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#56 感覚過敏と感覚鈍麻(どんま)と子どものケガ

感覚過敏と
感覚鈍麻(どんま)と
子どものケガ

子どもが転んだとき、

泣かないと → つよいね!
泣くと   → メソメソして…

大人はこんなふうに思いがちです。 

でも、本当にそうでしょうか?

感覚過敏だと、刺激に対して敏感
感覚鈍麻だと、刺激に対して鈍感

だとすると…

同じケガでも、

痛みの刺激が強く感じられる
痛みの刺激があまり感じられない

この差があるはずです。

あなたのお子さまが、
小さなケガをする度に
大泣きしたとしても、
それは『つよくない』からでは
ありませんよ!

痛みを強く感じ取ってしまっているのです。
だから、痛くて痛くて涙を流して泣いています。

ケガの大きさを見るのではなく、子どもが痛みを感じ取っている度合いに着目してあげませんか⁉︎

発達の特性を考慮するとは、
こういうことです♡


その他に大泣きする場合考えられる可能性は、

①気持ちの立て直し方が分からない
②大きくアピールしないと大人が注目してくれない

などがあります。


①気持ちの立て直し方が分からない場合

子どもが納得して理解できるように、一つずつ、大人が一緒になって言語化してあげます。

「痛かったね」→「手当てしたから、これで治るね」→「ビックリしたね」→「でも、もう安心だね」→「またすごい痛くなったら、すぐに診てあげるからね」

・体はもう大丈夫なこと
・心も落ち着いてきたこと
・この先も何かあったらすぐに対応するから、安心しても大丈夫なこと

毎日の日常のなかでこれを繰り返していると、そのうち一人でも気持ちを持ち直せるようになっていきます。


②大きくアピールしないと大人が注目してくれない場合

子どもは安全基地があるからこそ、物事に挑戦しようとします。

だけど、この場合は、子どもにとって身近な大人が安全基地だと思えていない可能性があります。

だから、「ぼく(わたし)は今、危険な状態です!!」と大泣きして発信しているのです。

大人側の「子どもと充分に関わっている」気持ちと、
子ども側の「もっとぼく(わたし)のこと見て!」の気持ちに
差異がある状態です。

やる事は一つ!

子どもが心を充分に満たす関わりをするのです。
(大人が充分だと思う関わりでなく、子どもがもう充分だと満たされる関わりです)

具体的には、
・抱きしめる回数を増やす
・褒める回数を増やす
・大人の側から話しかける回数を増やす
・1日10分(10分の時間を取るのが難しいなら5分だけでも)子どもと一対一の2人だけの時間を作る。(スマホやタブレットを見ないで、テレビも消す)(子どもがねだったとしても時間延長しないでok、明日に約束して約束を必ず守ることをする、怒らないで必ず穏やかに話して伝える)←これらのルールを大人が守る


あなたとあなたのお子さまが
​心穏やかに日々過せることを​心から願っております♡


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