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台風前後の樹木に関する対策

近年では、各地で台風による甚大な被害が出ています。
例年、台風シーズンには、建物やエクステリアはもちろんですが、樹木の倒木や損傷も気がかりになるかと思います。

そこで、庭師として、台風前後の樹木の養生・対策をお伝えしたいと思います。

※これを行ったら、必ず大丈夫というわけではありません。
※被害の軽減、倒木・損傷防止の補助というつもりで読んでください。


【台風前】倒木防止の養生

植えてから、約1~2年程度の木は、十分に根が張っていない可能性があります。
そのため、暴風雨によって、樹木が倒れてしまう恐れがあるため、支柱やロープ等での養生をおすすめします。

倒れたら、また、植え直せば良いと思うかもしれませんが、倒れることで細かい根を傷めてしまうため、樹木にも影響が出てしまいます。

作業的に初心者では難しいので、庭屋さんに相談してみると良いと思います。



【台風前】片付け

当たり前のことですが、家の回りの飛びやすいものを片付けておくことです。

台風の威力は、凄まじいので、大きいものでも飛んでしまい、樹木を傷付ける恐れがあります。

※もちろん、自分の家や周囲のお家にも迷惑をかけてしまう可能性がありますので、注意して見ておくことをおすすめします。



【台風後】樹木の状態チェック

□倒木はないですか?
□樹木が傾いたりしていないですか?
□枝や樹木の破損はないですか?
□根元の土が流れ出ていないですか?

見た目だと、このような点に注目して、チェックしてみてください!
他にも、台風前後で変わったところがあれば、チェックしましょう

その後、自分で対処できる部分は、早急に対処しましょう!
倒木や太い枝の損傷など、自分では難しい部分は、早めに庭屋さんに連絡して、対応してもらうことをおすすめします!!



【台風後】水かけ

これが実は、非常に重要です!

台風の多くは、海上で発達して、上陸してきます。
そのため、海の塩分を含んだ雨を降らせます

できる限り、日が出る前や台風の通過後、すぐに水をかけることをおすすめします!!
イメージとしては、台風の雨を洗い流すようにたっぷりとかけましょう!

塩分を含んだ雨をそのままにしておくと、葉がやけてしまったり、枯れてしまったりする恐れがあります
特に、新芽が出たばかりや落葉樹のように、葉が柔らかい樹木には、塩害が出やすいように思えます。

ある年では、樹木の片側が赤く枯れてしまったお家もありました。




いかがでしょうか?

台風前後の対応で、皆さんにもできることがあります。
ぜひ、樹木のためにも試してみて、美しく、元気な樹木を目指しましょう!!

今回は、樹木に着目して、お伝えさせていただきました。
樹木以外の台風対策も忘れずに行ってください!!


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