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東京、積雪8cmがくれた夫婦時間

雪国出身の私、現在東京在住。東京の天気予報や冬のニュースを見るたびに、今でも心のどこかで思ってしまいます。

寒い言うけど気温プラスなだけあったかいじゃん!
雪2cmで何でこんなにニュースに、、

雪が降るのが当たり前。
雪掻きが当たり前。
転ばずに歩くのも慣れたもの。

口には出さないけれど、口の悪い私が心の中で言っています。
「騒ぎすぎやん、、!」って。絶対表では言わないけど。


そんな東京の2月5日(月)
降るかもってニュースでは言っていたけれど、
「本当に降ってきた!!」って感じで雪がどしどし降ってきました。

東京での暮らしはトータル5年ほどだけど、こんなに降ってるのは見たことない。水の多い雪で、べちゃべちゃしてる。

「雪掻きが重い雪をだなぁ。気温が下がったら凍って怖いけど、東京ならそこまで気温下がらないから溶けるかな」

そんなことを思って外を眺めていて、
翌朝起きたら積雪8cm。


ちょっと感動(笑)
雪、積もってる~~☃️!!!



いつもより子どもたちと夫を早く起こして、
「今日は歩いていくから早く出るよ~」って急かしだす私。

いつもなら保育園まで自転車で3分の距離も、息子をだっこして娘と歩いたら15分ほどかかる。しかも雪道、いつもより時間がかかるだろうと計算済み。(母になってこういう予測をたてるの大得意になった!)

今日は朝からちょっと忙しいぞ~!!!!
なんて思って気合いを入れていた。


そしたら、
「パパも(保育園に)一緒に行くよ!」
夫が娘に言っている。


お、、、?


いくら雪が降ったとはいえ、送りを私一人でできることには変わりない。だけど、夫は雪道だから"今日は代わってくれる"でもなく"一緒にいく"と考えているようで。私の中では意外な出来事だったんだけど、うれしくてみんなで歩いた。




小さめだけどもうすぐ9キロの息子。
抱っこひもで雪道を歩くのはなかなかハード。
雪を見てニコニコしてて、かわいい、、けど重い。


娘は「つめたーーい!」「雪のところアルキターい」
なかなか進まぬ。。
あまり出番のない長靴も履いて楽しそうなのは嬉しいけれど、進まぬ。
夫が「ほら、いくよー」って見守っててくれる。

娘との距離が近くなったり遠くなったり。

もう心底思った。

1人で子ども2人を連れていくなんて、
しなくてよかったーー!!


一人だったらもう息子をだっこしているだけでいっぱいいっぱいで、娘に「早く歩いて!」って急かしちゃったと思うもん。夫がいてくれて本当によかった。




保育園のお迎え後は最寄り駅まで2人で歩いた。考えてみたら2人きりの時間ってあんまりなくて、すごく久しぶり。


まだ雪掻きされてないべちゃべちゃの道を夫と歩く。
夫が前で、私が後ろ。
夫のがに股が気になってしまった、まぁ昔からだけど(笑)


「俺、きのうの雪道で30人くらい抜かしたわ、みんな歩くの遅いっていうか慎重すぎっていうか」

夫も雪国出身、雪道は慣れっこだよね。なんでか夫が自慢げに言うのが面白かったから「30人!?そうだったんだ~笑笑」って返す私。夫が数を盛るのは知ってるぞ、、、


「あのね、歯の神経抜かなくてすんだ!!!」

夫と私、数週間前にふたりで歯が欠けてしまって同じ歯医者に通い中で。思った以上に悪かったから神経抜くのを覚悟してたんだけど、それは回避したのを伝えた。返ってきたのは「そっか~よかったね~」って、まぁそうだよね。

夫「昨日の夜タクシーで帰ってこようと
 思ったのにつかまらなくてさ」
私「タクシーで帰ってくるといくらかかるもの?」
夫「5,000円くらいかな」
私「5,000円、高いー」
(内心、歩いてくれと思った🤣)
夫「外食1回我慢したと思えば安くない?その瞬間が快適になるんだよ?俺は必要な物事にお金を使いたい。俺はスマホが100万円だとしても買う、だって必要だから」

途中ぶっとんだけど、夫の価値観だよなぁ~って聞いていた。
夫は、時間をかけるくらいならコンビニで箱ティッシュをう人。薬局にいけば安いのは知ってるけれど、すぐに必要ならコンビニで買う。必要だし、時間は買えないし。みたいな人。



雪道でバシャバシャ音を出しながら歩いたから、全部の会話が聞こえたわけでもないけれど、どーでもいいようなことをバシャバシャさせながら話した。どーでもいいことが、うれしかった。

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