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三浦春馬さん映画「天外者(てんがらもん)」を10倍楽しむために 五代友厚って何した人?

これまでに『三浦春馬さん映画「天外者」を楽しむために』のシリーズで書いてきたnoteは、情報が点在していて、結局五代友厚はどう凄い人なのかが今ひとつ伝わりづらかったように思うので、今日は出来るだけわかりやすく、五代友厚の功績について、時系列を追いながら書いておきたいと思います。三浦春馬さんの凛々しい姿を頭に思い浮かべつつ、映画を楽しむ助けになれば幸いです。

青年期から幕末にかけて

すごく簡単に振り返ると

・薩摩藩の中級武士の家に生まれる。父と兄は学者

・藩からの命を受け、長崎に2回遊学。

・幕末(江戸時代末期の、江戸幕府が滅びつつある時代)の攘夷思想(外国人を追い返せ!という考え)から起きたいくつかの事件が元で、英国の捕虜となり、潜伏生活を送る

・薩摩藩への帰藩を許され、英国へ派遣される(この時、ヨーロッパの先端技術や文化に触れて、富国への思いを強くする)

・長崎で船を使い多彩な商業活動を展開(藩の役職)

以下に、これまでに書いたこのシリーズの関連noteへのリンクを貼ります。




明治政府における五代友厚

・大阪開港に尽力

実業界における五代友厚

・金銀分析所設立

・薩摩辞書(英和辞典)編纂

・鉱山業に着手

・大阪商法会議所(今の商工会議所)設立

・後の大阪市立大学設立

・北海道開拓使官有物払い下げ事件

関連リンクは以下です。


まとめ

実業家として幅広く活躍した五代友厚の功績は、鉱山業だけではなく教育などにも及んでいます。現在の大阪のみならず、日本の経済の基礎を築いたと言ってもいいぐらいの貢献度だと思います。だからこそ、間違った情報が正とされてしまっている、開拓使官有物払い下げ事件については、正確かつ正しい情報を教科書に載せてほしいです。


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