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ワーカーホリックなわたし その3 心療内科編

ワーカーホリックなわたしのエピソードを振り返っています。その1、その2を読みたい方は下記のマガジンからどうぞ。

本日は心療内科編です。産業医に行くように勧められた心療内科。産業医に言われてから予約が取れたのは、2週間後くらいだったと思います。

診察当日、最初はカウンセラーによる状況のヒアリングで、仕事状況と体調の聞き取りでした。色々と会話を進めていくと最後にカウンセラーの方にこう言われました。「本当に大変な状況でしたね。本日診断書はご希望ですか?」と。

わたしは産業医に言われて形としてきただけなのに、診断書!?!?!?!これは噂に聞いていた休職の診断書のことのようでした。会話の中で初めて自分の置かれた状況が、だんだんわかってきます。そして社畜魂はここでも健在です。診断書を出してもらったら、こんなに忙しいのに仕事を休まなければならない。他の人に迷惑がかかってしまう。この後に及んで自分の心配よりも人の心配です。頭が混乱しました。

診察まで時間があったので、気持ちを落ち着けるために待合室でタロットをひきました。左が休んだ場合、右が休まずに仕事を続けた場合です。

仕事を休むか迷った時にひいたタロット

このタロットの並びを見た時に、タロット練習会で翡翠先生に仕事の相談をして、見てもらったことを思い出しました。そのときわたしを表すカードとして引いたのは「皇帝」で、上司を表すカードとして引いたのが「法王」でした。「あなたは現場の実力者。上司は現場ではなく理想を見ているから、相容れない部分があるのでは?」(要約すると、こんなニュアンスのお話でした)そのカード2枚の関係性が、とてもわたしの印象に残っています。

そして休むか休まないかをタロットで見たときに、パッとこう思いました。「皇帝だったわたしは今はいない。でも休むと、皇帝のわたしが戻ってくるんだ!」最終結果の皇帝のカードをみて思いました。休まず仕事を続けた場合の最終結果は、カップの3でこちらも悪くはないです。ただ3人で楽しく過ごしているカードが、わたしを抜いた他のメンバーが喜んでいるようにしか見えなかったんです。この3人の中に私はいない。と、そんな風に、悲観的にしかそのときは読めなかった。

そうこうしていると診察室に呼ばれて、主治医の診察です。勤務時間と体調は世の中と比べると、結構やばいらしい。ということが、診察中に感じました。でも、自分はちゃんと仕事もしているしまだまだ大丈夫だと信じていました。私は元気、まだやれる。みたいな変な自信が残っています。直前にタロットまで引いたのに、まだ休むのには抵抗が残っています。最終的に、主治医の一言が効きました。「このまま続けていくと、死にたくなっちゃうよ、それは困るでしょ。」

うーん、確かにそれは困るなー…と思って、しぶしぶ診断書を書いてもらうことにしました。診断名は「適応障害」。そして診断書をもらった私は、とてつもなく気持ちが重かった。これを上司に伝えなければいけない。相当プレッシャーでした。

上司に淡々と事実をつたえ、休暇の開始日を調整しました。通常は診断書がでたら2、3日で最低限の引き継ぎで休むらしい。でも、私には抱えている仕事がありすぎて、そんな数日では伝えきれない。1週間にのばしてもらって、その中で引き継ぎをしました。

でも、その選択は間違いでした。何が何でもさっさと休むべきだった。休む人、辞める人には厳しい職場で「いなくなるなら、ちゃんと引き継ぎしろ」の空気が流れる職場です。もう説明する気力も時間もない中、何とか説明したり、上司にひどいことを言われたりしながら、何とかその1週間を乗り切りました。最後の最後まで鞭打たれた感じで、すごく悲しい気持ちで休むことになりました。

診断書は2ヶ月の休養だから、2ヶ月後に元気になって戻ってくればいいやー。と最初は軽く思っていたのですが、現実はそんな風には進まなかったのです。

会社を休んでからの話は、その4に続きます。



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