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【2021年版】私がいま未経験からWebエンジニア転職を目指すとすれば、何をどうやって学ぶか【学習ルート・教材】

こんにちは。はるまきです。

以前書いた『29歳未経験からエンジニアになるまでの勉強時間と具体的内容』がたくさんのPVやスキをいただけて好評だったので、さらに具体的な話や「2021年、まさに今ならどうすべきか」の話を書いていきます。

この記事のターゲットは以下のような方です。

・何となくではなく本気でWebエンジニアを目指したい方
・低コスト・最短でWebエンジニアを目指したい方
・今はまだ少し興味がある程度だけど雰囲気を知りたい方

1つでも当てはまれば参考になる内容かと思います。

今から書く学習ルート・教材はあくまで私が今からWebエンジニア転職する想定のものです。ざっくり言うと「MENTAを利用した半独学」です。中には「プログラミングスクールが安心だよ」という方もいらっしゃると思いますが、そういう方を否定する気は全くありません。私だったらこの学習ルート・教材が低コスト・最短で転職できるであろうと考えて書いています。

ちなみにこの学習ルートや教材はサーバーサイド言語にはPHPを用います。基本的に駆け出しエンジニアの方はPHPかRubyで迷っている方が多いと思いますが、どちらかをやればお互いに転向ができますので、どちらを選んでも大丈夫です。「どうしてもある企業に入りたくて、Rubyがいい」と考えている方は教材の部分は参考にならないです。なぜ私がPHPを選んだかは後述します。

目標は「Webエンジニア転職」

まず目標の設定ですが、あくまで「Webエンジニアに転職すること」です。新卒の方は就職ですね。企業に入るまでの道のりを知りたいという方に、ぜひ読んでいただきたいです。

たまに「副業で稼ぐこと」という方もいらっしゃいますが、次元が変わってくるのでそういう方にはおすすめできないです。

費用は「約15万円」

詳しくは後述しますが、MENTA代(月1万円程度)と教材費(高く見積もって3万円)で約15万円だと思います。プログラミングスクールは高いところで60万円くらいなので、それに比べるとかなり割安だと思います。

生活費はもちろん含まれていないので、計算に入れておいてください。

学習期間は「約1年ちょい」or「約半年〜9ヶ月」

何事もですが、目標を達成するまでの期間を定めるのが大事です。とは言っても見当がつかないと思いますので勝手に定めてしまうと、仕事をしながらなら約1年ちょいは見積もった方がいいです。仕事をしていないなら約半年〜9ヶ月です。

私は諸事情があって仕事をしていない状況でしたが、おすすめは仕事をしながら転職活動です。どうやってもお金が入ってこない状況になるので、経済的にも精神的にも不安になります。よっぽど余裕があるとか実家暮らしですとかでない限りは仕事をしながら学習した方がいいでしょう。

学習時間ですが、仕事をしながらであれば平日2時間・土日5時間をやる前提です。きついとは思いますが、約1年ちょい休まずに継続すれば理論的にはこれで1000時間に到達します。皆だいたい1000時間ほどやれば企業でのジュニアレベル(仕事が何とかできるレベル)になりますので、ここを目指しましょう。

仕事をしていないのであれば週休1日で毎日5、6時間やったとしてだいたい7ヶ月半くらいです。これは結構個人の気力や上手くやる仕組みを作れるかどうかによってくるので、幅を持たせて約半年〜9ヶ月としました。

前提条件は「MENTAで信頼できるメンターさんをつける」

学習ルートや教材の前に前提条件を話します。MENTAで信頼できるメンターさんをつけることです。メンターさんをつけることで学習難易度を圧倒的に下げることができます。どうしてもわからないところはプログラミング学習では付き物なので、こういう時は頼っちゃいましょう。企業でも「15分調べてわからなかったら聞く」というルールを設けているところもあります。

これからご紹介する教材がPHPなので(理由は後述します)、PHPのわかる教育好きなエンジニアさんがいいです。相場ですが、隔週5000円で面倒を見てくれう方が理想です。つまり1ヶ月で1万円程度のメンター料を払います。

無料または低額でお試しメンタリングしてくれる方が大半なので、そこで肌に合う方を見つけ出してください。もし誰がいいか全くわからなければ、私にTwitterでメンターさん選びの相談してみてください。

メンターさんは1人の方に見てもらうのが理想ではあるのですが、時期によって複数人を使い分けてもいいと思います。例えば、後述のルートのProgateや書籍を進める時はAさん、ポートフォリオ作成はBさんのようにです。メンターさんにも得意不得意はありますので、話し合いながら決めていきましょう。

学習ルートの目次

学習ルートを俯瞰していきます。下記になります。

①Progate
②書籍(必要であれば動画も)
③ポートフォリオ作成

以下で1つ1つ詳しく説明していきます。

サーバーサイド言語はPHPを選択します。理由としてはMAMPという環境構築を楽にするツールがあるので環境構築が鬼のように楽だからです。簡単に動くようになり、すぐにプログラミングができます。初心者で「環境構築で詰まってそのままPCがお蔵入りしました」みたいな人もいるので、それは本当にもったいないです。簡単に始められるのは駆け出しエンジニアの方にとってはとても嬉しいメリットです。

ちなみにPHPは「ルールがゆるくてコードが汚くなりがち」と強く批判されますが、逆に初心者でコードが汚くない人はいるのでしょうか。Rubyでも汚いコードを書く人はもちろんいます。汚いなと感じ始めるのは数年後だと思います。なのでそこはスルーでいいと思います。

