納豆ご飯様カバー小説【椎名ピザ様カバー小説企画】勝手に参加します💦
大変ご無礼を。Followerさまの優れたカバー小説から知りました。
まずは椎名様の企画記事を👇
カバー元の作者様のお一人、納豆ご飯様の玉稿をお借りし、拙いカバーを書いて参ります。まずは優れた原作をご覧くださいませ。
【ドーナッツ】春永Version
私の娘は言われるところの思春期というものに突入している。何かとガラスのハートである。取扱注意・FRAGILEなのだ。言葉選びに苦労する。どうやって彼女と話したらいいだろうか。買物をしながら考えを巡らせる私の目に、ひとつの雑誌、その特集の文章が飛び込んできた。
「思春期の娘と話すトークテーマ集10選!」
これだ!これでいこう。私は迷うことなく雑誌を手に取り、レジに足を向けた。ショッピングモールに置かれたベンチに腰を下ろし、買い求めた雑誌を開く。そこには「美味しそう」なヒントが綴られていた。私のミッションは次だと告げるかのように。
買物から帰り、我が家のテーブルに買ってきたドーナッツとミルクの用意をする。娘が学校から帰ってくるまで、後30分。
皿にドーナツを並べる。シュガーコーティングされたそれは、黄色や茶色、ピンクでお化粧をしている。彼女はピンクを選ぶだろう。もしかしたら黄色かもしれない。いや、チョコの茶色という番狂わせもありえる。悩み出したら切りがない。予め分かっていた悩みから自分を解放するために買っておいた、プレーンドーナッツを自分の皿にひとつ置いた。
ドーナツには穴がある。当たり前のことなのに、その穴が何故か新鮮に感じられた。ドーナツの穴を覗き込む。さて、どんな世界が見えてくるだろう。
パタパタ、カチャ。
可愛い足音とドアノブを回す音が聞こえた。その音の主に教えてあげよう。ドーナツ星の秘密を。
椎名ピザさま、企画参加のご許可をありがとうございます。納豆ご飯様、唐突なリスペクト(及び記事内リンク)のご無礼を何卒お許しくださいませ。拙い作ですが、ご笑覧頂けましたら幸いです。納豆ご飯さまの「素敵な家族愛」に導かれた拙い#カバー小説 、貴重な機会をありがとうございました。
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拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。