マガジンのカバー画像

読書の記録

18
かなり個人的な視点ですが、読んだ本について書いてます。#3テーマ読書記録
運営しているクリエイター

記事一覧

#120 「食」はあらゆるものをつなげる|【2021-02, 03】3テーマ読書記録

先日、茨城県のとある農場に行ってきました。そこは有機農業と畜産を組み合わせた複合農業を行っている場所で、農場の歴史や、その地域と農場での有機物循環のお話などを伺ってきました。春の里山の桜や新芽の色が混ざり合った風景が美しかったです。アイキャッチ画像はそこの畑の様子。 さて、この二ケ月で読んだ本は「食」にまつわるものが多かったのです。研究、ゼミ、インターンとそれぞれ違う角度から「食と農」について考える機会が多く、それらと合わさってますます食の奥深さと広がりを感じました。まだ頭

#114 生活の基本と楽しみ方を教えてくれる本たち|【2021-01】3テーマ読書記録

毎月読む本は、心を豊かに、暮らしを豊かに、世界を広げるの3テーマに当てはまるなんでも良いことにしている。今月も”何となく”惹かれた本を読んだのだが、振り返ってみると日々の生活の基本や楽しみ方を教えてくれるというテーマにぴったりの本たちだった。 「なぜ今、暮らし系のYouTuber がこんなにも人気なのだろう?」と思っていたが、その理由も何となく分かった気がする。 では、さっそく振り返ってみよう。 (アイキャッチ画像:人によっては違って見えるかもしれない壁のタイル) 心を豊

#110 【2020-12】3テーマ読書記録

新年あけましておめでとうございます。 2020年は60冊弱の本と出会い、52冊を読み切りました。読書家と言える冊数ではないけれど、読んだ本を振り返るとその本を紹介してくれた友人や、読んでいた時のこと、考えていたことが思い出されます。それくらい一冊一冊に向き合えた1年でした。 2021年も素敵な出会いがありますように。という思いとともに、すでに読みたい本もたくさんあってわくわくしています。 そんな気持ちをちょっと抑えつつ、2020年12月を3テーマ読書記録で振り返ります。 (

#107 【2020-11】3テーマ読書記録

みなさんこんにちは。ハルナです。 今月もペースはゆっくりで冊数は多くないですが、3テーマそれぞれで良い本に巡り合えました。 早いもので「3テーマ読書記録」をはじめて5か月が経ちましたが、5か月続けてみて、3テーマ読むという型を作った効果をじわじわと感じております。ビジネス書に、あるいは小説に偏らないバランスの良い読書ができることで、思考も偏らず、適度な息抜きもでき、より実りある読書になっている気がします。 そんなわけで、今月の読書記録も皆さんの参考になれば嬉しいです。

#106 もうひとつの、わたしの帰る家

#心を豊かにする読書 #そしてバトンは渡された 今月は『心を豊かにする読書』※をしていない。 何か適当な小説はないかなだろうか? そう思ってKindleの「未読本」の中から、ずっと積読だったけれどなぜか目を引く一冊を読むことにしました。 ※3テーマ読書のうちの1テーマ ・・・ 物語も素晴らしかったし、読了後の余韻もとても心地よい本でした。 そして、ベルギーで過ごした日々を思い出し、 わたしが感じている血の繋がらない人への愛情や、「拡張家族」のような考え方をわりとすんな

#104【2020-09,10】3テーマ読書記録

「3テーマ読書記録」は、毎月1日に先月分の読書を振返ってみるというもの。バランスよく色んな本を読みたいので、1か月の間に以下3テーマの本を最低1冊ずつ読むようにしている。 #心を豊かにする読書 他人の人生を読書を通じて体験できる小説などの物語。 #暮らしを豊かにする読書 ミニマルに生きるためには、経済的に自立するためには?という自分自身が関心あること、そして日々の暮らしを豊かにするために読む本。 #世界を広げる読書 研究の幅を広げてくれる本、知的好奇心を刺激する本、歴史を知

