SPI(非言語)一夜漬けの素 ⑦n進法

例題1
(1)10進法で表された14を2進法で表せ。
(2)2進法で表された1011を10進法で表せ。

「進法」とはケタの繰り上がりルールを示したものです。(このとき、ケタの繰り上がりの基本となる数のことを基数と言います。10進法であれば、基数は”10” 2進法であれば基数は”2”です。)
私たちが日頃使っているのは、10進法です。10進法では、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の十個の数字を使って数を表わします。0から順に数を数えていき、9の次で"10"となり、ここで初めて2ケタに繰り上がります。さらに11、12、13・・・と数を数えて、1ケタ目が再び0になると、今度は2ケタ目の数が2に増えます。同様に数を増やしていき、2ケタ目の数が0になったら、今度は3ケタ目に1が現れます。このように、われわれは10種類の数字を使って無限の数を表現できます。 例題にある2進法は、0、1の二個の数字を使って数を表わす方法です。2進法では、0から順に数えて0、1、の次で"10"となり、2ケタに繰り上がります。つまり、10進法でいうところの"2"で2ケタに繰り上がってしまうのです。さらに10、11、の次で100と3ケタ表記になります。
10進法で表わした「10進数」と2進法で表わした「2進数」の対応は下表の通りです。

n進法

SPI試験においては、主に(1)のような10進法→n進法 (nはさまざまな基数) の計算と、(2)のようなn進法→10進法さえできれば問題ありません。

(1)解法  
10進法から2進法に変換するには、その数字を2で割れるところまで割り続けます。割った時の商(割ったあとの答え)はもとより、余りの数字も重要です。

2)14  余り
2) 7……  ←14÷2=7…0
2) 3……  ← 7÷2=3…1
2) ……  ← 3÷2=1…1

最後の商である1と余りの数字を下から読み上げます。 1→1→1→0
これこそが14を2進数で表わした数です。

答え:1110

(2)解法
2進法から10進法に直す場合は、各ケタの表わす数を考える必要があります。
1ケタ目はそのまま、2ケタ目は2^1 、3ケタ目は2^2 4ケタ目は2^3 を表わしています。(2^1は2の1乗、2^2は2の2乗を表します。以下同様です。)
それぞれのケタに対応する数は以下の通りです。

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