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プログラミング学習を挫折するパターン12選【対策あり】

こんにちは。はるまきです。

定期的によく下記のようなツイートを目にします。

「プログラミング辞めました」
「プログラミング挫折しました」

一定数ネタのものもありますが、悲しいことに本当に挫折している人もいます。

正直「辞めました」「挫折しました」というツイートは結果だけであって、その背景にあるものや本当の理由というのはわかりません。各自それぞれ思い思いの事情があって挫折したものだと思われます。

一般的に考えられるプログラミングが難しいと感じた要素の他にも、仕事が忙しくなってしまった要素があるかもしれませんし、家庭や職場の人間関係に疲れてしまって萎えてしまったパターンもあるかもしれません。正直考えられる理由が膨大すぎて想像できないです。

ただよくあるプログラミングに関しての挫折パターンというのはあって、今回はその挫折パターン+対策をご紹介していきます。対策も合わせてご紹介していますので、当てはまったものがあれば、ぜひ対策まで試してみてください!

1.やる気が出ない

あえていきなりざっくりとした挫折パターンを書きました。ただ「何かよくわからないけど、やる気出ない…」というのは結構あるあるだと思います。

この原因はプログラミングが難しいからではないかもしれません。「忙しくて時間が取れないからやる気が出ない」「人間関係に疲れてやる気が出ない」など様々なものが考えられます。

1の対策

直接的な対策ではないですが、まずは「なぜやる気が出ないのか」をこれから提示する挫折パターンを見て考えてみてください。ここで「○○によってやる気が出ないんだ」と明確に判断できることも原因の切り分けというエンジニアに求められる能力の1つです。ぜひ原因の切り分けをしてみましょう。

2.入門書や入門教材が難しい

これはかなり多いと思います。いま読んでいる入門書や入門教材のレベルが合っていないかもしれません。「入門」とタイトルに書いてあるものでも非常に高レベルなものもあります。

2の対策

プログラミング初学者向けの教材に変えましょう。

例えば『JavaScript本格入門』という書籍がありますが、あれは入門なんだなと思いきやプログラミング初学者にとっても非常に難しいです。タイトルだけで決めずにちゃんと周りの初学者がやっている教材をチョイスするようにしましょう。

3.学習する内容が多すぎる

HTML/CSSにサーバーサイド言語にフレームワークなどなど…。確かにWebアプリを1つ作るのに、何個もの言語の学習が必要です。つらくなる気持ちはとてもわかります。

3の対策

まずは自分の理解できそうな1つの言語に集中しましょう。1つをしっかり理解すると自信がついて次の言語の学習にも活きてくるという好循環が生まれます。時間はかかっても並行して学ぶことはせず、1つ1つに集中して片付けていきましょう。

4.体調が優れない

本業の仕事が忙しかったり勉強のしすぎで 体調を崩す方もいるかもしれません。

4の対策

まずゆっくり休んでください。厳しいことを言ってしまうと、エンジニアは長時間働くことを求められる仕事ですので、健康管理も一流にできなければ務まる仕事ではありません。自分なりの健康管理、セルフケアの方法を確立することが大事です。

日頃からストレス解消や息抜きをして継続的に働ける体や心を作ることをまずやって、それから学習という順序にしてください。

5.プログラミングを学習する目的がわからない

とりあえず「かっこいい」「憧れてた」という理由で勉強する人も多いのがプログラミングです。それを全く否定はしませんが、続けていくには何か動機も必要になります。

5の対策

一旦自分のやりたいことを紙やPCのメモに自由に書き出してみてください。そしてそれはエンジニアになることで達成できるかどうかを先輩エンジニアに聞いてみましょう。

もしかしたら達成したい目標がプログラミング学習の先にないかもしれません。その時は方向を転換してみましょう。ちなみにキャリア論というのはその人その人の特徴によって異なるものなので、あなた自身の状況を先輩エンジニアに聞くのが早いです。

Twitterで親切な方を見つけるのもいいですし、MENTAでメンターさんをつけてみるのもおすすめです。

6.次にやるべき学習内容や方向性がわからない

とりあえず勉強をしているものの、次に何をやるべきかが見えておらず不安が大きくなってしまうことがあると思います。人は道筋が決まっていれば歩き続けられますが、道筋がないとつらくなるものです。

6の対策

恐らく調べた上で何をすべきかわからないという状況だと思います。調べた上でわからないのであれば、思い切って先輩エンジニアにカリキュラムを聞いてみるか組んでもらいましょう。時には有料になるとは思いますが、TwitterやMENTAでメンターさんをつけて行うのが一番手軽だと思います。

7.基礎から応用にステップアップできない

基礎を固めたのはいいものの、応用に進むに進めないという方ですね。応用というのは模写をしたり、Webアプリを作ったり、仕事を実際に受けることです。堅実な方ほどここで踏み出せないイメージがあります。

