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弱音は聞いてやれ

ぼくは後ろ向きな性格で、できるだけ前を向かないようにしているところすらあり、厄介といえば厄介だ。しかし後ろ向きを前向きに捉えているようなところもあり、楽しんでもいる。

毎朝、書いている"朝のページ(モーニング・ページ)"では最近、自分の中にいる自分(?)の泣き言ばかり聞いている。ここはしっかり聞いてあげなければならない。思う存分、話せたら、彼は納得して先に進めるからだ。聞いてあげなければそれができないだろう。それは困る。

ぼくは過去の成功にあぐらをかくような人ではない。と、自分では思っている。同じことを繰り返すのが好きじゃないし(と言うわりには似たようなことばかりやっていると言われそうだが…)。

しかし"朝のページ"では、過去のことに、妙に、こだわっているようでもある。おいおい。

しかし、ま、自分で自分を責めるのは止めよう。

たとえ、自分は何ひとつ失っていないぞ! と強がって見せたところで、過ぎ去った日々は、時間は、戻ってこないんだから。

そうやってくよくよしている時には、"いま"のことに集中しよう。いま、自分には何があるか。いま、本当に何もないか(いや、あるよね、じつは、いろいろと)。

そういう時こそ、なりゆきの風に訊け、だ。呼ばれる方へゆけ、と。いろんな風に、びゅーびゅーと吹かれながら、そんなことを思ってる。

(つづく)

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、2月25日。今日は、囚われた宇宙人の話。※毎日だいたい朝に更新しています。

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