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ミュージカル"Crazy For You"観賞

こんにちは!

ロンドンにてミュージカル「Crazy For You」を観賞しましたので、今回はその感想を…。
今年の6月にオープンしたばかりで、ずっと気になっていたのですが、やっと見に行けました。結果、とっても良かったです!!

☆劇場
劇場はGillian Lynne Theatre。Covent GardenとHolbornの丁度真ん中…というローケーションでしょうか。

Gillian Lynne Theatre

StallとDress Circleの2階分(?)だけなので、そんなに大きくない会場でした。舞台も楕円形が前に突き出ている形で、それを客席が楕円に沿って囲んでいるようなイメージです。

Gillian Lynne Theatreの客席より

今回、私たちは£18の一番低価格のチケットで購入したため、Dress Circle(2階)の一番端の一番後ろ席でした。笑 なので、突き出ている楕円形の舞台を真横から見るイメージ。…が、これはこれで全然いい!ダンスがメインのミュージカルなので、フォーメーションの変化だったり、小道具を上手く移動させる為に役者さんたちが踊りながら上手く連携パスをしている様子だったり…色々発見ができて楽しい席でした。でも、小さめの劇場なので、Stall(1階)席だったら舞台との距離が本当に近くて臨場感すごかったんだろうなと思います。

Dress Circle下手側の端っこの席だったのですが、なんとすぐ側にオーケストラに通じる扉がありました!オーケストラが2階にあるとは!(大きな劇場は、大抵舞台の真下にオーケストラがある。)で、オーケストラの人たち側にトイレが無いのか?、観客と同じトイレをオーケストラの方たちも使わないといけないらしく、1部が終わった瞬間に扉がバン!と開いてオーケストラの女性の方たちがトイレに走っていったのが印象的でした…。(休憩中のトイレ混みますからね…。)

☆ダンス
とにかくダンス、ダンス、ダンス!
歌とダンスの比率でいえば、圧倒的にダンス重視となっているので、ダンスが好きな方には是非見て頂きたいミュージカルです。歌だけをしっかり聴かせるナンバーは、ポリー(ヒロイン)のソロぐらいだった気がします。
タップダンスや、ロマンチックだけどダイナミックなデュエットダンス、小道具をふんだんに使った大勢でのナンバー(目がいくつあっても足りない)など…本当にザ・エンターテイメントでした。ロープや鍬(?)など小道具を使った振り付けも多かったのですが、女性陣の体幹がすごい。体幹が強くないと大惨事になりそうな振り付けをさらっとやっているので、すごい!


☆Charlie Stemp
主人公ボビーを演じるCharlie Stempが輝いてましたね〜。
完全に彼の為のミュージカルという感じで、観客も彼目当てで来ている人が多かったのではないでしょうか。私は、Mary Poppins(残念ながら今年1月でクローズ。涙)でバートを演じていた彼を見ていたので、そのときから彼の運動量には感心していましたが、今回も圧巻でした…!彼のソロダンスパートが随所あるのですが、とにかく回る回る!笑 グルグルターンして歌って飛んで舞って歌って…。あの運動量はすごい…全く息あがっていないし。

☆ストーリー
ストーリーは、正直、あんまり中身ないです!←酷い
ドタバタ・ロマンス・コメディという感じで、本当に気軽に見られるので、英語力に自信がなくてもリラックスして見られるかと思います。(ちょいちょい台詞で笑かしてくるので、勿論それが理解できると更に楽しいかと!)
楽しくハッピーエンドで、皆全員ハッピーという、誰も傷つかない内容になっているので、とにかく元気を貰いたい人にはぴったりなのではないかと…。

☆グッズ
私は今回トートバッグが可愛かったので購入しちゃいました。

グッズのトートバッグ

なんかパープル×月がセーラームーンみたいですよね。笑
可愛い!


☆客層と音楽
20代くらいの若者から、シニアまで、幅広い年齢層がいましたが、若干シニア層が多いのかな〜という印象です。そういえば、私が行ったときは小さい子ども連れはほぼいなかったですね。Crazy For Youは、1992年のブロードウェイが初演で、West Endでの上演は10年ぶりとのこと。アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュインの音楽は本当に心が踊りますね。シニア層が多かったけど、ガーシュインの音楽が好きな人多そうだなと。


…以上、長々と述べて参りましたが、とにかく見終わったら全員ハッピーな気分になること間違いなしのミュージカルでした。

今のところ、2024年1月までの公演予定だそうです。機会があれば、是非見に行って下さいね!

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