芝生で寝転びながら、日本の性犯罪について思ったことを書き留める。
こんにちは。
ロンドンは、7月は涼しい…というか寧ろ寒い気温が続いていましたが、8月に入ってからようやく25℃超えの日があり、やっとこさ夏を感じております。
本日も、近所の公園でピクニックブランケットを広げ、日光浴をしておりました。
今日は晴天で、気温も25℃近く。
この私の行きつけの公園は本当に治安が良く、赤ちゃんや子ども連れをはじめ、女性が一人で寝転んで日光浴している様子も多く見られます。
このぐらいの気温になると、女性はビキニ、男性は上裸で日光浴している人が本当に多いです。笑
皆喜んで脱げるだけ脱いで、太陽の恩恵を受けています。笑
この堂々と肌を出して、一人で芝生に寝転んでゴロゴロする感じ…
日本ではやはりできないだろうなぁと、最近話題となった音楽イベントでの性被害のニュースを聞いて、改めてつくづく思ってしまったのでした。
まぁ、欧米・特にイギリスでは、夏限定のこの長い日照時間がとっても貴重なため、太陽の光を充分に楽しむぞ!!ということで、皆水着になって全身で日光浴をして、肌をあえて焼いたりしてるんですよね。イギリスなんて基本天気悪いし。
なので、日本ではそもそも「太陽キター!太陽浴びよう☆」というアイディアにはならないのですが…
ロンドンも決してすべてが安全というわけではないのです。
それでも、ロンドンの公園では、他人の目を気にする事なく(というか、水着になろうが上裸になろうが、誰もジーッと見る人なんていない…)肌を出して日光浴をすることができるのに対し、
東京の代々木公園などで、肌を出して日光浴しようとは決して思えないんですよね…。その違いは何だろう、とここ数日モヤモヤしています。
日本では「肌を出す=性的」と短絡的に思われがちすぎる気がします。
そもそも日本では、着物の文化から分かるように、「肌を見せないこと」が美徳とされているので、肌を出すファッションに馴染みが無い…ということは理解できます。
ですが、「肌を出す」ファッション、例えば胸を強調するファッション、お腹を出すファッション、脚を出すファッション…こんな格好をすると、
「男を誘っている」
「色気づいている」
とおかしい解釈をされがちで…。
いや、「自分が好きだから着てるだけですけど。以上。」なんですよ…
誰も誘ってねーよ。そっちが「肌を出す=性的」と勝手に解釈してるんだよバーカ。…と、どっかのオッサンに言いたい。←
でもこの「肌を出す=性的」の短絡的思考は、日本の社会にたくさん要因が散りばめられていますよね。
週刊誌のグラビアアイドルの写真が電車の広告に載っていたり、コンビニの雑誌コーナーに置いてあったり。
"肌を出すことが性的に扱われているコンテンツ”が、電車やコンビニなど、こちらから探さなくても、自然と目についてしまう場所に日常的に潜んでいるわけです。ましてや、小さい子どもにも目がつく場所です。
思えば、ロンドンの電車の広告は、グラビアアイドルの写真だったり、下品な週刊誌の見出し等は一切ないですね。小さい子どもたちも乗る電車の広告に、そのようなコンテンツが晒されるのは有り得ない…という感じで、徹底している気がします。
因みに、決して、「日本人も水着になって、肌を出して日光浴すべきだ!」と言いたいわけではないです。笑
勿論、TPOだって大事。結婚式の参列者で水着を着るのはおかしいですよね。
ただ、私が思うことは、
1.例えば、肌を出しているファッションをしている女友達に、
「何〜?男を引っ掛けたいの〜?」
など言うことは、もうその時点「は??????」と思われ、アウトだということ。
2.その人の身体はその人だけのもので、芸能人であろうがアイドルであろうが、その人は"モノ"ではないこと。男性も女性も関係なく。
音楽イベントの性被害について、イベント主催者側が刑事告発をしたとのことですが、これを受けて、
「そこまでしなくても良くない?」
「大事にしすぎでは?」
と感じた人は、「性犯罪に対して甘すぎる認識を持っている可能性がある」と思った方がいいのかもしれません。
知らない間に、誰かを傷つけないように。
もしかしたら、無意識に放った言葉が、実は被害を受けたことがある、あなたの近しい人間を傷つけているかもしれません。
繰り返しますが、決して「海外が最高」「日本が最低」とは思っていません。ただ、日本社会の性犯罪に対する認識があまりにも甘いなと思い、
丁度芝生でゴロゴロしていたときに、自分の今の考えを書き留めておきました。
偉そうにズラズラ述べてきましたが、あくまで一個人の考えですので悪しからず。
次はもっとハッピーで楽しいテーマを書こう。笑
では。
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