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なぜ、うちの木の花が咲かないの!?

お客様から「昔は咲いたのに、今では花が咲かなくなってしまった。」「同じ木なのに、うちの木は花が咲かない。」と、そんなお話を聞くことがあります。

今回は、そんな悩みを持った人に、庭師として伝えたいことがあります!
この記事を読んで、みなさんのお庭に再び、花が咲くと嬉しいです。


剪定時期は合っていますか?

樹木には、花を付ける芽が決まる、作る時期があります。
それを一般的に花芽の分化と言います。

花芽の分化が終わった後に剪定すると、花芽を落としてしまいます。
花が咲く前に、早め早めに花を取ってしまっていることになります。
※樹木の生育状況によっては、花にいく栄養を本体に与えるために、花芽をあえて落とす場合もあります。

割りと多いのが、サツキやツツジ類のように思います。
これらは、花後~7月頃、花芽の分化をするため、それまでに剪定を済ませないと、花は減ります。
刈り込みの場合は、刈ったら刈っただけ、花が減るイメージです。



養分は足りていますか?

土に含まれる養分が足りないと、花を付ける元気もなくなります。
肥料を置いて、樹木の生育をよくすることで、花を咲かせることに繋がることもあります!



例年と違った気候

最近では、長雨が続いたり、猛暑、酷暑といった異常な暑さの日が多いです。

人間と似ていて、暑い日が続くと疲れてしまったり、長雨が続くと、日照不足や水分過多で思うように成長できないことがあります。

浜松で40℃を超えた年には、お客様の庭で、普段出ない病気が出てしまった樹木が何件かありました。




そもそもはじめから花が咲きましたか?

はじめに植えたときは、花はちゃんと咲きましたか??

花の付きが良い木と悪い木は、どうしてもあります。
今までの経験上、花の付きが悪い木は、どんなに頑張っても、たくさん花を付けることは、難しいです。

しっかりとした植木屋さんであれば、花付きの良い木を選んで植えてくれるはずです。

私たちが樹木を植えるときは、実物を見て、形や病害虫の他に、花付きも良いか確認して選びます。




信頼できる地元の庭師に相談しましょう!

花を楽しみたいことを伝えて、木の大きさや剪定時期など、みなさんのお庭に合った手入れをしてもらうのが良いかと思います。

具体例としては、年1回の手入れで、形を抑える年(強剪定)と花を楽しむ年を交互にしているお家があります。
他にも、手入れの時期を、一番楽しみたい樹木に合わせるお家もあります。

そして、重要なのが、みなさんの思いを理解してくれる『地元の』庭師を見つけましょう!

なぜ地元の庭師なのかというと、大きな理由のひとつに、その土地の気候がわかるからです。

ネットの情報や他の土地の人だと、全国的には、様々な気候があるため、気候に関しては、経験や知識が通用しません。
特に経験は重要です。
できる限り、地元で良い庭師を見つけましょう!!




いかがでしょうか?
あくまでも無数にある対策の一部ですが、これらに注意することで、比較的改善するかと思います。

もしよろしければ、試してみて、みなさんのお家の木に、花がたくさん付くことを願っています!




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