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やりたいことは大事にとっておく

来週8/30発売の新刊YA小説『ぼくらの胸キュンの作り方』の見本が届きましたー📖✨

今作、自分的にずっとやりたかった要素が、もう本当にたっくさん詰まってます! やりたいことを捨てず、自分の中で大事にとっておいてよかったなぁと思ったりなどしたので、今日はそんな話。


■やりたかった要素①:男子のバディもの

男子のバディもの、ずっとやりたいなと思ってたんですよね。男子二人がわいわい楽しく活躍するようなの。

これはデビューから数年、女主人公しか書かせてもらえなかった反動があって、2019年発売の『ぼくのまつり縫い』も「男子主人公がやりたい」という感じで企画を出したものだったりします。アマチュア時代、結構男子主人公のものも書いてたんですよね。

というわけで、男子のバディものやりたい、でもやる場がないしょんぼり、という状況が何年かありました。

■やりたかった要素②:漫画作り

私には、もし小説を書いてない人生だったとしたら、やってみたかったことが二つあって、一つが演劇、そしてもう一つが漫画です。小学生の頃、実はずっと漫画を描いてたりもしました。
そんなわけで、しっかり漫画を作るお話を書いてみたかったんですね。

主人公が漫画好きだったり、サブ要素的に漫画を描く話はこれまでも書いてたんですね(「恋シェイク」シリーズとか)。でもがっつり漫画を作ることをテーマにしたものはやれておらず。そして、これまた企画を何度か色んなところで出してみたもののうまく通らず。

どこかでできたらいいなーと思ってました。

■もともとは児童文庫向けに考えた企画

そんなわけでやりたい要素①と②を組み合わせ、今作の原型となる企画を作りました。そしてこの企画、実はもともと児童文庫向けに考えたものでした。タイトルも『ぼくらの胸キュンの作り方』まんまで、男子二人で少女漫画を作るという大筋も同じ。最初に企画を出したのは2020年だったかな。

ですが、児童文庫では恋愛ものを書いてほしいとのオーダーで、何度かチャレンジしたもののやはり企画を通せず……。

でもでも、我ながらタイトルもすっごくいいし、絶対に面白い作品になるはず!という根拠のない確信はあり。なので虎視眈々と、どこかに企画を出すタイミングを窺っていたのでした。

■味つけを変えて児童文学にした

そんなわけであるとき、児童文庫でダメなら児童文学でどうだろう、と思いつきました。そこで、少し味つけをチェンジ。具体的には、キャラ設定をリアリズムに寄せて、テーマ性を強めに調整、舞台も千葉に。書きたい男子二人のわちゃわちゃは変えずでアレンジ完了。

かくして、「恋ポテ」や『笹森くんのスカート』でお世話になっている担当さんに見せたところ、熱量も伝わったのか、いくつか出した企画の中でこれが一番やりたそうだと言ってもらえてめでたくGOが出ました🎉✨

■やりたいことは大事に

現在、色んなジャンルや版元でやれているおかげもあるのですが、一つの場所でダメだったものが、別の出会いによってうまいこと化けることって多いんだなっていうのを実感する機会が増えてきました。版元やレーベルとの相性を自分が考えられるようになってきた、というのもあるかも。

捨てる神あれば拾う神ありじゃないですが、やりたいと思ったものや、自分が面白いと心から思ったものは、忘れず捨てず、とっておいてもいいんだなと強く思います。

「こんなの売れない」「需要ない」と言われたこともありましたが、自分が心底面白いと思ったことは大事にしようと改めて思ったのでした。

■そして、やりたかったことがもう一つ

実は今作、上記の要素以外にも、それこそ七年越しにやりたかったあるものが含まれた作品となりました。

そっちはなんというかもう、本っ当に長年の執念だったので、こうして本になって世に出せることになり、ようやく浄化されたような気がします。これで心置きなく次のステップに行けるぞというか。

そちらについては後日、発売日辺りに書きます!
『ぼくらの胸キュンの作り方』、どうぞよろしくお願いしまーす!



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