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リトアニア留学記 vol.4② 国内旅行~クライペダ編~

Laba diena~!
前回のヴィリニュス編に続いて、今回は1泊2日旅行の二日目、クライペダの様子を書いていきます。
初のヨーロッパの海、とっても癒されてきました…!
ぜひ楽しんでいってください!

(前回の記事↓)


クライペダってどんなところ?

ヴィリニュスからクライペダへ

(引用:Google map)

クライペダは、ヴィリニュスの反対方向、西側にある海沿いの港町です。
前回も乗った電車で、ヴィリニュスから4時間~4時間半!

運賃は、一般22.5ユーロ(3,239円)、学割で半額の11.25ユーロ(1,619円)。
やっぱり学割つよいですね…!

ちなみにクラスが上の座席(日本でいうグリーン車)は、32.1ユーロ(4,621円)。
比べると割高ですが、それでも新幹線のような快適さだと思えば、日本よりもずっと安いんじゃないでしょうか。
公共交通機関がお得なのは、旅行するのにとってもありがたいです!

港町の歴史

じゃあそんなクライペダはどんな街かというと、ヴィリニュス、カウナスに次ぐ第三の都市。
バルト海に面した、リトアニア唯一の港町です。

大小たくさんの船が停泊していました

始まりは13世紀、ドイツ騎士団によってつくられました。
その後19世紀にドイツが統一され、クライペダはドイツ帝国の東端の街となりました。
第一次世界大戦後の1919年からは、フランスによる統治下におかれましたが、1923年にリトアニアに編入されました。

しかし第二次世界大戦前、ドイツ人の人口が多かったこの街ではナチ党が選挙で勝利したことで、再びドイツ領となりました。
その後、第二次世界大戦を経てにソ連に占領され、ドイツ系住民はクライペダを離れることになりました。

1990年にリトアニアがソ連からの独立を宣言したことでクライペダは再びリトアニアの都市となりました。
が、今でもロシア語やドイツ語を話す人がほかの都市に比べると多いようです。

このように、歴史上長い間占領されてきたクライペダですが、今ではリトアニアの中でも大きな観光地として知られています!

クライペダの見どころ!

港町のクライペダ、街の真ん中にダニェ川が流れており、海に近づくにつれ、たくさんの船が停泊しているのが見えます。

海に続くダニェ川

もちろん川沿いを歩くのも十分楽しいのですが、ちょこちょこと観光スポットもあるので紹介していきます!

旧市街

まずは旧市街。
リトアニアはどこも歴史がつまった旧市街が魅力的です。

ドイツ様式の建物が見られます

クライペダの旧市街では、この写真の左奥に見えるような、ドイツ様式の建物をちらほら見かけます。
ドイツ帝国の一部であったり、ドイツ領であった歴史が、こういうところからも感じられます。

そんな旧市街の中でも中心となっているのが、劇場広場です。

ドラマ劇場

このドラマ劇場を中心に、広々とした空間が広がっています。
ドラマ劇場の前にあるのは、少女像と噴水。
クライペダ出身のドイツの詩人にささげられたそうです。

広場はこんな感じ。

小さな出店が出ていて、ハンドメイドの雑貨を売っていました
劇場広場

ここの劇場のバルコニーでは、かつてヒトラーが演説をしたことでも知られているそうです。

行く前に歴史をちゃんと調べていったらより楽しめるのが、旧市街!ということを今回の旅で学びました。(今回は後調べです、次回以降調べていこう…)

クルシュー砂州

砂州とは、水の流れによってできる、砂が堆積した地形です。
クルシュー砂州は、バルト海に面している、全長約100km!の細長い砂州。
北側の約半分がリトアニア領で、残りはロシアの飛び地のカリーニングラード州に属しています。

地図の左側、ピンがたってる細~い部分です

クライペダからすぐ行けるのは、スミルティネという砂州の上の先端部分。
クライペダの沿岸からフェリーで5分ほどで渡れます。

フェリーに乗り込むところ

フェリーは30分に1便くらいあるので、けっこう気軽に砂州に渡れます!
うみねこが大量に飛んでいて、えびせん的なスナックをあげてる人もたくさんいました。

風にあたりながら、フェリーで5分。
砂州の先端スミルティネに到着!
松林をまっすぐ抜けると、その先は…

ビーチ!!!
真っ白い砂浜が横にずーっとのびていて、青いバルト海が広がっています。

快晴で最高の海日和でした!