7の対策

基礎を徹底してやるのも大事ですが、正直基礎をいくらやったところでエンジニアにはなれません。自分でWebアプリを作ったり応用的な内容の仕事をしたりして、初めて就職につながったり稼げたりします。そこの認識を一度改める必要があります。

誰でも応用にステップアップするのは怖いものですが、思い切って一歩踏み出してみましょう。仮にポートフォリオが途中で作れなくなっても他人を困らせることはないので、まずはポートフォリオを作ることをおすすめします。

8.学習の壁やエラーにぶつかって乗り越えられない

一番多い理由かもしれません。難しい概念を理解できなくて学習の壁にぶつかっていたり、とんでもないエラーにぶち当たって途方に暮れているパターンですね。

8の対策

30分以上ネットや書籍で調べてわからなかったら、先輩エンジニアに聞きましょう。よく「人に聞くのは迷惑だ」と考える方もいますが、先輩もたくさん人に聞いてきたのでそうは思っていません。強いて言えば何度も同じことを聞いたり、質問の仕方が悪かったりすると、イラ立たせてしまいます。

これらは工夫できますので、今まで聞いてきた質問をメモって根っこから理解したり、質問フォーマットに当てはめて聞くなどしてみて下さい。

メンターをつけると質問のハードルが下がりますので、それが一番おすすめです。

9.お金がかかりすぎる

お金の問題ですね。経済的にきつい方にとっては、切実な問題です。

9の対策

厳しい話になりますが、はっきり言って技術習得なので、お金は一定額はかかると思って下さい。それでも他の専門職に比べたらとても安いです。

大手プログラミングスクールは高額であることが多いので、それ以外の選択肢(規模の小さなプログラミングスクールやメンターをつけた半独学)で検討しましょう。

10.時間がかりすぎる

時間の問題です。やる気があるのにこれがあると悩ましいですね。

10の対策

技術の習得を本気でやるなら、「やらないことを決めること」が大切です。たくさんのことを追いかけるのをやめて、プログラミングに集中することです。時間を確保するのもプログラミング学習の大事な要素です。そこができないのであれば、悔しいとは思いますが落ち着いてから再度取り組みましょう。

11.今後も長期的に学習を続けていく自信がない

「エンジニアとして生涯勉強しなきゃいけないのが辛い」というのは、よく聞きます。現役のエンジニアでも、実際にやってみて「そこまでしてやらなければいけないのか…」と諦める人もいるようです。

11の対策

コツコツ継続して学習していくのが辛いという場合は非常に悩ましいです。何か強制力をつけて軌道に乗るまで続ける手はありますが、本当にあなたのためになるかは分かりません。

別の職業であなたの目標が達成できないか模索することも視野に入れてみてください。

12.上記を全部見てみたがどうしても不向きだと感じる

上記の11個ある挫折パターンに目を通して、対策もしてみたけど、やはり厳しいという方向けの項目です。

12の対策

上記の挫折パターン・対策を見て、それでも厳しいと感じたり不向きであると感じるのであれば、戦略的撤退をしましょう。

運動や芸術でも向き不向きがあるようにプログラミングにもあると考えています。どうしても苦しければ別の道を模索しましょう。

ここまで真摯に努力してきたあなたであれば、自分の適性を見極めた上で最適な別の道に行けば必ず通用します。あなたの今までの行動は無駄ではありません。自信を持ってください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

挫折パターンを12個見てきました。下記がまとめです。

1.やる気が出ない
2.入門書や入門教材が難しい
3.学習する内容が多すぎる
4.体調が優れない
5.プログラミングを学習する目的がわからない
6.次にやるべき学習内容や方向性がわからない
7.基礎から応用にステップアップできない
8.学習の壁やエラーにぶつかって乗り越えられない
9.お金がかかりすぎる
10.時間がかりすぎる
11.今後も長期的に学習を続けていく自信がない
12.上記を全部見てみたがどうしても不向きだと感じる

どの挫折パターンも割と一般的です。複数当てはまった方もいるかもしれません。ここで大事なのは「なぜ辞めようと思っているのか」「何が真の挫折原因なのか」という部分を意識できるようにすることです。この挫折原因がわかった時点で、すでに半分は挫折を避けることができています。病気と同じで、原因がわかればあとは薬を飲むだけ・治療をするだけ、つまりプログラミングの挫折パターンがわかったのであれば、その対策や解決策を実行するだけです。

もし挫折しそうになっても、まだ続けたいという気持ちがある方は、ぜひ解決策を実行してみてください。

Twitterにこの記事のご感想やご意見があれば、気軽にお待ちしています!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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