「歌」と、「歌うこと」
先週の水曜日、いま作っている曲「ともに歩く彼女」の歌入れをしました。
曲作りの段階はすべてが新鮮で新しくてワクワクしていたのに、歌う段階になったらプレッシャーを感じて「楽しいよりも恐い」という気持ちになりました。
「どんなものが出来上がるか楽しみだなあ」という気持ちだったのが、歌入れ時には「ここでしくじっては全てが失敗になる」という気持ちになっていました。
歌入れはわたしの歌の師匠の元でやってきたのですけど、これまでの歌のレッスンで覚えたことや出来ていたことが、自分の曲となると全て忘れたように吹っ飛んでいました。今までどうやって歌ってきたんだっけ…?と、本当にわからなくなっています。
こういう恐さがあるんだなあと、感じることができました。
成功させたい。間違いたくない。だから緊張したり恐かったりするんですよね。友人の結婚披露宴でスピーチしたときも、「スピーチ内容間違えたくない!」「テンパって変なことになりたくない!」という気持ちになりすぎて、料理の味も分からないほど緊張しました。
わたしは昔からとても失敗を恐れる子供でした。その性格が今でも直っていないことを、こういう機会に思い知らされます。この性格は絶対に直した方がいい!
歌の師匠からは「もっと歌の世界に浸りなさい」ということと、「歌は、あなたが『自分自身』に宛てて歌ったものでも、聴いた人にとっては『聴いている自分』に向けて歌ってくれていると感じることができる」というアドバイスをいろんな言い方で伝えてくれました。
師匠の言葉を聞いて思ったのは、「客観的にどう見られたいか・どう見えるか」ばかり気にしていたなあということです。でもそれは聴いてくれた人に委ねればいいことだったんだなあ。
歌う前にどんなに緊張していてもいいけど、いざ歌うとなったらそれらから抜け出して歌の世界にとっぷり入り込めるように。
もう少し練習して、満足いくものが録音できるように、やってみまーす!
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