海に入るにはちょっと肌寒い気温でしたが、見てるだけで癒されるし、人も少なくて、とってもゆったりまったりできました。

海の向こうがスウェーデンって思ったら、ほんとにヨーロッパに来たんだ…って改めて感動しました。

ちなみにフェリーからおりて右にまっすぐ進むと、海洋博物館(水族館的な!)があるそうです。
今回は時間の関係で行けなかったけど、イルカショーとかもあるみたいだし、見てみたいよなあ…。
(参考:Lithuanian Sea Museum https://muziejus.lt/en

パランガ

こんなふうに海も見れるけど、クライペダは港町。
こことは別に、ビーチが有名なリゾート地ももちろんあります!
それが、クライペダからバスで北に約30分の、パランガです。

パランガの、ビーチまでの大きなストリート

一大観光地なこともあり、大通りにはたくさんの出店、レストラン、お土産屋さん!

せっかくなのでリトアニア料理を食べよう!ということで、レストランに入りました。

「なんとか風ビーフシチュー」を頼んでこれが出てきたのはさすがにびっくり…!(とってもおいしかったです!)

主食がじゃがいもなので、写真のように、メインディッシュ+サラダ+ポテト、のプレートをけっこうよく見ます。

基本的にメニューはリトアニア語と英語が用意されているので、あまり注文で困ることはありません。
でも写真がないことはよくあるので、頼むまで何が来るかはお楽しみ…!って感じです。
個人的には、海外旅行の醍醐味のひとつです!

このストリートをまっすぐ進むと、

目の前は一面、海…!
リゾート地ということもあって、クライペダよりもパランガのほうが人が多かった印象です。

海に向かってまっすぐ桟橋?がのびていて、海のど真ん中にいるような感覚に浸れます。


パランガは、琥珀博物館も有名です。
琥珀だけを展示した世界でも珍しい博物館だそう。
琥珀とっても好きなので行きたかったんですが、これも時間の関係で…。
(参考:Palanga Amber Museum https://www.lndm.lt/pgm/

帰国までに、クライペダとパランガはもう一回チャレンジしたいです!

おまけの見どころ!

そのほか、クライペダで個人的に素敵!と思ったものを紹介します。

Biržos tiltas

Biržos tiltasから見た景色

Biržos tiltas という、クライペダの旧市街と新市街をつなぐ橋です。
帆のデザインがかわいい帆船がダニェ川に停まっていて、写真を撮るのにおすすめのスポットです。

写真の手前側にあるのは、日本でいう白鳥ボートみたいな乗り物。(たぶん)自分で漕げるペダルがあって、川を近くから楽しめそう。

クライペダの地図

クライペダの街中を歩いていると、建物の壁に地図を見つけました。
最初は何の絵だろう…と思っていましたが、よくよく見るとクライペダの街の地図!
特に観光名所ではないけど、壁画っぽくておしゃれだし、クライペダに来た!っていう記念写真にはいいところだと思います。

ラーメン屋さん「SAMURAI」

帰り際、新市街を駅の方向に歩いていると、ラーメン屋さんを発見…!
日本にいたときは週に1回はラーメンを食べていたラーメン大好きな私は、とてもとてもとても惹かれました…
が、これも電車の時間の都合で行けず…。

実際に食べた友達は、美味しい!と言っていたので、クライペダ旅行リベンジの時は絶対に旅程に組み込もう…と強く思っています。

(ただ、写真を見る限り、味噌ラーメンにヤングコーン、アスパラガス、薄切りのビーツのようなものがトッピングされていて、多少不安感は拭えない…でも挑戦する価値はあり!だと思います。)




日本でもよく海に行って癒されていたので、今回の旅はとっても充実&満足でした!
時間の関係で回れていないところもあるので、ぜひリベンジしたい。

さて、次回は日常生活に話を戻して、リトアニアのスーパーマーケットについて!
2~3日に一回は買い物をする行きつけのスーパー(徒歩3分)と、イオンモールのようなショッピングセンター(徒歩6分)の様子を記録します。

それではまた次回、iki~!


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