーに仕事を振り分けることで持続可能でハッピーな家庭環境を作り出そうとしています。
復職前の夫婦会議で、私たちが心に余裕を持って子どもたちと接する時間を大切にするということを一番のプライオリティにしようと決めたので、そのためにやらなくていい家事を手放すこと、自分たちだけで抱え込まずに積極的に育児に第三者を巻き込むことを実践しています。
育休中からコミュニティマネージャーを務めている両立チーム育児ラボでの活動を通して、「育児に第三者を巻き込む」ということにチャレンジしたり、夫婦での話し合いを重ねて家族の方針を決めていたことでスムーズな両立に繋がりました。
両立チーム育児のサイトでは、様々なテーマで両立TIPSを紹介しているので是非チェックしてみてください!
仕事のこれから
チーム育児のおかげで両立は上手くいっていますが、今私にとって目下の悩みは自分のキャリアについてです。
復職初日にそっとしまいこんだ違和感は、1ヶ月経っても消えることはなくむしろどんどん大きく、存在感を増しているように感じます。復職後も責任ある仕事を任せてもらえていて、やりがいはあるし面白いと思う部分も多いのでそこだけに目を向けていられれば仕事の満足度も上がるのかもしれません。
でも育休中に外の世界に飛び込み、新しい働き方に触れて、キャリアの可能性が広がった私にとって、大企業の中では動きづらさや停滞感を感じてしまいました。
もちろん大企業には大企業にしかできない大きな仕事があり、そこにやりがいや面白さを感じる部分もあります。でも同時に、大きな組織ならではの個人の不自由さや、変化への耐性のなさに危機感も感じています。組織としては強いかもしれないけれど、個人として戦える人はどれくらいいるのだろうか・・・?
私は、個人として、この先どの道を進むか。
まだ答えは出ていませんが、忙しい毎日の中でも違和感にフタをしないように思考と行動を止めずに前だけを見ていきたいと思います。チャンスの神様の前髪をしっかりつかめるように、自ら転機を作り出していけるように、感覚を研ぎ澄ませていきます。
復職して感じた違和感や、モヤモヤした気持ちを色んなところで吐き出していたところ、尊敬する友人に言われた言葉に背中を押されました。
この経験を糧にして、すぱっと次の道に進む姿が想像できるからあまり心配していない!自分の選択を自分のものにする力がすこぶる高いから、どんな選択をしても自分が納得した我が道を駆け抜けるんだろうなぁって思う。
迷って、悩んで、靄の中を走って、その先に自分の足で進んだ道がきっと正解なはず。そう信じて、今は苦しくても走るのをやめない!!!
自分らしく働き続けられる場所へ
1日24時間は全人類唯一共通の資源。
そのうち1日8時間、週5日「仕事」という時間に費やしている今。貴重な時間を、仕事に「使われている」と思うか「使っている」と思うかで人生の充実度は変わってきます。
私は自分の貴重な時間を、可愛い子どもたちを1日の大半預けてまで生み出している時間を、自分の情熱を心から注げることに使いたいし、自分らしく働き続けられる場所で、尊敬できて刺激し合える仲間と切磋琢磨したい。
育休中に作った、自分らしく働き続けるための7つのルール・・・
熱源は自分にあるか?
GIVEできているか?
主語は「自分」になっているか?
動きながら考えているか?
見えている世界はクリアか?
選択肢は広がっているか?
最初に踊る人になれているか?
ひとつひとつを自分に問いかけて、YESが揃う場所を探していきたい。なければ作っていきたい。一度きりの人生、諦めず、妥協せず、挑戦し続けたい。
そんな思いで、迷いを晴らして、前を向いて、今日も明日も一歩ずつ、少しずつ、でも確実に未来を変える行動を積み重ねていきます。
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