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初任給の使い道

2022.4.27 Wed

うちの会社は10日締めだから、初任給も10日分(もっといえば、平日の6日分)しか初任給は入らない。

そもそもの給料も高いわけではないから、学生のアルバイトの給料みたいなレベルだ。

先月まで行っていたサッカースクールのアルバイト代も振り込まれていたから、少しは足しになったものの、やっぱり大した額ではない。

これからゴールデンウィークなどで出費がある中で考えると、正直なところ厳しい。

早く仕事で結果を出して、昇給していかないと、心の余裕も生まれないだろう。

とにかく結果を出して、半年後には今より+5万は昇給したい。いや、しないといけない。

そのために出来ること、やらないといけないことを逆算し、書き出して整理していこう。


とはいえ、社会人になって初めてのお給料だ。

金額的にも今までの学生のアルバイト時代の総収入と変わらないし、下手したら学生時代の方が多かった気もする。

でも、今回のお給料はきっと意味や重みが異なるんだと思う。

自分的にはそんなこと思わないし、初任給でわざわざプレゼントを買う義務はないと思っている。

でも、自分がもしもらう側だったどう思うだろうか。

今までお小遣いやプレゼントをたくさんあげてきた子供が社会人になり、自分の力で稼いだお金でなにかをプレゼントされる。

初任給という大した額ではないお金の中で、そのお金を自分のために使ってくれた。

何をあげるかもそうだけど、それ以上にその気持ちや実際の行動が嬉しいんだと思う。

本当はもう少しお金が溜まってからプレゼントでも買おうと思っていたけど、きっとそういうことではないんだと思える。

今まで色んなものを与えてもらい、育ててもらった両親や祖父母、家族たちにありがとうという表現をする時に、初任給で買ったということこそ大きな意味を持つのだろう。

何度もいうが、大した額のものは買えないし、プレゼントを買う個数も多いので、高いものを買うことはできない。

それでも、お世話になった一人ひとりの顔を思い浮かべながら、その人に何を買うのか。そう考えてプレゼントを選ぶことがきっと大切なことで、その気持ちを大事にしたい。

そして、このプレゼントを境に、これから自分も与えられる側ではなく、与える側になるんだと思うことの決意表明であり、入り口であるようにも感じている。

これから半世紀以上、与える側になるその入口であり、エントランス。

自分は今、これから長く続いてくであろう入り口の前に立ったのである。

さあ、お世話になった人たちに何をプレゼントしようか。


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