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人を信じられるようになるまで その4

晴海プラムです。働き過ぎで会社を休むようになってから、体は元気になっても、人を信じるのが怖くなりました。常に心がざわざわしていました。そんなわたしが、人を信じられるようになるまでのお話を書いています。前回のお話はこちら。

今のスポーツジムに通ってから、トランポリンのスタジオプログラムを始めた。トランポリンに乗ったのは小学校以来。最初はバランスを取るのが難しくて、30分でヒーヒー言いながらやっていた。半年くらい経つとだいぶ動きにも慣れて、普通に動けるようになってきた。そのタイミングで、常連さんに話しかけられた。

常連さん「ねぇ、30分のプログラムじゃ物足りないでしょ?45分のプログラムに参加しない?」
プラム(お、お誘いだ)「45分も頑張れるか不安なんですけど・・・」
常連さん「わたしより若いし、30分も45分も一緒だから大丈夫!!それにみんな、本当にいい人ばっかりだから!!!」
プラム「(せっかく誘われたから)参加してみます。」

誘われたら、とりあえずやってみる。でも45分のプログラムになると、平日の夜や週末にジムに来る、人間関係が難しい人たちの中に入ることになるので、内心警戒した。会話の中で「みんないい人ばかりだから」を強調されたのも気になった。やっぱりこのジムには、こわい人がいるのでは・・・。でも常連さんの「いい人ばっかり」という言葉を信じて、チャレンジしてみることにした。

1回目に45分プログラムに入った時は、誘ってくれた常連さんもいて、他の仲間にわたしのことを、「新入りがきた」と紹介してくれた。(紹介してくれるアットホームさを想定していなくて、内心びっくりした。)スタジオ内のポジションは、新参者としての定位置、後ろのほうでやることにした。30分のプログラムではカットされている筋トレのパートがあって、初めてなのでモタモタしていると、近くの常連さんが助けてくれた。(なんだかみんな、とってもみんな優しいぞ)

2回目に入った時は、誘ってくれた常連さんが休みだった。いつもの知り合いがいないだけで、わたしはなんとなく不安になった。その日はプログラムの参加人数がとても少ない日だったけれど、スタジオの中ではとりあえず、後ろのほうにポジションをとった。

その姿を見て、一人のお姉さんが「みんなで最前列に一列に並んでやろうよ!」とニコニコで誘ってくれた。わたしが控えめに、トランポリンを一列よりちょっと後ろ目にセッティングすると、きっちり一列になるようにお姉さんが前に移動した。隣のお兄さんも「このトランポリンは、張り替えたばっかりだから弾力がきついね。」と、知らなかった情報も親切に教えてくれた。とてもフレンドリーだ。みんなで一列のトランポリンは、緊張したけれど、とても楽しかった。みんな頑張っているから、自分も頑張ろうって思えた瞬間だった。終わった後に「基本がちゃんとできてるね!」と、ベテランのお姉さんが褒めてくれた。そうやって声をかけてもらえるのが、嬉しい。

わたしは最初からこんなにアットホームで迎えられるとは、まったく想定してなかった。だから正直戸惑って、ドギマギする部分も多かった。でもみんな本当に「いい人」ばかりで、気にかけてくれたり声をかけてくれる。それがとてもありがたい。わたしの警戒心に満ちていた心が、少しずつ溶けていくのを感じた。

これまでのジムの中でのわたしは、「知らない人はみんなこわい人」という前提で、考えまくってコミュニケーションをとっていた。そういう風に警戒していたほうが、自分が傷つかずにラクだった。もし何かあっても、「やっぱりこわい人だったから、距離取らなきゃ。」と思うだけですむ。距離が近くなると、傷つくことも普通にあるし、人から傷つけられるのが、極端にこわかったんだと思う。

でもいまは、スポーツジム内の何気ない交流を通して、警戒心が少しずつ薄らいでいて、わたしの心はちょっとずつ前に進んでいる。

次回は、やっと占いの話をします。この時期に出していた、インナーチャイルドカードのお話です。お楽しみに。

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