①Progate

Progateとは、環境構築なし・ブラウザのみでプログラミングが体験できるサイトです。プログラミングってこういうかんじなんだなっていうことを体験してください。

やる単元としては下記の5つです。

・HTML/CSS
・PHP
・SQL
・Command Line
・Git

この5つを通してやってみてください。終わらせる時間はProgateの目安時間通りにやるに越したことはありませんが、PCに慣れていなければ余裕でもっとかかりますので、過ぎてしまっても不安にならないでください。

全てを理解する必要はないです。「超難しいな」とか「意外といけるな」とか、そういう感覚があれば十分です。体系的でしっかりとした知識はこのあとの書籍や動画で補強していきますので…。これでポートフォリオを作れるわけではありませんが、「こんなかんじか〜」という感覚が重要です。

わからなかったら速攻でメンターさんに聞いちゃってください。「Progateごときで聞いてはいけない」「Progateで詰まるなら才能ないよ」という外野の声は無視してください。Progateも駆け出しの方には普通に難しいです。ハマると数時間は溶けます。わからなかったら普通にメンターさんに聞くべきです。とにかくプログラミング学習を躓かずに歩き続けることが大事です。Webエンジニア転職というのは、転職するまで諦めなかった人がWebエンジニアになっているだけだと本当に思っています。プライドは1度捨てて、質問できる限り質問していきましょう。

②書籍(必要であれば動画も)

次に書籍です。やるべき単元は、

・HTML/CSS
・PHP
・SQL
・CakePHP(フレームワーク)

の4単元です。

先に言うと、これで最低限ですがポートフォリオが作れるようになります。もっとLinuxのことやネットワークのこと、セキュリティのことなどもやるに越したことないです。ですが、それはポートフォリオを作りながら足りない部分を補強していくかんじで個人的にはいいと思っています。あまりに学習しすぎると飽きてくるので、そこを懸念してこの4単元としています。

それぞれおすすめ教材は下記です。

・HTML/CSS
『いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門』


・PHP
『よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】 (教科書シリーズ)』


・SQL
『スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)』


・CakePHP
『CakePHP 超入門』

書籍の読み進め方としては、知識として定着するまで3回繰り返し読みます。1周目は理解できなくてもとにかく読み進めて写経する。2周目は理解に徹して読む。3周目はザーッと確認しながら目を通す。そんなイメージです。

1周目でこんなこと理解できなよいよってことでも、2周目で納得することが多々ありました、ほとんどの初心者の方はやっていませんが繰り返し読むことはとても大切です。

書籍がわかりづらければUdemyなどの動画教材を織り交ぜてやってみるとすごく捗ります。上記でご紹介した教材で言うとPHPの『よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】 (教科書シリーズ)』は動画版もあるので、そちらも見てみるといいと思います。

ここでもやはり詰まったらメンターさんの出番です。時には誤植で詰まったり、時には変な操作をしていて詰まったり、時にはバージョン違いで詰まったりしています。エラーの解決というのは難しい絡み方をしていると1日2日は平気で溶けます。それで多くの方々が挫折してしまうのです。それを避けるためにお金を払ってでもメンターさんに解決してもらいましょう。

③ポートフォリオ作成

いよいよポートフォリオ作成です。

書籍で蓄えた知識があれば十分動くアプリが作れます。何も高度な技術を使った作品は必要ありません。またたくさんの人が使ってくれるような斬新なものを作る必要もありません。あなたの身の回りの方や自分自身が少しでも仕事や生活で楽ができるようなアプリを作れれば十分です。

とはいえどんな作品を作るのかでかなり迷うと思います。自分だけでは判断できない場合もあるので、メンターさんと話し合って考えてみてください。今まで学んだHTML/CSS、PHP、SQL、CakePHPを活かしつつ、メンターさんに企画や設計などのやり方を聞きつつ、頑張ってみてください。

ポートフォリオが作れたら、あとはそれを引っ提げて転職活動するのみです。ここまで来たらある程度の知識や経験がついています。自信を持ってください!

補足「無料コミュニティに入る」

基本的にはレベルの高いエンジニアの方と話すのが実力アップには理想的です。ですがそのエンジニアさんとの共通言語が少なかったり、レベルの高い話をたくさんされるので、時には辛くなることもあります。

そこで同じ駆け出しエンジニアの方と無料コミュニティなどで繋がることも1つの手段だと思います。これを目当てにプログラミングスクールに行く人もいます。辛い時に話す合ったりライバルを見つけられるという意味もありますが、何より同じことを共有できるのは楽しいです。面白さを感じなかったり行き詰まったりしたら無料コミュニティのことも考えてみてください。

これは人の考え方や好みによってが分かれると思いますので、各自で判断することかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

「私がいま未経験からWebエンジニア転職を目指すとすれば、何をどうやって学ぶか」というテーマでお話しました。

まとめておくと、下記です。

・ざっくり言うと「MENTAを利用した半独学」
・目標は「Webエンジニア転職」
・費用は「約15万円」
・学習期間は「約1年ちょい」or「約半年〜9ヶ月」
・前提条件は「MENTAで信頼できるメンターさんをつける」
・学習ルート
→①Progate
→②書籍(必要であれば動画も)
→③ポートフォリオ作成

なぜ「MENTAを利用した半独学」なのかと言えば、2つ理由があるかなと思います。1つ目は以前よりもMENTAなどでメンターさんを見つけるのが容易になったことです。2つ面はあまり知られていなかった学習ルート・教材の情報が出回ってきていることです。半独学をするという人にとって、とても追い風な時代だと思います。

最も重要な要素は、信頼できるメンターさんをどこかしらで見つけるということかなと思います。全てのステップにおいて鍵を握ってくる存在なので、合わないと思ったら契約を終了すればいいですし、メンターさん選びは妥協しないようにしましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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