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【介護の勉強日記#1】法令とは?

「法律を読めるようになりたい」

介護保険のルールを、一次情報から手に入れられるようになりたいと思ったのがきっかけ。
新卒から3年弱。
介護業界で、現場仕事と営業の仕事をしてきたけれど、
法令についての知識は、簡単にまとめられた本や、ネット、先輩から教えてもらったことをそのまま覚えていただけだった。
ソースにこだわりはなく、よく考えたら二次情報、三次情報にしか触れてこなかった。

介護保険制度のルールブックは法令。
法令なんて、まともに読んだことがない。
学生時代、歴史の勉強は大好きだったけれど、政治・経済はあまり好きになれなくて、その場しのぎの一夜漬けばかり。
基礎知識すらなにも理解していなかったし、当然記憶にもさらさら残っていなかった。
日本語で書いてあるから単語の意味は分かるんだけれど、文章は全然頭に入ってこない。
「法令ってどれ読めばいいの?」
「どうやって読むの?」

私の介護の独学はそこから始まった。

「法律等を読み解くうえで 必要な基礎知識」株式会社みらい
いくつか本も読んではみたけれど、ひとまずここに書いてあることが分かればいいのかな、と理解した。
下記2点。
最低限だけど、これを押さえると、法令の見え方が大きく変わった。
単語の羅列でしかなかったのが、文章の集合体に見えるようになってきた。


1.法令の種類
「憲法」→ 国内最強の規範。
「法律」→ 憲法をもとに、国会の議決を経て成立。
「命令」→ 行政機関が制定する。
      「政令」→ 法律の細部を補うために、内閣が制定。
      「省令」→ 法律や政令の細部を補うために、大臣が制定。
「条例」→ 地方自治体が決める地方の規範。

2.法令の条文構造
「本則」と「附則」から成る。
「本則」を整理する単位は、下記の順に小さくなっていく。
「編」→「章」→「節」→「款」→「目」


上記2点。
介護保険法という「法律」があり、それに伴う「政令」や「省令」で、様々な基準が具体的に定められていくんだ、と理解して、法令1つひとつに目を通してみた。
慣れない単語が多く並んでいたり、括弧内の文章がやたら長かったりといったハードルもあったけど、
「今まで作っていた書類ってここに根拠があったんだな」と楽しくなった。

やっと、一次情報を得るための第一歩を踏み出せた。
ここから、法令検索や厚労省のHPを読み漁る日々が始まった。

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