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雅也と直美

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シロクマ文芸部応募作から生まれたカップルの「何も起こらない」坦々とした日々を綴っています。楠雅也と桂直美の物語です。
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#短編小説

風車の風吹く街で【シロクマ文芸部|お題「風車」】参加記事

#シロクマ文芸部  お題#風車 から始まる~ 参ります。 今月の「シロクマ文芸部」参加作は、…

春永睦月
5か月前
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花に埋もれて【シロクマ文芸部|企画「花吹雪】参加記事

#シロクマ文芸部  お題「花吹雪」から始まる 参ります。 4月のシロクマ文芸部・参加作品は「…

春永睦月
5か月前
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 夢でも現《うつつ》でも【シロクマ文芸部|企画「春の夢」】参加記事

ペタ記事以下より、本文参ります。 #シロクマ文芸部  2024.4⏩変わる時→風車→花吹雪→そして…

春永睦月
5か月前
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幼き心のままで。【シロクマ文芸部|お題:子どもの日】企画参加記事

子どもの日。 それが自分たちをお祝いするものであった頃は、全てが驚きに満ちていて、その驚…

春永睦月
5か月前
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風薫と青嵐【シロクマ文芸部|お題「風薫る」】参加記事。

貼り付け記事以下、参ります。 風薫る五月皐月か。もう夏なんだけどなぁ、風情とか別に感じな…

春永睦月
5か月前
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白いスニーカーを履いていた頃には 【シロクマ文芸部|お題「白い靴」】参加記事

白い靴には、ひとつの思い出がある。思い入れ、と言い換えてもいいかもしれない。誰に知られる…

春永睦月
4か月前
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赤ではなく、青でもない。【シロクマ文芸部|お題「赤い傘」】参加記事

赤い傘、小学校の頃のそれは、女の子が持つと決まっていたところがある。決まっていた、というよりも、そういう先入観・固定概念があったように思う。 そうした考えに馴染めなくて、私は紫色の傘を使っていた。赤ではなく、青でもない色を。「どうして赤い傘を差さないの?」というクラスメートの質問には「私、紫が好きだから」と笑ってごまかしていた。「変なの」という声は聞こえないふりをしながら。 今は性別により使う道具の色を決めるなどという考えを持てば、ハラスメントを指摘される時代だ。子どもた

どこかで咲いている露の花。【シロクマ文芸部|お題「紫陽花を」】参加記事

紫陽花を手折る。その光景には、微かな神秘性が漂っている。紫陽花の花を梅雨の花と表現した言…

春永睦月
3か月前
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雨が降る一週間、そして週末には。【シロクマ文芸部|お題「月曜日」】参加記事

月曜日。 週の始まり。 今週は梅雨真っ盛り、毎日雨が降っている。雨が降らねば水不足、恵み…

春永睦月
3か月前
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【シロクマ文芸部|お題「ラムネの音」】参加記事

ラムネの音が口腔内から耳へと伝わり、頭の天辺ではじけ飛ぶ。ラムネは夏休みのはじまり、その…

春永睦月
3か月前
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言葉にかけられた魔法【シロクマ文芸部|企画「手紙には」】参加記事

手紙には、ある魔法がかけられている。その封筒の封を切り、手紙の中身を読み終えるまで、その…

春永睦月
3か月前
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夏の夜風に【シロクマ文芸部|お題「夏は夜」】参加記事

夏は夜、日が落ちるのをひたすらに待ち続け、酷暑をしのぐ。昨年から続く酷暑に抗ったとしても…

春永睦月
2か月前
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涼を求める絵とは【シロクマ文芸部|お題「海の日を」】参加記事

海の日を境にして暑さは過酷となっていく。“心頭滅却すれば火もまた涼し”と言ったのは禅宗の…

春永睦月
2か月前
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ブルーハワイと古《いにしえ》の味と【シロクマ文芸部|企画お題「かき氷」から始まる】参加記事

かき氷といえばブルーハワイを思い出す。あの鮮やかすぎて目に痛いような濃い青は、あれほどの彩度を持たねばいけなかったのだろうか。食べ物には余り見かけない青である。 「こういうのがあるしね」 ボルス ブルー | スピリッツ・リキュール | 商品情報 | アサヒビール https://www.asahibeer.co.jp/products/spirits_liqueur/liqueur/bols/bols.html ブルーキュラソー、ラム、パイナップル&レモンジュース。この