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【MBA】海外MBA VS 国内MBA 学べることにどれだけ差があるのか?

こんにちは。

外資系流プロマネ術であなたの「稼ぐ力」を最大化する

ビジネスコーチのharumiです。



ビジネススクールが目的にしているのは

ビジネスリーダー・マネージャーの育成です。


アメリカの経営学者、ウォーレン・ベニス(Warren G. Bennis)の言葉に

"Managers do things right; Leaders do the right thing"

というのがあって

リーダーとマネージャーは異なる定義づけがされています。


ビジネススクールがMBAカリキュラムにおいて

ターゲットにしているのは、この両者です。


MBAカリキュラムで学ぶ科目としては

●マネジメント(経営戦略、事業戦略、機能戦略とその分析)

●マーケティング

●会計(財務会計、管理会計)

●ファイナンス

●組織論

●クリティカルシンキング

●ロジカルシンキング

など多岐にわたります。


大学の経営学部と違うのは

ケースメソッドなどを使って

より実践的に実務に落とし込めるよう

プログラムされているところ。


ビジネススクール修了に必要な必須科目

海外・国内問わず

ビジネススクールにほぼ共通のものです。


選択科目や

科目等履修(単科)と呼ばれる一般のひとでも

単発で受講料を払って受講可能な授業は

スクールによってバリエーションが変わります。


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では、ビジネススクール選びの決め手になるのは何か?というと

●スクールの知名度

●立地

●在校生・卒業生のネットワーク

●国際認証

●MBAランキング

●授業スタイル

あたりかな、と思います。


●スクールの知名度●

ハーバードビジネススクールをはじめとする海外有名校が典型例。

履歴書に書いたときのインパクトは絶大です。


日本ではMBAホルダーが偏重されることはあまりありませんが

コンサルティングファームへの転職を考えている人の場合は

多少有利に働くかもしれません。


ビジネススクール在学中・卒業後にコンサルティングファームへの転職を

叶えた人が私の周りにもいます。


●立地●

特に海外留学を考えている人は、スクールの立地も考慮すべきと思います。


都会にあるマンモス校と

都会を離れたビジネススクールだと

学生ライフを送る環境の合う・合わないが出ます。


また、教員ひとりあたりの学生数が数倍違うので

手厚くサポートを受けたい人が

マンモス校に入学すると「放置感」で満足度が下がるかもしれません。


さらに、シリコンバレーに近いビジネススクールは

スタートアップ企業が多いので起業家育成に強い、とか

その土地がどういう産業が盛んかで

ビジネススクールの強みとなる分野が変わってきます。


ヘルスケアの分野でマネジメントをがっつり学びたい人が

会計に強いと言われるウォートンとかに行くとミスマッチ、ですよね。


●在校生・卒業生のネットワーク●

ビジネススクールで得られるものナンバーワン

と言っても過言ではないのが「ネットワーク」(人脈)です。


授業の内容は忘れても

人と人とのつながりは継続します。


ネットワークから新たなビジネスが生まれます。

人脈は金脈、です!!


尊敬する人がビジネススクールを修了していたら

その人が卒業したスクールを調べてみるのも

ひとつのきっかけになると思います。


●国際認証●

授業、学生、教員の質が国際的な認証基準を満たしているか

評価を受けているスクールと、そうでないスクールがあります。


一般的に、国際認証を取得しているほうが質の高い学びを提供していると判断されます。


有名校だから認証をとっているかというと

必ずしもそうではありません。


同じ時間と授業料を払うなら、質の高い授業を受けて学びを深めたい

という人は要チェックの項目です。

国際認証については別記事で書く予定。


●MBAランキング●

Financial TimesやEconomicsなどグローバルに有名な新聞社が実施するランキングと

調査会社が実施するランキングがあります。

・卒業後の給与上昇

・卒業生の満足度

・国際認証、交換留学等の活動

・教員の研究成果

などなど

さまざまな観点で主観的・客観的に評価されます。


必ずしも有名どころがランキング上位ではないのが面白いところ。

日本人が知っている有名校は結構偏りがあるので

ランキングで上位になっている知らないビジネススクールがあったら

学校説明会やHP、Facebook、Linked Inなどで情報収集してみるのがオススメです。


●授業スタイル●

海外ではケースメソッドというディスカッションによる授業スタイルが一般的ですが

日本のビジネススクールだとケースメソッドを取り入れている学校がまだまだ少ないです。


いわゆる座学で教わるスタイルだと

基礎的なナレッジは理解できるかもしれませんが

それを明日から実務で使えるほど落とし込めるか?というと疑問です。


ケースメソッドは基礎的なナレッジがある前提で進むので

そもそも経営学を学部で学んでこなかった人(私もそうです)は

事前課題をこなすだけで死ぬほど大変ですが


セオリーと現実は違うよなー、という現実の壁を

他の学生、自分より上の立場の人がどう考え乗り越えてきたか

を議論の中から学べるのがいいところ。


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ざざっと挙げてみましたが

そんなんいっぱい言われてもわからん!

という人もいるでしょう。

そんなときは、百聞は一見にしかず。


直接足を運んで構内の雰囲気を感じたり、学校説明会に行ってみましょう。

今はオンラインのWebinar説明会もあります。

その学校の熱意や、担当者の対応が自分に合うか?

を見極めるのが一番、あとあとの「こんなハズでは・・・」を回避する方法です。


つづく

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