#101 マール コウサカ(2020):すこやかな服

#読書の記録 読了後の爽快感と温かい余韻がさめないうちに。着るといつもの風景がなんだか色鮮やかに見える。何でもない日なのにウキウキする。そんな服を作っているブランドがある。 foufou(フーフー)は、「健康的な消費のために」がコンセプトのファッションブランド。foufouを立ち上げたのは、マール コウサカさん。 今日はマールさんのトークイベントがある。ということで、その前に最近出た本を途中まででも読んでおこうと思って読み始めた。そうしたら、1ページ目からfoufouの

#100 【2020-08】3テーマ読書記録

「3テーマ読書記録」は、毎月1日に先月分の読書を振返ってみるというもの。バランスよく色んな本を読みたいので、1か月の間に以下3テーマの本を最低1冊ずつ読むようにしている。 #心を豊かにする読書 他人の人生を読書を通じて体験できる小説などの物語。 #暮らしを豊かにする読書 ミニマルに生きるためには、経済的に自立するためには?という自分自身が関心あること、そして日々の暮らしを豊かにするために読む本。 #世界を広げる読書 研究の幅を広げてくれる本、知的好奇心を刺激する本、歴史を知

#99 日本人の『自然観』と環境保全型農業

#雑草が教えてくれた日本文化史 本書は、日本と西洋(主に欧州)の雑草の性質・認識のされ方の違いを通して、日本人の特徴や自然観がいかに形成されてきたのかを紐解いていく本だ。 日本の環境保全型農業は欧州と比べると進んでいない。一般的には温暖湿潤な気候による有機栽培の技術的な難しさが理由に挙げられる。しかし理由はそれだけだろうか。そこで今回は、本書で取り上げられる日欧の「自然観」の違いに焦点を当て、掘り下げることで、どうしたら「環境保全型農業」を進めていけるのかについて考えよう

#97 【2020-07】3テーマ読書記録

数えきれない贈与で世界はできていた ちょっとヘンなタイトルになってしまったが、2020年7月の読書や出来事を通して学んだり、考えたことを一言で表すとこうなった。 7月、長い梅雨だった。東京にもいよいよ夏が近づいてきた7月最後の日は、自転車で海の見えるところまで行ってきた。都内にはシェアサイクルポートがいたるところあって気軽に自転車に乗れる。(カバー写真) ・・・・・・ さて今回は、7月に読み終えた本8冊について紹介する。といっても全部に触れていてはきりがないので、主にど

#002 休日プロジェクトと日曜のランチ

1 データの見えざる手 2 誰かといる時の幸せの条件3つ 3 「会話の活発度」= 現在の話をする、丁度よく同じで丁度よく違う #データの見えざる手

【声のnote初挑戦】#001未来を予測するのに一番良い方法は、自分でやり始めることだ

1, 藤原和博・本を読む人だけが手にするもの 2, 平野啓一郎・空白を満たしなさい 3, 最近の読書習慣、未来予測するのに一番良い方法は、自分でやり始めることだ #本を読む人だけが手にするもの #空白を満たしなさい

#94 井上はじめ(2020):33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由

読書の記録をしようと思ってメモしていても、中々公開まで至らない。だから「今日こそは!」、と思って読み終えてすぐの本について書くことにした。 ・・・・・・ 紹介するのは「33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由」。 著者はごく普通のサラリーマン。タイトルにもあるように手取り22万円は決して多いとは言えない。そんな彼が挑戦と失敗を重ねながらお金と向き合う過程を記録した本だ。 どうやってお金と向き合えばいいのかわからない人へ今の私は、大学院生とはいえ25歳でほとん

#21 エリック・バーカー , 橘玲 (2017):残酷すぎる成功法則

ただのメモ、されどメモ先日とある人に、「同じ本を読んで感想をシェアしよう」と提案した。今日はその、”読んだ本の感想シェア”のための”ただのメモ”。 と言っても、そもそも何でこんなことをしようと思ったか話していなかったのでまずはそれから。 ...... どこかに出かけるときの電車で、歩きながら、カフェで、何でもないときに、何気なく始まった会話ほどなぜか盛り上がる。そのおかげで電車を乗り過ごしたり、地図上の行先を見失ったり、料理の手順を間違えたり...周りが見えないくらい集