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#33★ えんぴつの持ち方 気をつけるのはそこじゃない! 発達障害あるある「筆圧が弱い・強い」問題

えんぴつの持ち方
気をつけるのはそこじゃない!
 
発達障害あるある
「筆圧が弱い・強い」問題

小学校の先生がえんぴつの持ち方を教えるとき、多くの先生は、指の位置(手首から先のみ)を教え込むやり方をします。
だから、このやり方で子どもに教える方は多いはず。

でも、気をつけるのはそこだけじゃないです!

なぜなら、正しいえんぴつの持ち方で書くことが出来ない子どもの多くは、力が入らず筆圧が弱くなります。
どうにか力を入れようと、無意識に様々な筋肉を使って力を入れると、えんぴつの持ち方が崩れて筆圧が強くなります。

だから、指の位置だけ気をつけても、
結局、正しい持ち方で書けないのです。 

じゃあ、どうしたらいいの?

 
[この先は、noteのみでの公開です]



力が入らない・力が入りすぎる…
これは、低緊張と過緊張のことです。
過緊張・低緊張も発達障害あるあるですね。

もっと詳しくいうと、
「過緊張・低緊張」があるので「筆圧の強い・弱い」として表れる、といえます。


書くときに使う体の部位

書くときに、体のどの部分を動かして書いているのかを考えてみましょう。

えんぴつを持つためには指を使います。
指でえんぴつを支えながら動かして書きます。

指を動かすためには、手首を使います。
手首を動かすためには、腕を使います。
腕を動かすためには、肩を使います。
肩を動かすためには、背中や首などの筋肉を使います。

もうお分かりですね。
手首から先の「手」だけで、えんぴつを動かして書いているのではありません。
様々な体の部位を連動させて使っているのです。

だから、「気をつけるのはそこだけじゃない!」と言うのですよ。
 


一つの指標として

指、手首、腕、肩、背中や首などの筋肉、これらを適宜使えていますか?
低緊張になって動かしにくくなっていませんか?

一つの指標として、

・猫背になっている
・姿勢が維持できずすぐに崩れる

これらが見られると、上記の筋肉が動かしにくくなっていて、低緊張である恐れがあります。

えんぴつの持ち方だけではなく、はさみやお箸の持ち方・使い方なども実は同じことなのです。

0〜1歳児の頃から、筆を持たせて絵を描き、手、手首、腕、肩、背中や首などの筋肉を動かして、えんぴつやはさみ、お箸など使う段階までに体の動かし方の土台を作る、という保育の仕方(遊びとして取り入れる)もあります。
 


実際の方法 

低緊張になっている体の部分を動かしてあげます。

しかし、過緊張の度合いが強すぎると、過緊張が邪魔をして低緊張の筋肉が動かしにくいことがあります。
ですから、まず過緊張の筋肉をゆるめて、そのあとに低緊張の筋肉を動かします。

毎日コツコツと続けると、だんだんと低緊張だった部分が思うように動かせます。

筋肉隆々になる必要はありませんので、筋トレのようにストイックに取り組む必要はありません。
しかし、今までの体の使い方の癖があるので、それを今までと違う使い方にするには、毎日コツコツと続けて変化していく必要はあります。
 



どこが低緊張で、どこが過緊張なの?
どういう動きで体を動かせばいいの?
セラピーでは、あなたのお子さまにあわせたオーダーメイドのアクティビティー(手法・動かし方)をお伝えすることができます。

動かし方の見本をお見せして、一緒に動かしてやり方を覚えていただき、安心してお家で取り組めるように導きます。

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