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鬱に沈む

1/20、大寒がやってきた。

暦の名前の通り雪が降るほど冷え込むそうだ。

そんな丁寧に仕事をしてくれなくてもいいのに、と思いながら台風の前みたいに体と心が重くなる。

寒さと低気圧のダブルパンチでやられないはずがなく、昨日からしっかり気力が湧かなくなってきた。

昨日の仕事終わりは片付けもせず逃げるように家に帰った。
風呂を沸かし、蝋燭の火を付け、甘酒を作って飲む。

次の日の仕事に響かない程度に回復できれば及第点。

今日の朝は人間がダメな気持ちになった。

そういうときは音楽の人の声ですらダメなので、モンハンのBGMを聴いて過ごす。


鬱というものは厄介だ。
躁鬱、適応障害、自律神経失調症と診断されてから、もう10年近く経つ。

でも、鬱状態の時だからこそ楽しみが増すものがあると最近気がついた。

例えば陰鬱な景色、青の色、とりとめもない文章を書くこと。

暗く沈んだところから見るそれらは、いつもより心の深いところに響いて綺麗に感じる。

自分の鬱状態を察知したら、いつもと楽しむものを変えればいいだけだと10年の付き合いでようやくわかった。

希死念慮も慣れればかわいいものだ。
久しぶり、おかえり。って声かけられるようになってきた。

薬膳知識を学んで生きるのが少し上手になった。

生きるのが上手というのは決してずっとモリモリ動けるパワフルウーマンであることとは違う。

自分の現在の状態を把握して、上手に付き合って生きていくことだと思う。

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