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ここでちょいと、ひと休み。

自分に訴えかけるものと、強い抵抗感を覚えるものを選んでほしい。そのいずれでもないものは、後まわしにしてもかまわない。自分にもっとも必要なことに、私たちはしばしば抵抗する。この事実を覚えておこう。(ジュリア・キャメロン)

先週の土曜、今年さいごの文章教室をオンラインで、午前・午後と2回まわしで(違うメンバーで)やった。

これから、文章教室や読書会などのワークショップは、しばらく休む(あるいはすごく控えめにやる)計画で──とくに文章教室は、12月10日に「「なぜ書くか/なにを書くか」〜道草の家の文章教室の今後」と題して書いたところの「第4期」を終えたと思っている。

今月の文章教室でくり返し話すことになったのは、(たとえば)悲しいこと、つらいことなど、その感情の中にいるとき、ことばが身近になる、ことばが響きだす動機がそこに潜んでいるということだった。
書くときにイメージしているものも、たぶん人によって違う。泳ぐイメージだったり、風に吹かれるイメージだったり、闇の中に入ってゆくイメージだったり、いろいろだ。
誰かと話していると、いかにも伝わっているような感じがする(こともある)が、相手の心の内部は他人にはわかりようがない。もしかしたら、全然ちがうように伝わっているのかもしれない。そんな話もくり返し出た。
話せないことを書くのだ、という話も。
文章教室では、そんな話を、具体的に(お互いの書いたものを読みながら)深めてゆく。

やっていると、とても面白いのだけれど、ぼくは自分の仕事をいろいろと抱えていて、中でも、自分の作品を何よりも後回しにしてきたので、このタイミングで自分の面倒をしっかり見てあげようということに決めて、次までには少し間が空くかもしれない、そんな話もさいごに少しさせてもらった。

ここでちょいと、ひと休み。でも、そんなには遠くないうちに、また、きっと、ぜひやりましょう。

今月、参加してくださった皆さんと、参加できなくてもメールのやりとりができた方々へは、とても感謝しています。というのも、「なぜ書くか/なにを書くか」については、いつか大真面目で話してみたいとずっと思っていた。それが叶いました。

(つづく)

ところで、この写真の中に猫さんがいます。見えますか?


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