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SPI(非言語)一夜漬けの素 ⑩順列・組み合わせ・確率

例題1

1、2、3、4の数字が書かれたカードが1枚ずつある。これらのカードに関する次の問いに答えよ。
(1)これらのカードを使って、3ケタの数字を作ると何種類できるか?
(2)これらのカードからの3枚のカードの選び方は何通りあるか?

順列・組み合わせの問題です。小学校で既に登場しますので、馴染みがあって手を出しやすい問題の1つです。ただ、なんとなく済ませてしまっている人も多い問題です。
上の2問の違いをきちんと説明できるでしょうか?

(1)

百の位、十の位、一の位を順に考えます。それぞれの位のカードホルダーが並んでいて、そこにカードをセットするイメージを持ってください。
百の位のホルダーにセットできるのは1~4のカードの4種類なので、4通りあります。
続いて、十の位にセットできるのは、さっきセットした1枚を除く3種類なので、3通りです。
そして一の位には、既にセットした2枚を除く2種類なので2通りです。
百の位のホルダーにセットした4通りのそれぞれに対して、3通りが考えられますので、
百・十の位の選び方は4×3通りです。さらに、それぞれに対して2通りの一の位が考えられますので、百~一の位の選び方は

A:24通り

このように、選んでセットする問題が、『順列』です。
順列では、P(permutation)を使って、n個からr個選んでセットする事を以下のように表わします。

(nから始めて、r個書く)

本問では、

となります。

(2)
3枚を選ぶだけでセットしません。(1)の24通りの中で、同じカードを使ったセットは全て同じと見なされます。たとえば、1、2、3のカードを使ってできる「123」、「213」、「312」…などは区別がなくなります。

つまり、3枚のカードを並べてできる

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